書籍・雑誌

2017年4月30日 (日)

今月のまとめ(H29/4)

なかなか読書ペースが戻らない。それが本来の実力ということ。

薬屋のひとりごと 5 / 6
ヒーロー文庫 日向夏著
前巻
行先は西安ぽいけど実際には西寧市あたりが適当かなとか勝手に思ってますが、フィクションなのであくまでもイメージだけ。時代だって宋代くらいが土台かなとかてきとーに思ってますし。碁にコミあったりもするけど。
猫行く先に事件あり。そういうところはミステリのお約束。事件じゃなくちょっとした謎に関わる程度に留めてもらっていいんだけどな。蝗はいいけど、白娘々や占者まではちょっとねえ。凶作まで操つる工作員との力比べってのは、キャラのコンセプト的に猫の手にはちょっと余りはしないかと。芋の話くらいでちょうどいいと思うよ。まあそれが凶作と話がつながるのだろうから、まあよく脚本組み立ててるなって感心はしますけども。
それに猫はもっと打算で動いていい。目先の薬の材料に踊らされろ。据えられたら壬氏がもっと可哀想なことになるし、簡単には自由な動きもできなくなるだろうけど、それはそれで後宮の中で面白くできそうだし、何よりそっちを見たい。このところ壬氏よりも馬閃や羅半あたりのがいい動きをしてるので、話の広がりを考えたら正直猫はもう据えちゃっていいと思うんだ。猫は持ち込まれる側。積極的に巻き込まれにいかなくていい。
いい作品だと思うけど、そろそろ飽きが首をもたげ始めてきてるので、やっぱりどこかで綺麗に締めてほしいなと思うのです。

まるで人だな、ルーシー
角川スニーカー文庫 零真似著
第21回スニーカー大賞優秀賞。何を以ってして受賞したのかさっぱり。テンプレラノベではあまり見られないこねくり回し方からにじみ出るオサレ感が選考員の琴線にでも触れたか。
箱が人から要素をもらって人らしくなってく、要素を渡した人側は人らしさをなくして、その齟齬から心の動きを表現してみようとかそんなの。のわりにメッセージが伝わってくるでもなし、要素のモジュール化を寓話的に処理するのもちょっと無理筋。そもそもルーシーが何だったのかもよく分からず。

異世界拷問姫 3
MF文庫J 綾里けいし著
前巻
相変わらず薄っぺらい。エリザベートを救うべく皇帝として起つみたいな流れも、色々とやりたいことは伝わってこないわけでもないのだけど、作者の基本姿勢が掘り下げに無関心なようなので、そういう楽しみ方はほぼ無理め。そもそもお話を読むよりも、バトルとかキャラのかけあいを見て楽しめ、な作品なので、そんな考え自体が無粋。よくいえばアニメ向き。そんなところもMFかなあ。MFだ。

誤解するカド
ハヤカワ文庫SF 大森望・野﨑まど編
正解するカドに絡めて売られては仕方ない。
何作かははるか昔に読んだものもあり。関節話法とか今読んでも面白いな。ついでに家族八景とか読みたくなってくる。なるだけで読まないだろうけど。
第五の地平はついこの前読んだばかりだしまあ、ね。

終末なにしてますか?もう一度会えますか? #4
スニーカー文庫 枯野瑛著
前巻
ナイグラートの出番が多めだったのが個人的注目点。とはいえ本編で特に刺さるものはなかったです。でもあとがきが。5巻に期待しないわけにはいくまい。獣も星神も救ってこその本シリーズだと思ってるので、広げた風呂敷をまた小さくされてちまちまと4冊も続けられても楽しめなかったんですよ。スウォンやかーま、いーぼあたりは期待大、下手したらネフレンやクトリどころかリーリァまでくるかも。5巻さん、頼みますよ?

あと、単発のりゅうおう。計7冊。10冊読めてない。

今月のチョイスはカドにしときますか。いつまでもSFって新鮮。

2017年4月13日 (木)

りゅうおうのおしごと! 5 / 御伽噺のその後に

GA文庫 白鳥士郎 / さがら総 著

あとがきによると最終巻?じゃあ個別エントリにしておこう。というつもりなんだけど、7月に6巻の発売予定あるみたいなんだけど。

1巻2巻3巻4巻

名人との対局。主人公が主人公であるために、あいでさえ入り込む隙がないのはいいけど、名人もちょっと薄味かも。最低限のことはしてるけど、もうちょっと2人の世界を作り上げられたんじゃなかろうか。ほとんどクズ1人の世界だった。完全に一人称な小説ならそれでこそなんだけど、この作品も他のラノベよろしく結構あっちこっち飛ぶからねえ。

といいつつも、前半はしっかりラノベ。雛鶴旅館はじめ家族たちの暴走っぷりだとか、脇役たちの使い方もとてもラノベらしく白鳥士郎らしく。
そして後半の本編。千日手と打ち歩詰めが重なった場合どうなるのか、ってまあ普通知らないわな。そういう、題材に関して切り込んでいく側面も、白鳥士郎作品の面白いところ。というよりも企画力とか構成力とか表現力とか文章力ではなく、いつも言ってるように、作品に取り組む姿勢がこの作者の最大の魅力であり。その姿勢を持ち続けてくれる限りきっとファンは付いていくことでしょう。

4戦目の覚醒からクズ竜王は本当に先の世界に行ったんでしょう。その先のドラマも多分面白くなるとは思うけど、早々に締めてくれていいんですよ。次の作品がまた一段上の面白さになるはず。次回作も楽しみですから。

おまけの小冊子は読まなくてよし。不快になるだけ。数年後に同人誌でやりました、なら構わないけど、最終巻の付録がこれ?いい加減にしろ。余韻が台無しだわ。
さがら総の評価ずっとだだ下がりだったけど、これで最底辺まで行き着いた。これを通した編集も問題。わざわざ原作レイプして、それを喜んでるのは内輪だけって感覚は微塵もないんだろうか。内輪のつもりで楽しむ外野はさておくとして。
絵だけ堪能して、小話は読んではいけない。こういうものも楽しめる懐の広さとかそういう問題ではなく、美意識がなさすぎる。売れればよかろう?えぇ、そうですね。

2017年3月31日 (金)

今月のまとめ(H29/3)

少ないながらもいい本が多くてよかった的。

真行寺美琴のぬいぐるみ事件簿
ポプラ文庫ピュアフル 飯田雪子著
タイトルからいくつか事件を解決してくのかなと思ってたら1本だけでした。しかも事件でもない。というかそれもおまけでしかなく、実のところハートフルファンタジー。それは好みなのでよし。文章も読みやすいし。その分内容も薄いけど。でも美琴いい子だし、キャラにすんなり入っていけてストレスなく読めます。
個人的によいなと思ったのは葬式からのスタート。読みやすく入り込みやすかっただけでなく、この構成の汎用性の高さはどうよ。

