月まとめ

2019年6月30日 (日)

今月のまとめ(R1/6)

最近、読み止まっていたけど完結してる系の、たとえばビブリアとか読み加えたく思ってるけど、やっぱり積みが多いのでここにそれを記しておいて自分を追い込んでみようとか何とか。

大きな森の小さな密室
創元推理文庫 小林泰三著
やすみんミステリ詰め合わせ。新作ではないけど新帯に釣られて買ってしまった。少なくともクララアリスドロシーよりこっちのが惹かれます。登場人物が少しずつ重なってるので、共通世界なのだろうか。他にも出演作あるらしいので、つまみ食いしてけば、また出会えるかな。
文章で方程式を説明する面倒臭さ。その穴を探すみたいな楽しみ方をしてる層がでかい顔してるのがミステリ界隈を好きじゃない、とは常々言っていること。作家も作家でそれに対抗してパズルの問題作成に走っちゃってるとか。でもこれはそういう方向性じゃなく、それもネタにまあ楽しめよみたいな気楽さがあって、読みやすかったです。バカミス。そういやそんな言葉もあったね。この強引な手法はミステリよりSFの領域なんだけど、やっぱりこの突き抜け感を好きなんだな、自分は。どの話もバカっぽくていいですね。
それから、「!?」誤用が圧倒的市民権を得てしまって正順表記なのに、絶滅の危機に瀕している「?!」を使用されてることに感動してる。創元社いい仕事してる。疑問を強調するからこそのクエスチョンエクスクラメーションなのであって、エクスクラメーションクエスチョンの並びはそもそも意味が通じないわけで。これについてはほぼ講談社による30年に亘る刷り込みの影響だと思ってるけど、言ったところでどうなるわけでもないので、もういいです。でも自分はそれを指摘し続けよう。『○○という単語』といって熟語を指してるそれよりは、まだマシなのだから。※後述

農ガール、農ライフ
祥伝社文庫 垣谷美雨著
落ちぶれた意識高い系主人公が生き残りをかけて農家を興す話。農家の闇の描かれ方がわりと軽いな。ムラ社会、こんなもんじゃないぞ。貸した土地も耕したあとで出てけっていわれるし、後日談あればきっとまた一悶着ある。まあそれを乗り越える主人公ということで。
憩子先輩とそのお母様アヤノを踏み台にして、その先にほぼマジカルニグロ的な富士江に出会うまでがドラマ。そこからはヒロミや静子は対比として鉄板の仕事するけど、そこまでいくともうエピローグなので、富士江との出会いがまあピークかな。魅力あるキャラがばあさん2人というのが微妙だけど、主人公以外のクズがクズらしい生活してる様を見るのはそれなりにモンパニ視点で見てればスカッとしなくもないのかも。いえ言い過ぎましたごめんなさい。
話が面白いわけではないけど、現実見ろよ的教訓譚として一定の価値はあるかなと思ってます。農業モノとか好きなので多少甘く見てるかも。

四つ子ぐらし 1 ひみつの姉妹生活、スタート! / 2 三つ子探偵、一花ちゃんを追う!
角川つばさ文庫 ひのひまり著
施設から連れ出されて見ず知らずの姉妹と共同生活、みたいな。小学校中学年向けに合わせたガバガバな設定も、金と時間を浪費して壮大な道楽でもしてるかのようなSF的な設定として見てみれば、それはそれで楽しめなくもないし。
主役は三風だけど、自分的にはしづちゃん派。小4で不良とか関西お嬢様とかもいいんだけど。ていうかこいつらクローンなんじゃねみたいな勝手な想像でSF脳になって楽しんでたりします。ありえないけど。
しかし三風はあとがきでドジ扱いされてて可哀想です。今のところは別にそんなエピソードないでしょ。作者の頭の中では将来そういう話を書くつもりなのかな。

昭和少女探偵團
新潮文庫nex 彩藤アザミ著
いい世界観作ってます。それ故、いつも言ってるというか上で釘刺したけど単語の誤用が目に付いてしまうという。P189、帯革も格子も単語じゃねえ、熟語だ。せっかくいい設定で世界が作られてるのに、現代の言葉の乱れを、この時代に、しかも茜でなく潮が、それを言うな。新潮にはそこらのラノベ編集部よりもっとマシな校閲校正要員いるだろ。
という文句もあるけど、やっぱりこういう世界好きです。レトロな雰囲気の中でJCたちが手に余りそうな問題に挑んでいくの。そんなの好きになるに決まってるじゃない。文学両親に手を焼きつつも天真爛漫でスールに憧れてる茜と、川島芳子の異母妹ボクっ娘の潮と、電気ガール才媛環と、落ちぶれた華族のお嬢様紫と。なおミステリーとしては特に感心させられることもなし。トリックがというより落差が、なんだろうな。あくまでもキャラありき。だからこそ好きといえるのだけど。
紫が参入したところで終わってるので2巻あると思うけど、半年積んでてまだ出てないので、あんまり筆が早くないのか、あるいは1巻打ち止めか。できれば3冊くらい出てほしいかな。作中1年で1冊、紫が期限切れで嫁にいって脱退、はい終了、ってのがきれいだと思う。さらに続編やりたいなら戦後に移って娘たちの話でスピンオフとか広げてもいいし。

