書籍・雑誌

2018年5月31日 (木)

今月のまとめ(H30/5)

5月は今まで以上にもっと時間作れなくなるような事件があったのだけど、先月以上に読めてるし、デレステもSSSになれてる(予定)し、といって仕事ぬるかったわけでもないし、思ったより時間作れてるかも。但し、尖ることは無理。バランスよく時間を割り振れば色々できるかなといったところ。

はなとゆめ
角川文庫 冲方丁著
実は冲方丁初読。清少納言のチラシの裏をカタチに。でもこれ読んでもやっぱり清少納言の評価が変わったりとかないよね。中宮定子の株が上がったくらい。概ね昔からの印象そのままです。
とはいえ、清少納言の狂言回しぷりが軽妙で、冲方やっぱり売れっ子だけあるなと思ったのでした。いつかマルドゥックも読めればな。

ストライク・ザ・ブラッド 18 真説・ヴァルキュリアの王国 / APPEND1 人形師の遺産 / APPEND2 彩昂祭の昼と夜
電撃文庫 三雲岳人著
前巻
結構溜めてしまったのでまとめて。飽きてるけど、でもラ・フォリア出てくれたらそれだけで楽しいですよ。理想の嫁に近い。もう少し弱みもあると完璧なんだけど。
モグワイもついにグレムリン化か、みたいな見せ方もあったりしたけど、それはまだだったらしい。まあいいから早くまとめられてほしいものです。

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない
電撃文庫 鴨志田一著
6巻。分かりづらいけど、これが8巻。どうやら7巻を読み忘れてたぽい。買ってるのか買ってないのか。
7巻読んでないと8巻が分からないことがあるような流れではなかったけど、この作品の着地点が見えないのは相変わらず。文章力だけで読ませてくれるのはありがたいけど、いつまで続くのって気分で読まされることの苦痛。やっぱりラノベなんて読むもんじゃないのかも。もちろん作品はつまらなくないですよ。気分がつまらないだけで。
読み終えたところで、愛の葉Girlsの大本萌景さんのニュースが目に入って、微妙に被ってね?とか思ったり。ウマ娘の放送に合わせて同名馬の訃報があったりしたこととか、世界のリンクを微妙に感じる今日この頃。※もちろん気のせいです。

戦国姫─松姫の物語─
集英社みらい文庫 藤咲あゆな著
前巻
読書の合間のワンクッション。何かを求めて読んだわけでもなく。とりあえず最近信忠は美化されすぎじゃないですかね。
もう1冊新刊も出てるので、それもそのうち読みます。

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 / 下
ハヤカワ文庫SF ピーター・トライアス著 中原尚哉訳
前から読みたいような面倒なような感じでたゆたっていたところ、パシリムアップライジングを観た流れで読む踏ん切りがついたというか。
しかし魅力あるキャラ少ないな。若名将軍とクレアくらいしか気になるキャラいなかった。どっちもすぐ死ぬし。まあほとんど死ぬんだけど。そんな本編はおまけ。大事なのはラスト、と。
近況あとがきとは一線を画すフィリップ・K・ディックまとめはとてもよかったです。ラストを描いてからそこに本編を付け加えたというその流れも。そのラストのために仕事できてますよ。よくできてます。
引き続きMSE読んでます。

8冊。清少納言が一番時間かかった。USJは思ったよりサクサク。
お薦めできるような1冊は特になし。でもまあ冲方は深みがあった。理想の物書きの1人じゃないかな。

2018年4月30日 (月)

今月のまとめ(H30/4)

4月は台湾がすべて。行く前も帰ってからも。本なんか読む時間あるわけもなし。

スーパーカブ 2
スニーカー文庫 トネ・コーケン著
前巻
レーベルはラノベだけど、ラノベしてないところが好みだったか、2巻も積みはしながらも読む気になるくらい。バイクとは生き様。その硬派さが魅力かなと。3巻も買って読む予定。

雨の降る日は学校へ行かない
集英社文庫 相沢沙呼著
はるかぜちゃんの解説が最悪。これ以上ないくらいのチラシの裏。なければいい余韻のまま読了できたのに。

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘I」
TOブックス 香月美夜著
読書好きって好奇心ありきだと思うのだけど、その段階を経ずに本本言ってるから、背景を薄っぺらく感じるという、典型的な設定上滑り。何かあっても、それは母に巻き込まれた影響で、本人から出てくるものでなし。まったく魅力を感じない主人公。
まあ異世界で目を付けられてこれから色々やってくよ、という承認欲求的な異世界転生お約束展開の先を楽しみにする人は多いのでしょう。自分はここで離脱します。