ガールズロボティクス
集英社 白木秋著
ロボについて一家言ありそうな設定でありながら女性アンドロイドって表現する主人公に疑念。そこはギュノイド(ガイノイド)でしょ。もう最初も最初から悠の薄っぺらさを露呈してるわ。モーターやベアリングに対しての薀蓄みたいなそういう部分よりもまず根っこをしっかりさせようよ。これじゃ久陰とさして変わらん。久陰たちが足りてないのはやむなしだけど、おかげで足りないだけでなくマイナスといいたい。もうちょっと土台作りがんばろう。先生の無茶ぶりも無理筋だし、しかもそれを出てきてすらいない理事長にまで背負わせるのはもっと苦しいし。大会での勝敗の賭けとその後も放り投げてるし。その前にライバルにもなれてない。出す意味ない。その程度ならモブでいい。
題材的には期待したんだけどな。中身が伴ってませんでした。フォロー入れるなら、読みやすくはあった。くらい。

ぼくの映画。~学園一の美少女をヒロインにキャスティングしてゾンビ映画を撮ろう~
メディアワークス文庫 金子跳祥著
汚物扱いの映画愛好会の連中が、ゾンビ映画作ってちょっと見直される話。
主人公の脳内で何かあるごとに映画を引用する表現、分からなくはないけど結構うざい。もうちょっとナチュラルにいけると思うんだけど。一番マシな主人公でそれだから、他の連中含めてキモがられるのは当然。そういう意味ではポジション間違えてない。それがいいかどうかはさておき。ヒロインは逆にいい子すぎ。訳の分からない連中相手に、微妙な脅しもあったとはいえ、よくもこんなにまっすぐ向き合ってくれたもんだか。ゆえにヒロイン。
が、この作品読んで何か思うことがあったわけでもなく。何かを読みたい人に響く内容ではないし、読み捨ての1冊を求める人にはそもそも響く響かない以前。それって作品として世に出す必要あるんだろうか。売れっ子作家が飯の種にというならそういう売り方もありだろうけど、中堅以下がやってもどうしようもないよね。つまりレーベルのラインナップを嵩増しするための1冊なんでしょう、出版社的に。

三国志外伝
文春文庫 宮城谷昌光著
この人の書いた本編読んでないけど、軽く読めそうだったので買って積んでた1冊。ちょうど三国志大戦4も遊んでることだし。
小説というより注釈入れながらのドキュメンタリー風で、古風な文体かも。おかげで読みやすいです。三国志好きなら楽しめないわけなし。いつか本編読んでもよいかも。最後に読んだのは陳舜臣のだったっけかな。ここ10年は三国志物読んでなかった気がする。あ、人形劇は5年くらい前に通しで見たっけ。

薬屋のひとりごと 3 / 4
ヒーロー文庫 日向夏著
前巻
それっぽく匂わせてはいたけど、国母から狩りの話ですぐに進展させてきたのは意外。ラノベって意味もなく引っ張る傾向にあるし。ホントいい作品だ。そして、ますます壬氏のポジションが可哀想になってきます。もっといい扱いにしてあげてもいいだろうに。おかげで高順と水蓮がとてもひどい人物に見えてきました。猫は最初からそういうキャラなので仕方ないけど。
4巻ももちろんよいのだけど、いくらかやっつけ感もあるような。いあ、プロットとしてはシリーズを始める前から用意してなきゃいけないくらい念入りだとは思うのだけど、展開の方が。設定の上で胡坐をかいてしまったとでもいうような。せっかくここまでつなげてきたのだから子翠及びその周辺はもうちょっと丁寧に書いてほしかったなあ。子昌の使い方がちょっとよくないように思う。ポジション的に愛されてないのも仕方ないかもだけど、そこだけ表現が物足りなくて、周りもそれに引きずられた感じ。
狐になってもまた戻ってくるのかしら。演技に演技を重ねてもそれはいいと思うし。これで離脱だといくらかもったいない気もするしね。でもそれよりはまず壬氏かな。猫がいくら逃げるとしても、話が進んだからには進んでくれなくちゃ。こんな部分だけラノベのお約束に填めなくてもいいです。

どうにか6冊、ノルマ超え。来月は倍読もう。
面白さでは三国志も薬屋もよいけど、あえてぬいぐるみを推しておこう。埋もれそうな作品こそ拾い上げてあげたい判官贔屓心。

2017年2月28日 (火)

今月のまとめ(H29/2)

もうちょっと、せめて10冊読みたかったな。

ぼくたちが本当にシタかったこと
ガガガ文庫 白都くろの著
AVのための専門学校ができたという土台を用意して、そこで自分を見つけようという作品。エロを扱いながらもラノベ枠なので行為そのものの表現は無し。エロを取り扱ってるおかげで文学寄りでもあり。課題に向かって同級生と色々やって見えてくる心境とか、分かりやすく表現されてるように思えます。設定は変だけど、まあ面白く読めるかと。あれだ、まよねーず世界に至るまでの過渡期っぽいセカイと思えば。そういうところをもっとSFできてたら多分もっと評価高くなった。別にそこまでしなくても読めるのは読めるけど。でもそういう伸びシロはきっと大きい。まあその領域を拓くにはラノベのプラットフォームではきっと無理でしょう。エロゲか文学に行くしかない。タブーを壊していってこその最先端。それはやむなし。

水族館ガール 2
実業之日本社文庫 木宮条太郎著
前巻
買った記憶は彼方に。積んであったというか埋もれてたので、読んでみた。わりと登場人物忘れてる。でもニッコリーは憶えてたよ。そういやその間にNHKでドラマにもなってたんだっけ、見てないけど。
新人と気取らないイルカショーやることで人気出す風とか、出向先で苦労しながらも乗り越えていく様とか、場面と視点がころころ変わるのがちと読みづらいかも。咲子のポジションもちょっと狙いすぎかな。ベテラン勢も物分りよすぎ。しっかり取材して書いてるんだろうなというのは感じるけど、水族館サイドとラブストーリーサイドのバランスがどうにもよくなくてのめりこめないので、さすがに3巻は読まなくていいや。

魔導の系譜
創元推理文庫 佐藤さくら著
第1回創元ファンタジイ新人賞優秀賞。その帯で買ったはいいけど半年埋もれてた積読。
系譜。セレスからレオン、レオンからゼクスへ。作品に合ったとてもよいタイトル。
技術を持つけど導脈の弱いレオンが、導脈最強のゼクスを育てて、そのゼクスは国の運命に振り回されながらも最後に師の下に戻っていく、そんなお話。
魔導士もそうだしセルディア人もそうだし、迫害境遇スタートはお話として王道。育成編はそんな下地作りで種まき。砦編も隊とか勢力争いとか同様に。内乱編で過去の軌跡と振り返り。でもロザリンドを筆頭に伏線回収はぎこちないし、アスターのその後とか未回収なのは残念なところ。それは置いとくとして、差別や国の話でなく師弟愛だけを描いた作品と割り切ってしまえば、それなりに魅力ある感じになってるかなと。
そんなわけで仮想歴史ではないので、続編はなくていいです。また新作出したら読んでみてもいいなくらいの新人さんではあると思います。解説の最後の文章、デビュー作からファンでした、それを言うために読んでおく。読書好きなら誰でもやってきてることでしょう。そうと言いたくなる作家は何年かに1人いるかどうかだけど。