――ねぇ、柴田
スカイハイ文庫 川瀬千紗著
楓のとこはいらんかなあ。文学的には。いくら線をつなげるためとはいえ、中2の遺書としてはやりすぎ。匂わすくらいでも充分だと思うよ。施設つながりとか個展つながりとかそれで充分じゃない。何より楓が可哀想だし。

満月の夜、君と――
スカイハイ文庫 川瀬千紗著
柴田よりはこっちのが好き。オカルトだけど。マグパイ。人物紹介でマスターがいるのが意外というかネタバレ的にも思える。オカルトラブストーリーはいつの世も定番なのでしょう。深森もいいけど、マスターの息子だな。結局父親とマスターか。

ストライク・ザ・ブラッド 19 終わらない夜の宴 / 20 再会の吸血姫
電撃文庫 三雲岳人著
先の読書に続いてまた深森が出てきたのでした。仕組まれた読書順だな。前巻
最後におまつりやって終わらせますよー、な流れなので、心安らかに読めます。20巻はやっぱり無駄に長い。これで終わらなかったら二度と三雲作品読まないね。早く終わってハーレムエンドでいいですよ。

魔法少女育成計画 episodeΔ
このラノ文庫 遠藤浅蜊著
前巻
本編以外あんまり興味ないので。最後の描き下ろし2編はまあ新鮮なんじゃ。フレデリカあたりの弟とかですかね。そんな期待で。

6月は10冊。昭和少女探偵團推しで。後半はWhite Vowsに福岡公演とミリづいてたので、読書熱下がり気味。

2019年5月31日 (金)

今月のまとめ(R1/5)