3冊。ホントはもう1冊ストブラ読んでるけど、5月分に計上します。アペンド2冊くっつけて。
この3冊からじゃ、もうカブしかないね。でもおすすめっていうポジションではない。

2018年3月31日 (土)

今月のまとめ(H30/3)

SSSのためにラノベ率上げておきました。そもそも冊数少ないけど。

薬屋のひとりごと 7
ヒーロー文庫 日向夏著
前巻
久しぶりに面白い巻だった。医官付き官女として宮殿戻り。新しい同僚が普通なら避けそうなところ、猫はまあ心が広いことで。
基本的には新キャラ紹介と次の展開への下拵え。巫女はその出汁。よく描けてます。壬氏がんばれ。多分読者はみんな応援してる。

幼女さまとゼロ級守護者さま
GA文庫 すかぢ著
これは擁護できないや。無駄に改行多いのはADVウインドウ表現に寄りすぎだし、そうでなくても理屈先行で、面白さが置いてけぼり。すかぢの人はインプットがんばってるのは分かるけど、アウトプットが形になってないですね。twitter追いかけるだけで、作品は、特に書籍はもう見なくていいや。エロゲは場合によっては触ることもあるかも。今さらそっちに戻るとも思えないけど。

イレーナ、失われた力
ハーパーBOOKS マリア・V・スナイダー著 宮崎真紀訳
前巻
最近の舶来小説で一番お気に入りのシリーズ。とにかく個の独立性が際立ってよく。
今回、ジェンコが主役の一翼を担ってるのがちょっと面白い。かわいい暗殺者もよく動くし絡む。軍曹は影薄かったけど。
ヴァレク側は現況にダブらせるように回想シーンを毎回差し込んでくるのが、今回のテーマっぽいけど、最高司令官がますます超人化してて、とすると前国王もそれはさぞすごかったんだろうな。この程度の描写で終わらせるのもったいないくらい。ヘッダについても今後また書いてほしいかも。
この先、アイリスと対決することになって、シティアが荒れそうな予感。逃げた連中も絡んできそうだし、続刊に期待しましょう。自分に英語版読める能力があればよかったな。

ワンワン物語~金持ちの犬にしてとは言ったが、フェンリルにしろとは言ってねえ!~ 1 / 2
スニーカー文庫 犬魔人著
タイトルから内容に、ここまで差分のないパターンも逆に珍しいのかも。何か1巻読んでる最中に2巻出たのでそのまま流れて読んでしまったけど、冊数嵩増しの意味合いが強いよなあ。もちろんつまんなかったらそんなことするわけないので、ちゃんと楽しんで読めはするのだけど。だからといって人に薦めるかといったらまったくNOだけどな。このジャンルはそういうジャンル。

ラスボスちゃんとの終末的な恋愛事情 2
GA文庫 伊藤ヒロ著
前巻
ずいぶん積んでたけど、この調子だと3巻出ないんだろうな。出てたら追われてこれも読んでたと思うし。理由合って積んでたわけじゃないけど、読まなかった理由もそれとなく。

りゅうおうのおしごと 8
GA文庫 白鳥士郎著
前巻
番外の短編収録しながら供御飯さんのお話。纏めてくれて助かります。そんな付録番外のために別メディアとかもう2度と買いたくないので。
供御飯さんは可愛いんじゃないですかね。でもだからといって、8巻?そんなに?本編差し置いて?と思うくらいにはお腹いっぱいなんですよ。
あと、あとがきで身の回りのこと書く比重がこのところすこぶる高まってるけど、お涙頂戴からのろけに進んで、今はまだ筆者への信頼がそれほど落ちてないから許せてるけど、これ他の作家がやってたらノータイムで投げ捨てるものですよ。身辺のことよりも作品について語ってくださいな。

7冊。薬屋とイレーナが新展開で、これは先が楽しみ。他も続刊読まないとはいわないけど、何を措いても読みたい本ではないわな。

そろそろ紙硝子真実に手を付けたいところ。SFに寄ってUSJとかアルテミスとかに走るのもいいかもしれない。読みたい本はたくさんあるのよ。デレステを押しのけてまで読むほどの時間がないだけで。

2018年2月28日 (水)

今月のまとめ(H30/2)

読書熱上がってます。先月読んだアイドルのおかげ。そういやこれもチェックしておくべきなんだろうね。インタビューまでゲージ振り切ってるよ、この人。ホント、いい意味で瘋。