魔王さまと行く!ワンランク上の異世界ツアー!!
HJ文庫 猫又ぬこ著
これも異世界転生物なのか。呼び寄せられて能力受け継いで魔王になって、その間100年腐らずに聖騎士招待ツアーを計画立ててたそうです。気が長い以上に背景の説得力薄いわ。もちろんそんなの誰も求めてないって前提なんだろうけど。しかしラノベの宗教団体ってハリウッドのナチスくらい符号化してますね。もうこの形式崩せないんでしょうかね。
あと、たまたまアニメイトで買ったので特典がついてきたのだけど、1枚っぺらのおまけは、作中で酔ってる最中の一幕。なくても本編に差し障るものでもないし、グッズを集めたい人向けのニッチなアイテムかと。この程度で店舗特典にしようという商売っ気も嫌らしいし、こんなのに食いつくファンも安すぎるし、正直、こんなの無い方が世界は平和だったと思います。1P増やせばいいだけじゃん。
そんな感じでゆるい世界が好きな人はどうぞ。

いせたべ~日本大好き異世界王女、求婚からの食べ歩き~
カドカワBOOKS 川岸殴魚著
人生風味の、ほとんど魔賃。チンプイにお使いさせずに自ら乗り込んだルルロフ殿下というかむしろビルス様というか、そんな要素でコンビニグルメとかあるときはオーマイコンブ的な料理をダシにショートコントというスタイル。まったくお話まとまってません。何のために女騎士とか出したの。まったく王女と話つながってないんですけど。1話完結スタイルでも、全体の構成にも気を配ろうよ。そこが魔賃との差というか伊藤ヒロとの差。個別のからあげクンやブルボンや詩人とか、それぞれのネタはいいんだけどさ。
まあ、人生の文体が好きな人はどうぞ。

ポーション、わが身を助ける 3
ヒーロー文庫 岩船晶著
前巻
これもずいぶん前に出てたやつだし、何で積んであったかな。もう読まなくていいやくらいに思ってた気がするけど。正直この主人公にはまったく魅力を感じません。ただの女子高生に期待する方が間違ってるんです。要するに自分が悪い。先の展開に興味がないわけではないけど、この主人公見てるだけでがっかりするので、今度こそ離脱しておきます。

薬屋のひとりごと 2
ヒーロー文庫 日向夏著
前巻。ヒーロー文庫読むならこっち。1巻面白かったし、早く続き読みたいと思ってたけど、ずいぶん前に買った2巻が奥底に埋もれてて、ようやく発掘された次第。3巻はもっと早く手を付け、たいな。webで読め?嫌です。
伏線の回収がホント無理なく綺麗。一話一話短くて読みやすいし、それが後半でそうつながるのかー、ってこれぞ正に小説。羅漢の見せ方と梅毒の話とか、李白と白鈴とか、つなげ方がホント上手。猫と壬氏はもちろん、その他登場人物たちも役割ごとにしっかり仕事してて、魅力たっぷりに描き分けられてるので、友人に押し付けるにも安心です。

おにんぎょうさまがた
集英社オレンジ文庫 長谷川夕著
エセルの話はまずまず。タイトルから連想されて求められてるのは、多分この方向。そこにつながるミーナの布石も大事。他はまあ普通。というか定番。特に意外性もないです。言ってしまえばエセルだって意外性はない。でも求められてるのはあれだろうし。
ただラストのクローディアはちょっと弱い。意思疎通できちゃって、しかもそこから人形的自殺に流れちゃうのは違うでしょ。意思疎通させたのはやっぱり失敗だろうなあ。

僕が恋したカフカな彼女
富士見L文庫 森晶麿著
カフカ読んだことないです。特に嫌ってるわけでもないけど、意識高い感じが敬遠させるんじゃないかと。でもこれ読んで、カフカを読んでみてもいいなと思えるくらいには思わなくもなかったり。まあ機会があれば。
謎はあんまり謎にしてなくて、オチを隠さずに進行する展開は、多分見せたいのが謎でなくカフカの元ネタの方なのだろうと思ってるのだけど、その元を読んでない自分はてきとーにそんな想像をするしかなく。
色んなネーミングも意図して『カ』と『フ』で溢れさせてるんだと思うけど、これもバカにならないというか、いい感じで刷り込みになってるように思えます。でもそこまでお膳立てしてると、逆に風香に言い寄る楓がスタートがゼロからのわりにはちょっと有能すぎるきらいはあり。
それと終盤、無駄に叙述トリック含有量が高まってKとK'の説明とかウザくなる感じなのが何とも。そういう小手先のネタはいらんのに。もしカフカがそういう作品ばかりだったらやっぱり読まなくていいや。そんな感想。

9冊。新作じゃないけど、薬屋一択。比較する余地すらない。他も他でそれぞれ見どころがないわけではないけど、さすがに完成度が違いすぎる。

3月は多分減ります。3度目のSSS戦争参戦。5冊読めたら御の字と思っとこう。

2017年1月31日 (火)

今月のまとめ(H29/1)

今年も100冊は最低読もう。目標。できれば150。

青い桜と千年きつね
スカイハイ文庫 戌井猫太郎著
転生物だった。きつねからたぬきへ。しんみりできるかも。嫌いじゃないです。

きみの分解パラドックス
富士見L文庫 井上悠宇著
てんとうむしと人差し指と。玲夏のてんとうむしに対する考え方は、作品の軸だろうからつっこまない方向で。愛莉の人差し指は逆にただの趣味だからそれはそれでいい。さらりと人死にが出るわりにサスペンス感なし。ホラーとまではいわないけど少し不思議というテイストで。とにかくパズル部分がさらりすぎるから、ミステリでもないし。というか先生2人の扱われ方ひどくない?そう見せておきながら、何故話の外に放り出されて投げっぱなしかなあ。そこは何としても回収してほしいところ。
思ったよりもハッピーエンド(語弊あり)に近くて、そこもおかしいというか、環希じゃ尋問耐えられないから総合パズル研究部は間違いなく解体ですよ、カワシマは道化で終わりですよ。とはいえ、この展開でドロドロエンドじゃ面白味がないから、こういう終わらせ方にしたいという気持ちも分からなくもなく。愛莉と環希には仲良しでいてほしいしね。
色々残念な感じでした。ちょっといじるだけで面白くなりそうなのにな。

誉められて神軍
講談社ラノベ文庫 竹井10日著
たまに読めば息抜きになるかなと思ったけど、逆に二度と竹井10日を読まなくていいやと思わせられたという。ずっと竹井10日を追いかけている人にはいけそうだけど、あまりに世界ができあがりすぎていて、ガラパゴス化してるというか。悪い意味でおかゆまさきにより近づいた印象。
カム絵も久々。何か丸くなってきてるような。ところでこれ読んだ日は1/6だけど、カムの人の誕生日らしい。おめでとうございました。

ストライク・ザ・ブラッド 16 陽炎の聖騎士
電撃文庫 三雲岳人著
前巻
女房と畳は新しいのに限る理論。凪沙より年下ってだけでも新しい。これからはカス子がメインヒロインでいいよもう。
開幕どこの世界に迷い込んだのか分からなかったけど、読み進めてるうちに見えてくる展開。でもその監獄云々よりもあっちの真祖のが気になるところ。最終章らしいから、きっとこれから活躍してくれます。待つとしましょう。
それにしてもマニャ子絵、ホント進歩しないね。仕事の早さを売りに仕事取ってくるタイプの人なんだろうと思ってます。早くなけりゃ嘘なくらいの絵だけど。正直なところ、この人の絵ならない方がいいです、自分は。