令和になりましたね。R1。
なぞとき遺跡発掘部 弥生人はどう眠りますか? / 甕棺には誰がいますか? / 卑弥呼様はどちらにいますか?
小学館文庫キャラブン 日向夏著
ぞっこんというほどでもないけど、今追いかけてる中では一番お気に入りの作家さん。とてもバランスのよい作風だと思います。
灯里は猫猫に被るなあ。灯里のがあからさまな側面は強いけど、基本的に似てる。父親がどうしようもないみたいなところとか設定的にも似てる。壬氏を先輩、やぶ医者+羅門を教授、いくらかの違いはあれど、日向夏作品はこういう構成がちょうどいいのでしょう。安心して読めます。考古学的な謎を期待してると肩透かしくいますけど。
キミの忘れかたを教えて / 2
角川スニーカー文庫 あまさきみりと著
青春を取り戻そう。余命半年のまま終わってた方がきれいに話まとまると思うけど、多分そういうのを書きたい感じじゃなさそうなので、ご都合的でもハッピーエンドに。そもそも鞘音が最初から転んでるし。
方言が北関東方面かと思いきや、旅館で金目鯛の煮付けとか出て伊豆周辺かと思わせて、実は腰まで埋まる豪雪地方とか、設定が読みづらい。地方色出してくれるのは好きなんだけど、もう少し骨太であってほしい。
読みやすいけど面白いかといわれたら否だなあ。表紙買いはされる絵です。
大進化どうぶつデスゲーム
ハヤカワ文庫JA 草野原々著
バトロワ始まったかと思ったらガルパンに。裏ピクとかその他いろんな要素入って、そこら中オマージュだらけ。そうすることで間口を広くとる手法なのは、今どきの売り方で。あと最近のハヤカワは百合推しのようで、それも重要なファクターなんでしょう。それはそれとして、登場人物が顔付きで一覧になってるのは助かるけど、その他はあらゆる面で前作を下回るというか。この作家さんは、現代はこういうのが売れるんだよだからこんな要素入れた作品書いてよみたいな方向性じゃなく、もっと尖らせていかないとダメじゃないですかね。ラブコメもこれもちょっとひどい。最後にして最初くらいとち狂え。
ゲームでNPCの中の人やってます
ハヤカワ文庫JA もちだもちこ著
どこまでも偏ったオタ妄想を膨らませつつ突き進んでいく展開。腐女子が妄想してSS広げてったんですねという、設定も何もあったものじゃない雑な世界で妄想繰り広げてる内容に白けます。その妄想がいいんだこまけえことはいいんだよみたいな人には、入り込みやすくていいのかも。そういうのがお好きな人はどうぞ。自分がターゲットじゃなかっただけ。という感じで、こんなのを売り物にしようというその根性に辟易してます。だからネット小説で勝手に発表してる分には文句などあるわけもなし。文句を言いたいのは作者ではなくそれを売り物にしようと考える編集に対して。せっかく高い金払うつもりで高級レストラン行ったのにいつものように食べ慣れてるスーパーのお惣菜が出てきました的がっかり感とでもいおうか。ラノベみたいに売れる作品を、って、そういう手法じゃないでしょ。こうしてガラパゴスは進んでいくんだな。
ピクニック・アット・ハンギングロック
創元推理文庫 ジョーン・リンジー著 井上里訳
40年前に話題になってた映画らしい。勉強不足ゆえ、聞いたこともなかった作品。
かいつまんでいえば、アップルヤード学院でおきた一連の事件、みたいな。わりと投げっぱなしというか、怪談系。最後まで謎のまま。解説によれば最終章あったらしいけど、その内容があまりにオカルトでそんなラノベ展開いらんわみたいなつまらないお話がくっついてたので、出版時に削除したらしい。正解。
ゆえに、多数死んでったりするけどそういう部分ではなく、いけすかないヒステリー校長が歯痒い思いをさせられて追い詰められていく様子を見るような、パニック系でいえばさっさと食われろみたいな展開を楽しむ作品とでもいうか。でもその視点は現代だから言えるのでって、当時そんな視点で読む風習は多分なかったんじゃないかなあ。
アーマ、ミランダ、マリオン、マクロン先生の4人がピクニック中に行方不明になるのが起。それが気になってたマイケルとアルバートがアーマを見つけるところまでが承、校長の転落人生から後日談までが転と結。
物語としてはどうかと思うけど、描写的な面では結構いい感じ。心理描写も情景描写も。ただ、文章はもうちょっと区切れ。というわけで、モスリンのサマードレス姿とか自然の奥深さとか当時のお貴族様と使用人の機微とか、校長の傲慢さとか、セアラとミランダ、マイケルとアルバートの友情とか、ポワティエ先生やトム、ホワイトヘッドらの善良な市民ぷりに癒されたり、善かろうが悪かろうが淡々と死んでくどうにもならなさ、みたいなところを味わえばよいのではないかな。とはいえ、やっぱり話はつまらないというか、お話になってないのだけど。
読み終えたところで件の映画をTSUTAYAで借りようと思ったけど、行動範囲のTSUTAYAにはそんなのありませんでした。Amazonプライムにもないし。いつか機会があれば。
俺、猫だけど夏目さんを探しています。
宝島社文庫 白野こねこ著
普通に漱石オマージュだけど、本家同様に設定ガバガバ。そんな感じで、読み始めたときの印象はあまりよくなく。でも読み進んでいくと好き勝手な猫らしさとか新旧飼い主ととその周辺のハートフルさとか挙句生き別れの家族まで、何このヒューマンドラマならぬキャットドラマはみたいな感じで楽しめたという。
9冊。今月の1冊は猫かな。漱石好きならきっといける。

2019年4月29日 (月)

今月のまとめ(H31/4)

平成最後の読書は鴨志田一でした。令和最初は日向夏になる予定。というか跨いでる。実質日向夏。

賢者の怖れ 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7
パトリック・ロスファス著 山形浩生、渡辺佐智江、守岡桜訳
前巻
本原て、なかなか日常で使わない言葉なのだけど、どうしてこういう言葉をチョイスしてくるかなあ。さらに無縛本原とか熟語派生までするし。阿諛追従とか欣喜雀躍とかまあ使わないよね。沖仲仕とか古い人は使っていた言葉なのだろう。
そんな、もうちょっと現代日本語訳がんばってくれという気持ちと、知らない言葉に出会う楽しさとが、入り混じります。山形浩生の訳で色眼鏡入ってしまうのだけど、こういう気障ったらしさは嫌いじゃなく。でもふぇるりあんのひらがなことばは、これはくんよみでまとめてくれませんかね。おんよみまじるとあるべきおごそかさがうしなわれるとおもうのです。
本編的には、クォートが色々たくらんでやらかす秘術校内外や公爵様周辺のやりとりとかやっぱり面白くはあり。問題解決に向けてのクォートの力強い意志と、ウィルもシムもフェラもよくフォローしてるし、もちろんアンブローズも立ち位置に合ったいい仕事してる。デナは設定が勝ってる感じだけど、後々に大事な場面があるのだろうし、アウリやデヴィもいいアクセント、デダンやマーテン、テンピまで途切れることなくいい脇役が揃ってます。一読者として登場人物に共感術効いてるよね。いっそレサニまで身に付くかもしれない。
海外作品読むたびに思うけど、やっぱり原文読めると違うんだろうな、と。4巻以降ホントに面白いです。
そして山形浩生よ、あとがきがとても赤裸々すぎる。読んでれば分かる。そこまで言うな。本編のネタバレまではいい。でも先の展開まで勝手に妄想押し付けるな。こういうところが好きじゃないんだよなあ。