ぼくたちのリメイク 3 共通ルート終了のお知らせ
MF文庫J 木緒なち著
前巻
つくづくえれっと絵効果の絶大さを感じる。展開がバタエフェっぽくなった。ルート変えて失敗するフラグ。どうせどこかでまた別ルートだろ。こうなると、正直、先を読みたいとまったく思わない。でもえれっと絵があれば多分我慢できる。
1時間かからず読めることが最大の売りだけど、逆に言えば内容が薄いとも。一長一短。

もういない君が猫になって
徳間書店 梅原満知子著
単行本時は、キャットショップあいざわの奇跡。定番のお涙頂戴。3本のお膳立てのままの流れだったらひと山いくらで終えてたろうけど、4本目の本編の転がし方でちょっと評価アップ。カナエさんとの絆こそ主軸と思えば、未来の使い方もやむなしなのか。これは難しいな。といってこの設定じゃ生き残られても困るだろうし。むしろお姉さんもうちょっと厚くフォローしておいて、そこくっつけてカナエさんとこ連れてけ、くらい。
猫懐かれ犬嫌われって設定が最初の説明以降まったく働いてないけど、よかったんだろうか。

終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか? #05
スニーカー文庫 枯野瑛著
前巻
マゴメダリとナイグラートの方を描いてくれると多少落ち着きます。オデットの偽悪スタイルはこの作者のカラーでしょう。もう散々書いてきてるし、今さらいらないと思うのだけど、それでも締めに向かってくれないとどうしようもないし。2シリーズ、いらなかったんじゃないですかね。この作者の魅力を最大限に引き出すなら5冊以内で収めるべき。理想は3冊。そう思ったのでした。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン XIII / XII
前巻
13巻読んでから12巻読んでないことに気付きました。飽きてる証拠。10冊超えたら仕方ない。
13巻は面白くはなくともつまらなくもなく、楽しみました。マシューとポルミの結婚とかおめでたくもあるし。
それより12巻。これねー、見せ方にも拠るんだけど、1巻でやらなきゃいけないことだと思う。のが最近の自分の考え。SFのつもりだとしたら尚更。
ヤトリの衝撃の反省から今から緩和しとくか、でもないだろうけど、ラストのアナライ博士との最後って哀愁も、イクタ死ぬのね、って。そのひとことはなくてもよかった気もします。それだけ書いて死ぬのが博士じゃ弱いし、匂わせて死なないんじゃそれもどうよってなるし。どう締めてくるのやら。

たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に
祥伝社文庫 佐藤青南著
ミステリというよりモンパニかと思いながら読んでたけど、最終的にミステリで落ち着きました。しかしコーヨー悲しいね。誰も幸せになってないよ。まあ全部峯岸さんの撒いた種なので、とばっちり以外の何者でもないのだけど。
基本的には面白いと思うのだけど、コーヨーの設定に無理を感じてしまうところがちょっと引っ掛かり。度を超す人の好さから、それで2人が救われるのはいいけど、人が好い理由が峯岸さんや奈々ちゃんみたいに背景描かれてないもんだから、すごくバランス悪いという。そのあたりもう少し押さえられていればもっと評価上がったのだけど。惜しい。

ほま高登山部ダイアリー
ガガガ文庫 細音啓著
1年くらい積んでた本。登山物というジャンルが好きなんですよ。だったら積むなよ。
冬馬も縁も、いいこかもしれんけど弱すぎ。変態メガネも設定の濃さの割に弱いし、部長がどうにかって程度。ていうか全部ガブちゃん。いじられるためだけに作られて、どんなにいじられても穢れずに健気に部員をまっとう。どこまでピュアなの。ほのぼの作風でも泣けてくるレベル。
しかし金時山の描写なさすぎやしませんかね。登山を始める準備までが登山です。

魔法少女のスカウトマン
電撃文庫 天羽伊吹清著
まどか、育成計画、ゆゆゆなんか匂わす必要ないのに。それさえ目を瞑れば充分面白いと評価できる。ラノベ仕様に合わせてあってエロギャグ物だけどエロ成分はなし。恥ずかしがる女の子はいじり甲斐ありますね。という柱を中心に話を膨らませて。やっぱり魔法少女はラノベにするのにいい題材だと思います。
直系の先祖は魔法少女大戦だと思うけど、もう少しグリッド狭め。敵も強め。4章立ての構成もしっかりしてるし、キャラの魅力も、背景設定も、よく考えてバランスよく使ってるなと思える出来。ハーレムにするにも無理なく、もちろんハーレムにもなってなくて。というか、色気は皆無なので。これにエロや色気を感じる人は、その人の頭が色ボケしてるからだと思います。あくまでもユーモア。
そういえばデビュー作?のシースルー?あれ、積んでて読んでないんじゃないかなと思います。あの頃は片っ端からラノベ買い漁ってたので、積みもそれはもう半端なく。