一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常 / なくし物をお探しの方は二番線へ 鉄道員・夏目壮太の奮闘
幻冬舎文庫 二宮敦人著
多分、竹ノ塚かな。伊勢崎線モチーフぽい舞台。JRは外の世界扱いで、新宿やら常磐線やらは名称使用されてたけど。6000形はどうなんだろ。東武線の車両はよく知らんです。でもまあ作者は鉄なのでしょう。
駅員壮太が都度発生する謎を解く本線と、それと別に幕間で支線のドラマがあって、終盤でその2軸が合流する展開は鉄っぽい演出だし読んでて気持ちいいと思います。1巻は支線どころか平行軌道でやりすぎ感もあるけど。餃子ではいい人ぽいお母さんもばあさんにはきびしかったりみたいな。まあ人間色んな面持ってるしね。でも2巻も2巻で、クロエ、ホームレス、JR職員という連なりに無理筋を感じなくもなく。ホームレスをヒンジにするんじゃなく、クロエとJRにもライン引いて三つ巴になってたらよかったな。
なお、2巻になってシリーズタイトル的キャッチから『若き』が省かれてるのがちょっと気に入らなかったりする。

マツリカ・マジョルカ / マツリカ・マハリタ
角川文庫 相沢沙呼著
評判よさげだったので読んでみた。
事が終えた後で、こうだったんじゃね、って謎解いて答え合わせもしない、あえて投げっぱなしスタイルなミステリ。
マツリカをはじめ、小西さんとか松本さんとか美JKに囲まれてる柴犬は、これでもかというくらい狂言回し主人公。転生物じゃないと売れないラノベ同様に、ミステリもこの文法採用しないと今は生きていけないんじゃないかと思えてくる。そんな時代に即した作品。
短編謎解き積み重ねてラストに向けて収束していくのは直前に読んだ壮太シリーズと一緒。そういう組み立てはしっかりしてる。まあ学校物だしホラーでもないから揺さぶりもそこそこだけど、まあ普通に読めるかと。魅力ある女の子出てくるライトミステリ読みたい人にはいいんじゃ。
個人的にカメラちょうど欲しかったので、半歩分くらいは入り込みやすかったかも。このご時世に作中はなぜか銀塩だけど。というわけでD3400買いました。AF-Pのためだけにそれを。

なれる!SE 14 世にも奇妙な?ビジネスアライアンス
電撃文庫 夏海公司著
15巻読んだ後で、14巻読んでないことに気付く。マツリカ挟んでさっそく処理。
短編集だった。前にも似たようなのあったっけ。まったくSEらしさなし。ビジネス的な部分でも工兵無関係。まあ外伝と思えば。先にこっち読まなくて逆によかった。

ギャンブル・ウィッチ・キングダム
GA文庫 菱川さかく著
第8回GA文庫大賞優秀賞受賞作。デビュー作だけどコミカライズが先に出てるのか、ふーん。
神がお膳立てした賭博の世界で、家族と隣人と運を奪われて復讐に燃える、ほどでもないけど一応そんな口上で進む主人公と、まっすぐらしさをはき違えてるほどに空気読まないうざいヒロインが、賭博の町で成り上がってく出世譚。設定盛り過ぎ。その上で鈍感クールだとかいらん混浴シーンだとかラノベ要素までさらに盛られてるから、そこそこ読めなくもないのに食中毒気分になれたという。それに、せっかく運のなさを魅力にしようとしてるんだから、運だけで決まるゲームでピンチになる展開もないと面白くなくね、って思ったりもする。要するに設定の盛り込みに比して展開が薄い。女神にボロ出させるのもきっと早い。そのあたりのバランスをもうちょっとうまくさじ加減間違ってなければ、悪くなかったかもなあ。

デート・ア・ライブ アンコール 6
富士見ファンタジア文庫 橘公司著
前巻
今さらこのシリーズに期待するものはないので、こういう日常系でもういいんじゃないですかね。もう読むのやめてもいい気分。カルマを全部読んだ前歴もあるわけで、言い訳には困らないし。

ワールドエネミー 不死者の少女と不死殺しの王
KADOKAWA Novel0 細音啓著
前提、世界の終わりの世界録読んでません。
ワールドエネミーというわりにあんまりエネミーにすごさを感じないというか、主人公強すぎてオレツエー寄りだけど、元シスター見習いが狂言回しで、視点がハンターじゃないのでそういうテイストでもなく、印象としては左手を萌え真祖に置き換えたDという他なく。むしろDを読みたくなる今日この頃。たしか17巻くらいまでは読んでたんだよ。今30巻くらいまで出てるんだよね。近いうちに読めたらいいなあ。という希望。
という訳で、自分はそういう方向に思考が向かってしまったので、世界の終わりの世界録を読みたい方向にはならなかったのでした。

ブラック企業に勤めております
集英社オレンジ文庫 要はる著
前職で夢破れて地元に戻ってタウンワークぽいとこの事務員始めて半年の女の子が、支店長以下新人まで糞ばかりの従業員に囲まれて、その中で自分を腐らせずにどうにかやっていってるお話。でも別にブラックでもなかった。企業として糞なのではなく、客と従業員が糞なだけでブラックとは言わない。もちろんこんな糞環境なら辞めたいと思うのは別に普通。青い自転車の君だけでがんばれる主人公は、お人好し過ぎやしないかね。
軽い文章で1時間かからず読めます。まさに読み捨て。これこそラノベ。前職が地元帰るだけの設定なのは薄すぎるし、青い自転車の君とかもうちょっと掘り下げていてほしかったけど、続編求めるほどでもないので、やっぱり書き込み不足かなと思うんです。もうちょっと読み応えあってもいいと思いますよ。

単発のSE15を足して、14冊。
今月の1冊はマツリカでいいや。といっても推しというほどでもない。今年は5年に1人くらいの作家に出会いたい。10年に1人の逸材でなくてもいいから。ボジョレヌーボーよりマシなくらいの。新人賞ってそんな感じ。

2017年1月18日 (水)

なれる!SE 15 疾風怒濤?社内競合

電撃文庫 夏海公司著

前巻からえらく期間空いたなとか思ったけど・・・まさか読んでない?ログ見つからず。13巻にリンク貼っとくか。14巻買ってないとは思えないけど、どこに埋もれてるか分からないので、明日にでも買ってこよう。

工兵に現場よりも経営絡ませようとか、そう評価しない方が不自然なくらいの仕事ぷりだしね。一読者視点からすれば、そっちに配置されて然るべき。さっさと島耕作してくれ。まあやりたい仕事と向いてる仕事が合致してるかどうかってのは現実でもよく出てくる問題ではあるのだけど。そんな感じで、多分そういうツッコミが多数あったんだろうなと思える導入部。

本編も本編で、のっけから立華がパロアルトだーとか喜んでるの見ると、スルガシステム金満だなとしか思えません。いくらで仕事取ってきてどんだけ予算注ぎ込んでるのか。そんだけ金あるなら頭数揃えてやれよ。それでいて薄給みたいな描写もあって、その場その場では、うんそれはない、とつっこみながら読み進めるのです。読んでいくとそのつっこみどころに対する回答まで描かれていて、納得できるオチが用意されてるあたりはこの作品すごいなと思える部分ではあります。どんでんがえしもそれなりにインパクトある表現だし、いいラノベなんじゃね。