これは学園ラブコメです。
ガガガ文庫 草野原々著
学園ラブコメでした。でも草野原々作品でこれを最初に読むのは毒だと思う。そしてこの作品を面白いとは言いたくない。これを面白いと言ったら『サブカル糞野郎』と同じ土俵に上がることになるから。作者は楽しんで書いてると思うし、それは結構なことだと思うけど。結局のところ、この作者に期待しているものはこのジャンルではないんだよな。商業的に阿ってる感が出るとつまらなく感じてしまう性というか。要するにラノベ界に縛られた制約の上で書いても面白くなるわけない、と。編集のせいともいえるし、業界自体もう手遅れだから仕方ないともいえる。
同時発売のハヤカワの大進化どうぶつデスゲームの方に期待します。来月優先して読む予定。

青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない
電撃文庫 鴨志田一著
これは7巻。前巻は6巻。直前に読んだのは9巻
職場の引き出しの奥で眠ってたのを発見した。やっぱり買ってなかったわけではなかったらしい。自宅だけでなく積読はどこにでも増殖するもの。
麻衣も翔子も救われてよかったね、だけど、ご都合的な感は否めず。その面白さも白けてしまう側面がどうしてもぬぐえないじゃないですか。それでもハッピーエンドたれって人は多いと思うし、今のラノベ界はそうでなきゃいけないんだろうけど。
6巻で終わっていいという自分の心は変わってません。アニメも当面見る予定なしということで。続刊読まないとはいわないけど。

8冊。今月の1冊を選ぶなら、まあ賢者の怖れ4巻か。4巻だけ選んでもしょうがないのでシリーズを。話が動き始めるのが遅いんだよなあ。世界の厚みのためにそれだけかかったという言い訳が珍しく通用する内容だけど。


2019年3月28日 (木)

今月のまとめ(H31/3)

平成の最後にいい本に出会えるのかはみんな気になっているのではないかと。
ところで、ココログのインタフェースに変更が入って、ログイン時にエラー画面飛ぶようになったのどうにかしてくれ。

薬屋のひとりごと 8
ヒーロー文庫 日向夏著
前巻
日常は続く。さつまいもとイナゴの話を引っ張りつつ、囲碁大会とかレイプ事件を交えて、壬氏の野望へと集約されていく流れ。レイプ事件だけ無理やりミステリつっこみました的にすごく不自然だけど、それを含めて考えても秀逸。
そろそろ猫猫のそばかす消した化粧とか出てきそう。母ちゃんも最高級娼姫なわけで実は美人設定とか今さらもったいぶらずともよかろうし。ていうか早くしてくれないと壬氏がどんどん傷物になっちゃう。それは悲しい。早く壬氏が報われますように。読者のために。

空手バカ異世界
富士見文庫 輝井永澄著
カレーも食べなかったしエルフも剥かなかった。どこにでもある異世界転生。テレビで朝から晩までピエール瀧のコカインやってるのと一緒だよね、異世界転生ばかり出版される構図って。

りゅうおうのおしごと 10
GA文庫 白鳥士郎著
前巻
今回、珍しくおしごとしてた。あいを竜王の視点で育てるならこう、と、見えたのがよい。でも本業的にまずお前が打て。歩夢との局とかさらりと流さないで欲しいです。妹はまあいいんじゃね。

ひゃっか! 全国高校生花いけバトル
文響社 今村翔吾著
生け花を題材に青春物。全国高校生花いけバトルという競技があるらしい。実在するんだ、ほー。
生け花と、興行一座と。とてもまっすぐなお話。まっすぐ過ぎて想定内で話が進むけど、青春物だしそれでいいかと。ちゃんと魅力あるキャラたちが動いてるし。題材のチョイスの勝利だな。誰よりも早くこの題材で作品を作った作者の。だってそんなの本屋で見かけたら買いたくなるじゃない。そしてちゃんと楽しめたのでよかったです。普通におすすめ。

ちょーコワ!最凶怪談
集英社みらい文庫 新井リュウジ・藤咲あゆな編
戦国姫からの流れ。あくまでもマルイノグッズとして。
9人の作家でアンソロジー。まあ枯れ尾花。ラストのキョウちゃんもススキなシーンだったし。フィクションではいくらでもアリだけど、実際にオカルト信じてる人はちょっとくらい脳科学にも興味持ってみたら、とは思います。