中二病だけど恋がしたい! 4
KAエスマ文庫 虎虎著
前巻
オールスター。アニメ主要キャラだけでなく、風鈴ちゃんも虹先輩も夢葉もスポットライト当たってて、非常に満足です。もちろん六花はかわいい。それは間違いなく。でも、年始の劇場版もそうだったけど、前巻から中二病よりもかわいさに軸が移ってしまっているので、これ以上傷口を広げないうちに締めていいと思うんですよ。そんな希望。

この星空には君が足りない! 2
KAエスマ文庫 有丈ほえる著
前巻
宇宙創世のお話しに。星像はそれでもいいけど、神園宇宙の神たちはどうだろうねえ。これ以上設定に無理をさせるのも苦しいかなと。星系作るのはいいよ。星メインだし。それを、ヒトデやイルカ出すのは何なんですかね。神話にしたいのか宇宙の話にしたいのか。
育てたら面白くなりそうな部分も大きくて、もう少しライトノベルならぬライト神話を見守ってあげたい気分はあるけど、いい方向で掘り下げてきてくれるのかなあ。もう少しだけ様子見。

まんざいせんか
KAエスマ文庫 宮来あじ著
冬アニのヴァイオレットエヴァーガーデンからの流れで、京アニ3連読。これ、前に買って積んでたのだけど行方不明になってて、もう1冊買うハメに。ヴァイオレットエヴァーガーデンどころかファントムワールドと同期だもの。そりゃ古いよ行方不明にもなるよ。それでも再購入する気になるのが京アニ効果。買った記憶が間違いということでもなく、京アニ通販履歴に残ってる。なおツルネはどんなに面白かろうとも腐に侵略されるのが分かってるのでスルーです。しょうがない。
遠ざかりたくても、亡くなった父親の影響で漫才に縁があったり、周りに巻き込まれたり。いこっち可愛いから全部許してやれ。話はほとんど父と息子の家族愛な話だったけど。
普通に面白いと思います。脳内で再生されるコントって、理想の形で再生されるからなんだけど。たとえば実写化されると間違いなくクソになるんですよ。アニメでも半分程度。お笑いを題材にした作品はそういうところで、映像化へのハンデがあってなかなかきびしいですね。

殺人特区
ハーパーBOOKS リンゼイ・カミングス著 村井智之訳
箱庭ディストピア物。メドウとゼファーの2方向から話が進むけど、基本的に同一地点時点で、あんまり話の膨らみはなく。母ちゃんも父ちゃんもずいぶん勝手なことで。ていうか、まずキャラに魅力が足りなくないですかね。
続編の致死遺伝子は買わなくていいかなあ。

JKハル足して13冊。今月はどうしよ。スカウトマンとまんざいが好みではあるけど、人に薦めるならまんざいかな。KAエスマ文庫はもう少し入手難度を下げてほしいものです。

少し前からKindleちょっとほしくなってきていて、でも今の職場は電子機器持ち込み不可なので昼休みに読めないんじゃ意味ないやってやっぱり足踏みしているのだけど、それとは別口でデレステの女子寮が限界にきていて、対策としてサブアカ用意してNとRはそっちで賄えばいいんじゃね、そしたら女子寮180枠空くし!って閃いて、それならどうせ動作は大したことない安androidでいいよね、読書もデレステも本格的に使わないならKindleじゃなくFireにすればいいんじゃね、ついでにiPadmini4も16GBじゃ水際すぎてもうProにするしか道がない、ってのが現在の自分の環境です。
でもFireにする意味あるんだろうか。kindleと安android両方買った方がいいんじゃないかとも思うわけです。性能が怪しいのでHD10になりそうだし、できれば10インチにしたくなくて8インチタブレットのままでいたいのにそこでmini4まで10.5Proにしたらますますかさばることになるし。
サイゲが女子寮拡張してくれてデレステの容量抑えてくれたら全部解決するんですよ。どうにかなりませんかね。
読書熱が上がっていようとも、デレステが世界の中心であることは変わらないのでした。

2018年2月17日 (土)