で、今回の案件がSDNとか出てくるものだから、まさかオープンフロー?とか思ったけど、そんな話ではなかった。大体、現時点でネタにしかならないものを、ネタとして使えるわけもなく。おそらく筆者もまだネタにできるほどまでの熟練には至っていないのだろうと予想。いあラノベに詳細な説明いらんだろうけど。
読者が求めるのは不幸になった工兵がウルトラCで逆転するカタルシスという流れであって、別にNW技術とかどうでもいい話だし。なので、かつての敵と組んで、敵になった身内と戦う展開は、少年漫画以外の何物でもなく。次郎丸じゃキャラの魅力が弱いけど、まあいいんじゃね。

立華藤崎組が安く組み上げてきたその内訳は、ASCIIの連載に掛けてるんだろうなとか勝手に思ってるわけですが、自分としてはRTXは信頼してても、SWXはどうなのってちょっと思わなくもなく。あれ、設定するのにRTXにぶらさげなきゃいけないじゃん。SWというよりRTXのポート増設ユニットみたいなイメージなんだけど。シリアルポート用意してないの、困るよねー。いくら安かろうともそこは2960使えと思う自分です。だからこそその差分なのか。やっぱりこれ、YAMAHAヨイショ小説じゃね。それはそれで楽しくなくもないんだけどさ。YAMAHAのサポはいつもすごく丁寧だから大好きですよ。もちろんCiscoのTACも丁寧ですけど。六本木も綺麗だし。

そんなわけでお話途中で終了。多分下巻すぐ出るのでしょう。少なくとも春までには。とりあえず期待しておきます。

ところでちょっと前から、YAMAHA製品買うとこんなクリアファイルとかもらえます。1枚もらいました。あとFWX120ほしい。1210も。15巻でやりたかったの、どう読んでもそれでしょ。個人使用でラック搭載しない前提ならYAMAHA一択。810かわいいです。

2016年12月31日 (土)

今月のまとめ(H28/12)と今年のまとめ

今年もデレステに時間を奪われる日々。読書と映画の復権はまだまだ先になりそう。

S20-2 / 戦後トウキョウ退魔録<S20/戦後トウキョウ退魔録>
NOVEL0 伊藤ヒロ・峰森ガズヒロ著
前巻
ゴジラとか月光仮面とか。何だろう、1巻のときのようなわくわく感がなかった。ただのあやかし退治じゃ楽しめないんですよ。もっと壮大にホラ吹いてくれないと。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン XI
電撃文庫 宇野朴人著
前巻
ミルバキエ紹介回。ヤトリ至上主義者も、もう先に目を向けていい頃だよね。このシリーズ好きというなら、ここまで読め。読まずにヤトリ云々文句垂れてる奴はトルウェイの兄にも劣るよということで。

少女か小説か
集英社文庫 松永天馬著
アーバンギャルドって。あんまり聞き込んでるわけでもないけど、読んでみればまあそれっぽい。詩というかポエム寄り。エンタメかっていったら怪しいけど、著者の世界が表現されているという意味では、筋が通ってるので好ましく。

シャチになりましたオルカナティブ
スニーカー文庫 にゃお著
オバカを愛する人へ。自分は2巻読むことないだろうけど。異世界転生オレツエー物を、じゃあ自分も1つくらい開拓してやるよ、って意地張って買っただけなので。
10年前なら絶対に出てないだろうし、10年後にもどうだか。今だから許された出版物。10年後こんなのしかなかったら読書引退してるかもしれん。
面白いとはいわないけど、楽しい作品だとは思うよ。

破滅軍師の賭博軍記 幼き女王は賽を投げる
NOVEL0 至道流星著
福本信行の世界をちょっとスマートにして軍記に見せかけた至道流星ワールド。架空世界でやってもあんまり響かないので、こういうのはもっと泥臭く福本の姿勢こそが正しい。
ハードボイルド路線を標榜してるNOVEL0の看板は間違ってないけど、やたらと読むのに時間かかるので2巻以降手を出したくないなあ、と。続きが気にならないわけではないけど、面白さがその壁を超えているとはちょっと言い難いかも。

はじめまして世界。
ファンタジア文庫 上総朋大著
レールに沿って進むお話が好きなあなたへ。天使も悪魔も可愛くはあると思うけど、あまりにご都合的で白けるというしか。デビュー作以外まったく面白いと思えないので、困ったものです。

終末なにしてますか?もう一度会えますか? #3
スニーカー文庫 枯野瑛著
前巻
にも増して薄い。内容が。圧縮してくれませんかね。今の濃度の3倍は必要です。今のフェオドールとラキシュ見てても面白くないので、駆け足で次に向かってください。ヴィレムとクトリとネフレンはもっとやることやってたよ。

ヒイラギエイク
ガガガ文庫 海津ゆたか著
受賞作の半年遅れ積み処理だけど読んでみれば、ふた昔前くらいのお涙頂戴系エロゲ的お約束ストーリー。それ以前にももっと使い古されてるお約束。小さかった頃田舎で一緒に遊んだ男の子がいて、久しぶりにその田舎に行ったら女の子で、その村は秘密があって云々かんぬん。このテンプレ、どれだけ読んできたことか。
まあテンプレだけあって、普通に読ませる話にはなってるのだけど、自分としてはそういうのは受賞というポジションにはそぐわないと思ってるわけで。それは編集部の責任。
でもまあ地元を題材に作品作るって姿勢は好きですよ。

吾輩はオークである。女騎士はまだいない。
MF文庫J 内田俊著
まあ、かわいいんじゃないですか。多分。そういう方向性を求めている人へ。どっちかというと佃煮のりお絵というかその絵から本人思い起こして女騎士みたいな想像するのが正しい読み方ではなかろうかと。ゲスいけど。
前に読んでからずいぶん経ったしと思ったけど、もう二度と読まなくていいや。

単発の育成計画QUEENSを加えて、10冊。今年の合計が、12、6、8、9、7、5、10、7、4、14、10、10で、102冊。去年並みだけど100冊届いてたからいいや。
今年のお気に入りはりゅうおうのおしごとだろうなあ。ほぼぶっちぎり。それにアクセル、ラノベじゃないけど万人向けで誰にでもおすすめしやすい。アーサーCクラークのもじりも期待だったんだけど、先がないのが残念。瀬尾つかさ好きなんだけどなあ。あとは今年の作品じゃないけど、薬屋もいいな。早く続き読まなきゃ。そんなあたり。
ワーストは迷うことなくwlw。これほどひどい小説もなかなかお目にかかれない。

2017も同じくらい読めれば。読書友だちを欲しい今日この頃です。

2016年12月16日 (金)

魔法少女育成計画 QUEENS

このラノ文庫 遠藤浅蜊著

アニメ放送中だし、ボーナスで個別エントリにしとこう。

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本編としては8冊目か。収束に向かってるのは見えるので、今のところはいいけど、この業界はそれも無視して売り続けそうだから怖いなーと。

主題はプフレか。能力がアレな分、有能風に描かれてるけど、結局魔法的な活躍なかったね。でもあとがきの1枚画が余韻的によかったので、どう見せたかったのかは大体伝わってきます。マルイノ氏様様。