賢者の怖れ 1
ハヤカワ文庫FT パトリック・ロスファス著 山形浩生、渡辺佐智江、守岡桜訳
前巻。キングキラークロニクル第2章。
重厚な世界に、たまには入りたくもなります。大事なのはその世界に入り込めるかどうかで、ドラマは後回し。
とりあえず4月はこっち読み進めるか。ずいぶん積んじゃってたし。

先月のアムリタからの流れで、2まで読了。2は4周目かな。いうほど読んでないです。2はラス前までたしかに面白いのだけど、ラストがやっぱりひどいので。白けるよね。3はもうちょっと何とかならなかったのか。
というわけで今月の6冊の中から選ぶのは問答無用でパーフェクトフレンド、ではなく薬屋8巻にしときましょう。

2019年2月28日 (木)

今月のまとめ(H31/2)

亜里沙先生がキャラバン上位報酬だったので読書量減っても仕方ないのです。

京洛の森のアリス
文春文庫 望月麻衣著
後から買った太秦荘を先に読んでしまったので、こっちも処理、のつもりで。そのくらい積んでた1冊。
パラレル京都で幼少の出会いをもう一度、ただし人間ではない。そんなファンタジー。この人の描く主人公は毎度毎度薄いなあ。感情移入しづらい。世界に入り込めない。それでも話さえ面白ければと思うけど、そこまででもないし。何がつまらないというのでもないけど、魅力不足は否めず。2巻出てるけど、あんまり買う気しません。

彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~
ファミ通文庫 三田千恵著
嘘を見抜ける主人公遠藤くん。嘘を付かないヒロイン1川端さん。嘘まみれのヒロイン2佐倉さん。
その能力ゆえ嘘を嫌う。そんな設定の上で学園ミステリ。最初は川畑さんの友人の死因を探るところから。進むにつれて家族のことや川畑さんの過去や佐倉さんの悩みに触れ。生い立ちと重ねてくる流れとか、着地点でのヒロイン選択がこの形なのとか、秀逸といっていい。嘘が分かる点をもう少し現実味ある感じに説得力ある形で表現できていたら、ラノベだなんかいわず、一般小説として推せる1冊になれたなあ。ともあれ充分に高評価。面白いです。久しぶりに手放しで褒めれるくらいのいいラノベに出会えた感。この作者の他の作品も読んでみたいところ。

今月はあとキングキラークロニクルの続きとか、アムリタとか舞面真面とかまた野﨑まど読んでる感じなので、新規に読んでるのがこの2冊のみという。問答無用で彼女のL推し。半年積んでたのを後悔するくらい。独立エントリにしてもよかったけど、2冊だけでそこまでするのもなーと思ったので、かいつまんで。気持ち的には独立エントリ級。読むといいですよ。

2019年1月31日 (木)

今月のまとめ(H31/1)

1月はドラガリも維持しながらデレステもSSSになりました。ミリシタもそれなりに。代わりにTV録画&エンコードから遠ざかってます。JOJO見てないどころか、アイカツフレンズさえ見なくなった今日この頃。それでも今年、ヴィンランドサガだけは絶対に見たい。読書と映画はこんな調子でマイペースかな。

江ノ島西浦写真館
光文社文庫 三上延著
ビブリア最後まで読むのを面倒くさがって単発物を。
亡くなった祖母の城を整理するべく派遣されてくる孫主人公。面倒な過去を見せながら謎を解きつつ過去を乗り越えて行く方向へ話を進め、てるけど、その行き着いた先のこの投げっぱなしエンドはどうよ。しっかり締めてくれ。

ガーデン・オブ・フェアリーテイル 造園家と緑を枯らす少女
集英社オレンジ文庫 東堂燦著
寓話と小説のあいのこ。なぜ舞台を現代新潟にしたし。妖精さんは不思議な存在ということで。

カサンドラ 炎をまとう女
マグノリアロマンス ミア・マーロウ著 荻窪やよい訳
ロマンスかと思いきやファンタジーかと思ったけど、やっぱりロマンスでした。恵まれし子らの学園でフェニックス(能力的に)とウルヴァリン(性格的に)がいちゃつくようなお話。干渉を受けない設定を、ASPに対しても発揮しててもよかったんじゃないかなあと思うんだけど、精神面だけなのかね。続きもあんまり期待してないけど、タイミング合えば読まなくもないかも。レーベル的に。