プフレ以外にしても今回、能力の意外な使い方で驚かされた表現がまったくといっていいほどなかったので、本シリーズならではの面白さがあんまり感じられなかったかなーと。プクも反則級に表現されてるのだけど、戦闘でやられてるのはシャッフリンばかりで絶望感に沈むような描写でもないし、健闘したレーテにしても恰好よくともただの捨石でしかなく。まあその分、シャドウゲールやスノーホワイトなんかを絡めとって、そこをどう攻略するかみたいな方面での何やかやはあるのだけど、それに対してじゃあどう魔法魅せてくれるの?っていう、そこがどうにも。そもそもプフレは幸子の契約書をどうしてシャドウゲールが持ってることを知ってるのかとかも。グラシアーネで見てたっけ?その描写、記憶にないや。でもそういうことにしとかないとスジが通らないのでそうしとこう。グラシアーネもかなり意味なくリタイアした感じだったので、死ぬのはいいけどせめてひと活躍くらいさせようよ。スノーホワイトが先読みして寝返らせたシャッフリンに襲わせてスノーホワイトすげー、とかそういうんじゃないでしょ、この作品は。ファルだって権限ないないいいながら記憶は返せるとかそこもよく分からんし。ラズリーヌ絡みで展開させといた方がスジがよかったんじゃなかろうか。

そんな感じで展開に色々文句もあるけど、それ以前に本作品らしさがなくて、間違いなくシリーズ中で最低の出来。
大体からして、スノーホワイトをプクで染めた展開は、いらん遠回りをしてしまったというだけでなく、ホントにそれやっちゃってよかったのか?って。せっかくここまで綱渡りを進んできたのに単なるパニック作品に成り下がる可能性すら懸念します。スノーホワイトでさえなければそうは思わないんだけど、スノーホワイトでやっちゃったのはさすがにどうかな、と。
ここはラストでの、ラズリーヌとフレデリカがまたあとで色々やってくれて、デリュージの受け継いだ遺産とか、そういうところから森の音楽家の試験なんてものでなくもっと大きな視点で育成計画がそういうもの、みたいな展開になってくれると信じてますけどね。でも風呂敷の段階としてはそこまでがいいところだろうな。ただでさえ8冊出てる件と合わせても、締め方について不安を感じる頃合いなのだから。

そんな中でいいところを拾うなら、レーテは恰好よかった。プフレのラストシーンを差し置いてこの巻では一番好きな見せ場。ただしひねりがまったくないのはやっぱり減点。本筋にからめて暗殺部隊も動かすくらいやってよかった。CQハムエルも苦しいポジションながら役割を完遂しようというその生き様というか死に様は、それこそこの作品らしさだと思ってた部分であり。プフレだけでなく、自分的には彼女もこの巻の主人公の1人。
多分、そのうちエピソードでこの2人も何かいいことあるでしょ。そういう売り方なんだろうし。

グリムハートは何考えてるか分からない風だったので、三賢者としての深さがそれはそれで表現されてたけど、プクは俗っぽく描かれてしまってるのが、やっぱり微妙なわけで。レーテやハムエルみたいな部下が今後出てくるようにも思えないしなあ。うるるが側近だったことを鑑みてもどうしようもない。スノーホワイトが目覚めた後もプク派として居座り続けたらまたちょっと違ってきそうだけど、どうみてもフレデリカたちに振り回されそうだし、そもそもそんな展開期待してない。やっぱり三賢者に期待しちゃダメってことなんだろうな。

そんな感じで、プフレ回でした。一応、ひと段落着いた感じで。

2016年11月30日 (水)

今月のまとめ(H28/11)

もうちょっと読みたかったなあ。先月いい目を見た分、今月は消化不良。ラノベしか読まなかったというのも理由のひとつかもしれない。

魔法少女育成計画 16人の日常 / オフィシャルファンブック
このラノ文庫 遠藤浅蜊著
前巻
アニメのお供的に出た1冊みたいだけど、ほぼepisodesの流れ。3冊目の外伝集と思えばよし。
でもこれを手に取るのはアニメ以前にそもそも読書好きだろうから、アニメ○○話のあとにこの章読めとか言われるまでもなくさっさと本編と合わせて読むか、あるいは本当にアニメだけが好きで買っても読まない系の2種類の客層がターゲットになるのかなと思う次第。アニメのおかげで存在を知って今から読むだとか、育成計画級の作品で、今のアニメラノベ界隈でそこまでアンテナ精度低い人がこれから読みますって、まあないと思うので。色んな伝道師やってきたけど、そういう人ってまず読まないし買ってくれないですよ。だからきっと、あとがきでの心配はまだ生まれていない未来の視聴者・読者に向けてのものです。
ちなみに自分のお気に入りはカラミティメアリの決め台詞とかスイムスイムインタビューとかハードゴアアリスの夢あたり。彼女らは特に心理描写薄かった族だし。一部アニメにも反映されてますね。しかしやはりハードゴアアリスのポジションが好きなんだな、自分。
オフィシャルファンブックはアニメ用というより原作既読派へのおさらい的1冊。アニメから入って現在進行形の人は逆に見ない方がいいくらい。おまけがまた双龍パナースのラーメン話。もういいよ。こういう息抜きあってこそ本編の筆が進むのだろうから、もうしばらくは目を瞑るけど、でもいつまでも許されるものではないのよ。

りゅうおうのおしごと 4
GA文庫 白鳥士郎著
前巻
またハーレム一歩前進。でもこの作品はJS主体であって、こんなJKに居場所はないけど。どっちかといえばJDの方が。でもいくら天衣とやりあったからってあそこまで黒く書かなくていいのに。色目だけで充分。でも彼女も感想戦コーナーのレギュラーにつっこむくらいはしてもいいかもしれない。今の感想戦コーナーは本編に関わり薄くて弱い面もあるし。
次巻が名人との対局で本当の本編始まりそうな感じなので期待。

高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない 2
一迅社文庫 瀬尾つかさ著
前巻
密度高い。読むのに3時間以上かかるラノベはそうそうない。ラノベでSFでファンタジー。瀬尾つかさっぽい。まあ好きといっていい。
ラノベ的には、スピカやナナリーは恵まれてるというか、ケーネも納得ずくでそのポジションなのでいいけど、アリシアはもうちょっと大事にしてあげたいとか何とか。そんなハーレム環境。ついでにドワーフや小人にも好かれろよ。そのくらい振り切らないとストーリーとのギャップが不足と感じます。
伝説や歴史の現場を目前にしたときどう動くかってのはこの手の作品においてすごく大事なはずなのだけど、それを掘り下げに成功してる作品てまあ少ないよね。今は無双物ばかりだし昔だって歴史を変えないよう云々みたいのばかり、わりとマンネリ傾向。ラノベでいえば、カナクとかはいい線いってたけど、もうちょっと色々あってもいいかなーと。
要するに、まあ色んな思考が広がる程度には想像力をかきたてられる作品かなと思うので、多分面白いんですよ、これ。でもまさか2冊で終わってしまうとは。一迅社が講談社傘下になった影響か。ガゼッタ側とかも控えててもっと面白くなりそうだったのに。
瀬尾つかさは約束の箱舟以上の作品が出てこないなあ。他がみんな尻切れトンボなのが悪い。いつか続きを出したいってあとがきにあるけど、それが日の目を迎えることはあるんだろうか。
そういえばハルケスがハスケスってなってるのが2箇所あって、1回ならミスと思えるけど、これはもっとたくさん書き損じがあって校正漏れかなと想像してみたり。
あと、シルおばさんのイラストはもうちょっと豊満でよかったな。感覚的にウエスト80くらいには。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン
KAエスマ文庫 暁佳奈著
賞開設以来初の大賞受賞作だそうな。中二病他よりも期待していいに違いない。と思って読んでみた。うん、よかった。
各章ごとに依頼人の視点から、自動筆記人形と呼ばれる彼女を見る手法。その対象が、凄腕の元軍人が代筆及び配達業、みたいなヴァイオレット。依頼人はヴァイオレットに遍く救われる。出自が野生児というだけでは無理があるし、お話もありがちではあれど、つぼは押さえてるし、何より読んだら幸せになれます。おすすめ。1巻出てからずいぶん経つけど、2巻はアニメ化に合わせるべく準備してるんだろうと逆に期待したくもなり。京アニというリソースの無駄遣いがひどい昨今、こういう弾で勝負してくれることはうれしい限りです。

異世界拷問姫 1 / 2
MF文庫J 綾里けいし著
異世界転生物でした。もちろんオレツエーもまぜて。キャラに勢いはあるけど、色々というか本当に色々薄っぺらくて残念。プロットは支離滅裂だし、キャラにしても櫂人やエリザベートの背負ってるものが設定上で遊んでるだけで、文脈からはそうと見えないんだよなあ。設定なんかないものと思えば、まあそれなりに面白く読めるのだけど。原案に別の人立てたらもしかしたらよかったかもね。展開自体はよいです。
想像力をかきたてられるイラストという点に於いて鵜飼沙樹は最高の一人だなあと。それを空想させる程度の世界があって、だけど。そういう意味ではアニメ向き。グロ多いけど。いあグロいからこそか。

魔王なあの娘と村人A 11 ~魔王さまと俺たちのグラデュエーション~
電撃文庫 ゆうきりん著
前巻
やっと最終巻。11冊もいらんでしょ。3冊くらいで終えてればいい作品だったって言ってもいいんだけど。まあお疲れ様でした、と。

俺、ツインテールになります。 12
ガガガ文庫 水沢夢著
前巻
何も期待せず、惰性で読むモード。

のうりん 13
GA文庫 白鳥士郎著
前巻
林檎いない合間の幕間で1冊、みたいな。ノリはいつもの。つまらないわけじゃなくても先の展開を期待するものでもないので、さすがにこの巻数やればもういいと思うんですよ。こっち打ち切って、将棋に全力投球してくれていいです。

ギリ10冊。今月の1冊はこれというのはないけど、アーサーCクラークの言葉にでもしときましょう。2冊で終わって残念だけど、逆にそれがよい期待感のまま終えられて、夢を持ち続けられます。打ち切りこそラノベの希望。そう思うしかないほどに、昨今の長期シリーズに価値を見出せません。少なくとも日常系でシリーズ化はやめてください。

2016年10月31日 (月)

今月のまとめ(H28/10)

今月はわりと読書成分が満足に近かった。分量的にも質的にも。

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
電撃文庫 鴨志田一著
やっと手を付けられた。分かりづらいけど多分6巻。前巻
お涙頂戴、重いなあ。思春期症候群はトリガー次第で軽くも重くもなるけど、前巻までとは重さが比較にならない。国民的アイドルな彼女も初恋の相手も大事だけど、ドラマ的にも咲太のキャラ的にもここでぬるい選択をするようでは作品として欠陥品になるので、この流れはもう仕方ない。運命を変えようとすればそれはそれで歪むのも当然なわけで、麻衣は次巻でどうなるのやら。そして咲太の周りでばかり症候群が多発してるのはやっぱりそういうことではないのかとか。7巻に期待。次回最終巻、だったらイイナ。

そのオーク、前世ヤクザにて
GA文庫 機村械人著
聲の形を観に行った際に食事の席で話題に出て読むことになった仲間内課題図書。
ハードボイルドといえばそうかもしれないけど、オレツエー系ラノベってある意味ハードボイルドなので、要するに異世界に組み合わせる要素としてあと何が残ってるかということを研究している彼の人の琴線に触れた点と一定以上の文章力で、この作品を挙げられたのかなと、読んだ今は解釈してます。
そのくらいは文章読みやすいし、ストーリーも形にはなってます。ただ、設定が設定なので、異世界転生物の乱発に反抗したい気持ちもやっぱり大きくて。さすがに大量生産が過ぎる。

薬屋のひとりごと
ヒーロー文庫 日向夏著
課題図書その2。
舞台が中世唐土みたいな感じなのはユニークさアピールできてていい。短編の連なりで、都度、薬のスキルで事件の推理、解決というあたり、わりと定番ミステリといった風体。無理やりなねじこみでもないし、文章も平易で読みやすいし、キャラも好ましく。
まったくラノベらしくはない。レーベル間違えてる。現在5巻まで出てるようなので続き読みます。

イレギュラーズ・リベリオン 禍乱の帝都
GA文庫 尾地雫著
最終巻。ラノベはこのくらいのボリュームが望ましいです。前巻リンク。
ラストのお付きのその後やリバイブがご都合的なのとか、もうちょっとどうにかできなかったかなと思わなくはないけど、それはこの作品で重要な点ではないし、ハーレムで締めることを主軸とするならどちらかといえばヒロインたちがモブ化してることの方が問題かなと。でもまあラノベに求められるものは概ね揃っていたと思います。おちゃう氏のイラストもよく牽引してくれてましたし。
お疲れ様でした。次回作もタイミングさえ悪くなければ読むかも。

俺を好きなのはお前だけかよ
電撃文庫 駱駝著
課題図書その3。
お約束と天丼の盛り合わせ。後出しでいいやつみたいな書き方される鈍感を装ってる主人公は好きじゃないし、ヒロインたちもまったく好みじゃないし、もちろん親友もどうかと思うので、それらのキャラが立ってないとは言わないまでも、とにかく自分としては好みじゃないので何とも。それと、やたらメタ発言が目立つので、主人公とのリンクができない人はまったく楽しめないかと。著者もドラマやキャラよりも手法を評価してほしいんじゃないかな。自分はハマれなかったけど、好きな人は好きなタイプの作品かと思われます。

青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない
電撃文庫 鴨志田一著
前巻は上の方。
2冊で1つのお話だったので、今月まで積んでいたのは逆によかった。
まあ夢オチまでは予想付いてたのだけど、それをコントロールして利用するまでは考えてなかったというか、ここまでくると何でもありになっちゃうので、どうかと思わなくもなく。ので、前巻での感動のシーンを返せと言いたくなったり。
ていうか、次巻から新展開開幕って、いあ、そうじゃないでしょ。どこまで続ける気だよ。いいところで切ってください。