地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-
電撃文庫 鳩見すた著
アリクイとかも読んでみようかとは思ってたんだけど、機会に恵まれず、代わりにたまたま見かけたゾンビを買ってはみたけど半年積んでたとかそんなの。
かゆうま言いたかっただけではないのかというくらい内容が薄かった。というかゾンビ設定の作り込みが弱い。最近、設定の作り込みに目が向きがちな自分です。書きたいのは設定ではなくドラマなんですてことなんだろうけど、それはパラスアテナですでにやったことでは。ディストピア物でまだやり残しがあったということかしら。BMGくらいしか要素増えてない気がするけど。耐性あったということで話進めながら実は病状弱くてなりきらなかったとか、じゃあ心臓止まって動いてるの何だよとかそういうことになるからやめてほしいんですよ。それだけです。次回、新作見かけても買わない可能性増えたかなあ。パラスアテナではもうちょっと将来性期待したのだけど。

ひげ加えて7冊。実質5冊。今月はひげでいい。元々去年の年間推しにしてもよかったくらい。でもやっぱり最後にして最初のアイドルだったかな。ひげはどうしてもラノベの枠の中では、な感じだし。

2018年12月31日 (月)

今月のまとめ(H30/12)

あんまり気張らず読書しましょう。それが幸せへの道。

青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない
電撃文庫 鴨志田一著
前巻。ていうかもしかしてまだ7巻読んでないぽい?
祥子の話で終わってると思ってる自分にとってこのシリーズはすでに蛇足を増やしてるだけなのだけど、途中離脱するほどにはまだ我慢の閾値を超えていないので、もうしばらく付き合います。ところでアニメやってますね。0話切りしてます。面白さ云々無関係に、今はアニメというメディアに興味を向けられない心境で。
前にどこかで言った気もするけど、実のところ病気なのは咲太の方で今まで見ていたそれは全部お前の中だけじゃないのか的展開でもういいよとか思ってたわけですが、それだと5冊以上がただの妄想に費やされただけになってしまうのもあるし、今回はその線を消すべく本人が発症してもっと奥深いんだよ、という方向に舵を切られたようで。
まあ次巻、麻衣に救われて締められるのでしょう。そして終わればいいけど、きっとまだまだエピソード続くよね。そのくらいには希望から遠いことは受け入れてます。いつ閾値を超えるかな、それだけです。

太秦荘ダイアリー
双葉文庫 望月麻衣著
表紙買いならぬイラスト買いというか知人買い。賀茂川くん売れっ子やねえ。20年以上接点ない自分が知り合い気取りでも迷惑かと思いますけど。
萌ミサ咲。京都地下鉄知らないけど、そのキャラ使ってスピンオフ小説だとか。ミステリ寄りの設定があるなら、まあそういうものかなと思うのだけど、そういうわけでもないらしいので、わりと無理がある。ミステリにせずに、鉄寄りのほのぼの日常物でよかったんじゃないですかね。京都絡みで新進気鋭の作家さんをという色を強くしたかったのは分かるけど、もう少し鉄に理解のある作家さん連れてきた方が今後の展開にも弾みが付けやすかったんじゃないかなあとは思ったり。
キャラの魅力がそんな思惑で消え、かといってお話もやや不思議ぽく見せつつ謎解きますよーな感じだけど、とりあえず遺族の薄っぺらさはどうにかしてください。それだけでミステリとしても落第点。読んだことのない代表作、京都寺町三条のホームズも今アニメ放送してるらしいけど、そっちも疑問の目で見えてしまいます。もちろん0話切りなので知りませんけど。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝
KAエスマ文庫 暁佳奈著
前巻
入手しづらすぎ。半年経って忘れてた頃に、たまたまヴェノム観たときにアリオで見つけて、やっと買えたとか。
上中下でもよかったかもしれないけど、外伝でよかったかな。アニメのエピソードの骨組みは、あれはやはり京アニパワーも加味されてか。もちろんいいエピソードだと思うけど。ベネディクトとカトレアは典型的というか王道というかありがちな話。でもよくまとめられてる。ただ、後半のライバル会社がちょっとスマートじゃない。攻撃してきたことが、じゃなくて、反撃された時のへたれっぷりが。もうちょっとかっこよくいきませんかね。そこは太秦荘と同等の感想。
全体的に綺麗にまとめられてる構成力がやっぱりよいのかなと。次回作も読んでみたく。続編はいらない。劇場版は期待してます。京アニだし。

十二番目の天使
求龍堂 オグ・マンディーノ著 坂本貢一訳
同じくアリオの本屋で立てかけられていた1冊。カバー裏に野球ルール書いてあるけど、大枠しか書いてないし、それなら、作中のリトルリーグ特有のルールを記載しておいてほしかった感。
やたらと古い大リーガーばかり名が出てくるし、ずいぶん昔の作品らしいけど、これに関連しての売り出しだったのかな。機会があれば久しぶりの観劇もいいかも。栗山千明がいたのでちょっと前向きに。何か昔から好きなんよね。女優としてではないけれど。
序盤、ビルはいいやつだし、天使たちとの出会いですぐ前向きになれるジョンはやっぱり強い男。こういう主人公は感情移入しやすくていい。でもおっさんが主人公なので、夏休みの課題図書みたいのには向かないかも。
中盤、普通の展開ならティモシー叩きに走りそうなところ、トッドの対応が模範的でちょっと天使たちが天使すぎた。12番目だけでなく1番から11番も天使だ。コーチングについてはかなり大味な感じに見受けられるけど、伸び伸び育てという方針からこういうスタンスなんだろうと。そのわりにホームラン多いな。天使たちすごくね。
終盤、メッセンジャー医師動く。展開見えてたけど、やっぱり泣ける。そしてジョンはこれからも前向きに歩く。リックもサリーもきっと見守ってくれてる。
お手本のようなお涙頂戴だな。never,never,never!
知らないレーベルだけど、どうやら絵画に特化した出版社らしい。そういうところはいいものだけを取り扱うイメージなので、だからこそこういう作品を出してくれるのだろうな。ありがとうございます。

ふたり住まい 親友の息子をやしなっています
メゾン文庫 半田畔著
ホームドラマ。かつての親友茜死亡、からその息子未樹を引き取る話。
まず紗枝ばあさんがとてもおかしい。そもそも久水の連絡先当たるのにメモリの上から順に、はないでしょ。小学校からのご近所付き合いなら引っ越したとしても久水の実家と連絡取れるんじゃね。というか、元旦那出てきてからのやる気のなさとか、じゃあその前の葬式での対応とか、呼び出したときの対応とか、物語を通して支離滅裂。だから未樹はその家にいたくなかったんだよ。
別れた旦那も何だろう。単に久水を困らせるためだけに出てきた感。お前の思考ルーチンで未樹を引き取りにくることはありえん。その負けず嫌いは茜死亡時にそっち向かないだろ。じゃないと久水と被らない。ていうか茜側は離婚届用意する必要なくね。それすら飲み込んで旦那を引っ張れるだろ、この設定なら。
職場の3人はまあいいや。そっちだけで話が完結してたら、もう少しスマートだったのに。山場作りたかったのは分かるけど、未樹を取り巻く環境はもうちょっと練ってほしかった。ラストで未樹が久水選んでよかったねハッピーエンド、てそこだけでもういいんじゃないかな。

ラノベを読まなくなったのは商業面ばかり見せられてしまってるからなのだけど、作品が地に落ちるからホントやめてほしいと常々言っているとおり。だけど、食ってくためには必要なのは分かるし、新作より続編のが楽だし、人間は楽したがる生き物ですから。それ自体は否定しないけど、楽しくない気持ちを包み隠さず出すことも否定させないよ。だからやっぱり2、3冊で終わってくれ。大長編でも10冊だ。大長編でも何でもないのに10冊超はひどいわ。
まあ、お涙頂戴尽くしの12月だったけど、どれもよかった。もちろん今月は12番目の天使を選ぶけど、平成30年としては最後にして最初のアイドルをチョイスしたい。あるいは今読んでるひげ女子高生。感想文は1月に回すけど。

6+13+7+3+8+6+4+3+3+2+5+5=65冊
新規発掘するには少ない冊数。といって評判見てから読むわけでもないので、いい作品に出合えるかどうかはやっぱり本屋での陳列次第。がんばれ町の本屋さん。

2018年11月30日 (金)

今月のまとめ(H30/11)

ドラガリ始めたけど、本気出してるわけでもなく、でもその分時間とられてデレステもあんまりやれてなく、もちろん読書量も減っていて、全方位が中途半端で面白くなくて。かといって切れるものでもなくて、それでもどこかで何かを切らないといけないんだよなあ。選択肢が少ないのは不幸だろうけど、多いのも幸せなのかと。

プルーデンス女史、印度茶会事件を解決する
ハヤカワ文庫FT ゲイル キャリガー著 川野靖子訳
関連1関連2
アケルダマ卿の意向で紅茶の買い付けにインド行ったつもりが、現地の異界族問題に巻き込まれて外交させられ、みたいな。
異界族とエーテルの関係性とか、そういう設定部分はよく書いてるなと思うけど、お話は結構つまんない。アレクシアもそういうケはあったけど、それでも設定だけで読ませてくれる力強さは、当時はまだあった。初見としてもソウルレスシリーズほどの緻密さもないし、それだけでは飽きもきてしまってるので、今となってはなかなかきびしく。ラクシャサとヴァナラの位置付けとかも悪くないんだけどさ。

三度目の少女
宝島社文庫 宮ヶ瀬水著
ミステリを書きたいのか、奇譚を書きたいのか。目指してるところが不明瞭。個人的にはその2つは相性よくないと思ってるのだけど、混ぜる人いますよね。フォロー入れるなら、タイトル惹かれました、てのと、読みやすい文体だな、くらい。