中二病でも恋がしたい! 3
KAエスマ文庫 虎虎著
先日、小鳥遊六花・改を久しぶりに観たので、そのついでに。前巻リンク。
原作とアニメで結構違う道だったけど、クロスさせようとがんばってる感。もちろん別の道は別の道。
またおかしな先輩とさらにおかしなその先輩が追加されて、この学校の校長はずいぶんと好き勝手にできる権力持ってるんだなあとか、どうでもいい設定に気を回してみたり。おかしくてもいい子たちばかりなので、さぞ幸せな校長生活送ってることだろう。
読むのが今になったおかげで、カープのリーグ優勝にちょうど時期が重なって読めたのはある意味よかったのか。本編がわりと鯉党。日本シリーズは残念でしたけどね。
なお、あんまり恋してませんでした。設定云々でなく自分最強的意味合いとしても中二病じゃない。特別でありたいというそれを中二と呼ぶかといったら、それは違うだろうし、要するに作品の設定を使っただけのほぼ外伝の扱いでいいかなと。本編と思ったらまったく評価できないけど、おまけと思えばそれなりに楽しめるのでは。

黒猫とさよならの旅
スターツ出版文庫 櫻いいよ著
謎の魔法で記憶をなくして、少しだけ遠めの祖母宅まで少年と旅に出る少女と猫のお話。
とりあえず少年少女に魅力はない。猫はいいけど。天国から孫を見守る系猫の恩返し。そんなちょっとだけいい話。だからといって好きかといったら別に好きではないな。

向日葵ちゃん追跡する
新潮文庫nex 友井羊著
帯がネタバレ。自分はネタバレ嫌いじゃないけど、許されるネタバレと許されないネタバレを線引きするなら、この帯はNGだと思う。真犯人をバラされることよりも、話の流れをバラされることのが、ネタバレとしては悪だと思うので。それも公式にだからなあ。
ストーカー対策からの事件巻き込まれ。それが実は関係者の関係者でってそんなつながりで見えてきたり何とかかんとか。画壇とかよくわからないけど、自分程度をまるめこめるくらいにはそれなりに説得力ある表現されてたので、そういう面での文章力は結構評価高いです。主人公もストーカーというより素直にできる19歳て感じだったし、読んでてパンケーキの1枚くらいおごりたくなってきます。それ以上にこの作中でいちばん魅力あるのはKEIだな。ただの聞き込み先の1人のくせに、よくもまあ存在感出してくれてることで。
そんな感じで普通に楽しく読めました。この作者の他の作品もそのうち読んでみたいところ。

虹を待つ彼女
KADOKAWA 逸木裕著
第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作。というか、職場の人の知人が書いたとのことで、チェックしてた作品。原題は作中のゲーム内のメッセージだけど、変更あったのはより分かりやすくか。でもこっちでいいと思いました。
人工知能作ってさらにその先があるかなと期待したけど、その実ラブストーリーでした。晴を神格化するのが話の柱で。設定が現代で、AIやドローンなんか小道具のチョイスがとてもよろしいです。まあ普通に面白いんではないかなと。
気になるところとしては、工藤も晴もそうだしJUNYA含め、大人になってからならいいけど、子供の頃から達観というか悟りの境地なのはどうなんだろう。そこら辺がリアリティに影響してる。その分コミカライズや映像化向けではあるともいえるけど。書かれてないけど目黒棋士もきっとそんな感じじゃないのかな。彼もミスディレクション要員なのはいいけど、間宮じゃまだしなあ。想像しづらくさせようという意図もあるのは分かるけど、雨ならめの人であってほしかった。
自分の領域から重箱の隅をつつくなら、2005~2010じゃmp4は普及してない。PC音痴ならそこはほぼMPEG2かAVIだったろうと。まあ本筋には無関係なので、雨の愛がどういうものだったかということさえはっきりしてればよし。
近々、サイン本にしてもらう予定。それかよ。

ラーメンにシャンデリア
小学館 風カオル著
タイトル買い。普段買わない文芸書を手に取ったのは、上の虹を買ったついで的に。
ヒューマンドラマと見せかけつつも、ラブストーリーに分類していい気がする。登場人物そういう思考で動かないからそう見えないだけ。不器用なのはトメよりも蓮華の方だったとかそんな流れだけど、そういうところも大将に似てるということで見れば蓮華のキャラ立ては、主人公として好ましいかはともかくとして素直。まあこんなラーメン屋があったら興味は湧くよね。
なおトメは耽美愛好ではあるかもだけど別に頽廃ではない。どちらかといえば薄っぺらいくらいだし。そしてその薄っぺらさが逆にいいキャラにしてるわけで。でも周りに師匠がいなきゃこんなもんだよね。こっち系の趣味の子は本来わがままなので、だからトメが入院からこっちいい子過ぎるのも普通なら違和感感じるところだけど、薄っぺらいからこそ逆にハマってるとも。
ちゃんとタルホにもフォロー入れてるあたり、作者も優しいな。あと、章立てのサブタイセンスも好み。こういう方面にも丁寧っていうだけでも評価上がります。

メロディ・リリック・アイドル・マジック
ダッシュエックス文庫 著
アイドル物かどうかはさておき、まずとりとめのない文章は好ましくない。そもそも主人公誰さ。ナズマなのかアコなのか。脈絡なく視点ころころ変えるのやめよう。音楽聴くと幻視が見えるみたいな設定とかも途中からどうなったって感じだし。アコの心の声に佐村河内とかドラえもんとか色々詰め込んでるところに、作者のやりたかった部分が見えるというか、それは小説でやらなきゃいけないものかと問い詰めたくなったりも。色々ととっちらかりすぎです。残念賞。

デート・ア・ライブ 15 六喰ファミリー
富士見ファンタジア文庫 橘公司著
前巻
惰性。最後まで付き合うとは思うけど、多分二度と燃え上がることはない。もちろんつまらないと思ってるわけじゃなく、六喰もキャラ立ってるし、これが3巻あたりの展開なら多分楽しめたろうと思うけど、やっぱり飽きがくるのは仕方なし。こうなってくると作品だけでなく、作者に対しての飽きも強まるので、やっぱり出版社はもっと売り方を考えてほしいものです。稼げるうちに稼いでどうせ使い捨てたところですぐに次の作家が出てくる、みたいな売り方されてしまってはどうにも。多分橘公司の次の作品が出てもきっと読みません。残念だけど、すでにそういう流れ。

元町クリーニング屋 横浜サンドリヨン ~洗濯ときどき謎解き~
マイナビ出版ファン文庫 森山あけみ著
何か今月はライトミステリをずいぶん読んだ気がする。これもその1冊。
簡単にいえば、古本を洗濯物にしたビブリア。更紗も栞子にそれなりに似てるけど、もうちょっと幼めかな。基本視点が探偵不破やその他登場人物なのが多少印象違うけど、でもやってることはほぼ一緒。ビブリア好きなら読んでいい。

久しぶりに2桁、14冊。
今月の1冊は横浜サンドリヨンかな。清人以外の主要キャラは大体好きだし。あと、薬屋、虹かの、ラメシャン、向日葵ちゃんあたりも入りやすい。向日葵ちゃんは締め方がもう少し綺麗だったらよかったなと思うけど。という感じで、ラノベがもうひとつ。薬屋くらいか。一般小説寄りに傾きつつある模様。
そういえば秋アニメのバーナード嬢は面白いと思います。テーマが。ギャグ作品としてはどうでもいい。SFも読みたいなあ。

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