カモフラ結婚 交際ゼロ日、夫婦はじめました
メゾン文庫 タカナシ著
新レーベルでどれか読んでみようかと手に取ってみたのがそれ。どれでもよかったとも。
こういうのはどうせお決まりの円満エンドなんだろうと思ったけど、想像通り一歩も枠からはみ出ることなくゴールまで予定調和だったのでした。それを望む層にはまあよいのでは。とりあえずヒロインが相手のいいところ拾い過ぎ。だから結婚詐欺に遭うんですね。藤木も愚直通り越して面倒臭くないですかね。沙也はそういう男を好きなのか。それも人それぞれ。

戦国姫─初の物語─
集英社みらい文庫 藤咲あゆな著
前巻
いつもの。三姉妹で初が一番地味なのは高次のせい。こいつ好きとか言ってるのはひねくれものだけだろうと。
竜子はそれなりだったけど、思ったよりマリアは出てこなかった感。
次巻も出てるので近いうちに。

世界のプリンセス─薔薇の章─
集英社みらい文庫 藤咲あゆな著
戦国姫の新刊より積んでるこっちを先に。人気のアントワネットとその親戚と、ナポレオンの嫁界隈。
アントワネットは自分も好き。筋が通ってる生き様というのはやっぱり美しく。
ジョゼフィーヌはあんまりつっこんで文献に触れたことなかったのでちょっと新鮮でした。そのあたりは戦国姫より楽しめた部分。でもまあ美化しすぎだよね。
こっちは2巻出てないけど、続けるんですかね。戦国でネタ切れたらこっちに注力するのかな。

5冊。あんまりおすすめできるのない。大して読んでないから仕方ない。

2018年10月31日 (水)

今月のまとめ(H30/10)

デレステすらほぼやらずにドラガリアロストにかまけている今日この頃。

ブルックリンの少女
集英社文庫 ギヨーム・ミュッソ著 吉田恒雄訳
ラファだけでなくマルクも主人公だよなあと思いながら読んでたら、やっぱり主人公だったという。ラファ以上に重いもの背負っちゃってますね。もちろんラファも軽いわけではなく、大切なもののためによく動くし、そも2人とも有能だし、まあ。ていうかキーファーお前は何だ。そっちの背景がもう少し欲しいわ。
どこの本屋でも平積みに準じたディスプレイで、結構売れてそう。フランス映画にでもなれば、さらに注目されるのかな。

陽気なギャングが地球を回す
祥伝社文庫 伊坂幸太郎著
メジャータイトル。きっかけがなかなかなくて、今さらに。
ハマるかというと自分はそんなにストライクでもなかったけど、まあ売れっ子かなと思える程度には安定した内容。伏線の回収の仕方とかは綺麗だと思うし。ギミックとしては。設定としてはどうかと思うけど。
2巻以降は今のところ読む予定ないけど、読みたくないみたいなわけでもないので、きっかけがあればまた読むかも。

2冊。どっちを選べといわれても、どっちも好みじゃないし、どっちもある程度は読めるし。お好きな方をどうぞ。

2018年9月30日 (日)

今月のまとめ(H30/9)

また本を読む時間がなくなってきました。解消するには無職になるしかない。

少女は夜を綴らない
KADOKAWA 逸木裕著
著者の2作目。これ、一番出来が悪いかな。個人的には、3作目、1作目、これって順。
サスペンス的にいくらか心に響く部分もなくはないけど、着地点がイマイチだし、ギミックがとにかく心に響かない。ギミックもだけど、他の登場人物の説得力の薄さはどうしようもないほどに。
主人公の心象以外は枝葉と割り切って、淡々と読めばいいんじゃないかな。

閻魔堂沙羅の推理奇譚
講談社タイガ 木元哉多著
第55回メフィスト賞受賞作。表紙買いしたくなる程度には女の子の絵はかわいい。
死因を解いて生き返ろう。それを延々と。別にいいよ。死んどけ。そう思いたくなる程度には設定に魅力を感じない。結局、沙羅がいたずらしてるそれが、好む人にはいいんだろうし、自分はそれが面白くないわけで。
相当なペースでもう3巻まで出てるけど、まあ読まないな。

六人の赤ずきんは今夜食べられる
ガガガ文庫 氷桃甘雪著
童話モチーフでミステリぽく。ミステリらしい体裁を取っているがゆえに、自分の好みからはほど遠く。でもまあ好きな人は好きなんじゃないですかね。そういう様式美にはハマってると思います。

今月、3冊ともミステリだったか。1冊選べと言われても困る。デレステがおすすめです。レベルキャップも解放されたし。

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