JKハルは異世界で娼婦になった

早川書房 平鳥コウ著

実のところ読了は先月なのだけど、感想書くの間に合わなくて2月に回したのだけど、その文すらいじってたら長くなってきたので、今月のまとめ書く前に独立させることに。色々手遅れだな。

JK主人公と陰キャヲタがトラックにはねられて異世界転生して、日々を過ごすお話。全体的にクズが多いけど、特に男尊女卑の世界を強調すべく、粗野なイメージを膨らませて描かれてる。まあ世界だけでなくハルもそうだし千葉なんてもっとクズだけど。
異世界転生のお作法として無双もするけどそれは最後に。そこまではタフであること以外結構淡々。下見て安心しとけばいいか、くらいの感覚で流される。だからラストがどうなるかやっぱり見えてしまうのだけど。だって異世界転生だもの。ていうかタフさがちょっと上限超えてる。それもスキルだと解釈するしかない。そんな伏線。
そして無双後にまだ無双できない世界があることを示唆する展開。まったくもってラノベ。

そんなハルの成長のお話。むしろキヨリの成長のお話か。ルペ先輩が天使。かなり重要なポジションのはずなのに描写が少ないのだけど、もう少し出番多ければバブみを感じさせたのではないか。
ハルは、根っこがズベタというよりも、目の前の環境と転生ガチャスキルから娼館生活を選んだのだろうという、とても素直なアタマの持ち主だろうと見えます。転生したら娼婦になっていた、ではなく、娼婦を選んでしたたかに生きている、というのがポイント。そのあたりが本作の魅力かなと。対比でのチートでふんぞり返る千葉はちょっとやりすぎな気もするけど、ヲタかくあるべしみたいな符号でもあり。

山本弘のツイートが炎上してたけど、自分が思うのは、シャワーやら缶やらの世界背景に対してのそれよりも、異世界なら異世界での娼婦らしさを描けよ、ってその部分だけは共感したのですよ。そう思うと、タイトルの付け方の話の問題かなと。だって触手や獣人系からのくっころ要素とかその先とか欲しいじゃん。

でも異世界転生無双って、結局は世界に溶け込んでない感覚がどうしてもあって、しかもそれが粗雑乱造されているゆえに異世界転生物に辟易してしまうのです。世間ではこういうカタルシスに人気あるんだろうけど。個人的には会話のネタ以上には読む価値を見出せないジャンルです。でも今の時代、本取れば数冊に1冊は異世界転生なので、下手なハズレを引くくらいならこれの続編読みますよ。そのくらいには面白いんじゃないかな。

2018年1月31日 (水)

今月のまとめ(H30/1)

ご存じのとおり、すでにラノベに飽きてます。毎月更新してるだけ褒めていい。

この星空には君が足りない 1
KAエスマ文庫 有丈ほえる著
星をモチーフに星座から神話に飛んでラノベへ落とし込み。話の組み立て方とか文章の読みやすさとか、ラノベへの落とし込み以外のすべてが評価できる。アニメになったらくどそう。でも京アニだからなあ。少なくともロボハよりは期待しますけど。でもコッペリアでさえなってないから多分ないかな。VEが映像化されるのは当然ですが。VEは今期の期待。まだ1話も見てないけど。
2巻も買ったのでそのうち読みます。

編集長殺し
ガガガ文庫 川原殴魚著
読んだの3作目かな。作家買いとも表紙買いともいえないけど、両方かもしれない。
ラノベ編集部という次元では編集は美少女という種族が棲んでいるという設定の上で、やってることは人生。いせたべよりは読めた。タイトルは騎士団長だろうけど、あっち読んでないので内容的にオマージュされてるのかは不明。読み捨てなら充分楽しめるんじゃないかな。

女子高生探偵シャーロット・ホームズの冒険 上 / 下
竹書房文庫 ブリタニー・カヴァッラーロ著 入間眞訳
5代下って、モチーフのそれを。ワトスンが狂言回しでホームズを追っていく形もそれっぽく。
でもタイトルみたいに特に女子高生らしさを前面に出してるでもなく、ホームズ家とワトスン家の関係とかそっちのが軸足ぽく。イタリアのラノベと思って読み流すくらいでいいのでは。
続編の~帰還も出てるけど、読まなくていいや。

りゅうおうのおしごと 7
GA文庫 白鳥士郎著
前巻
清滝師匠のお話。老害も茶化せばラノベのネタに。尊厳維持させるために、こうやって周囲から固めていかないといけないんでしょうね。でも、正直、話の本筋じゃないと思うんですよ。将棋に対して真摯な姿勢なのは認めるし、ちゃんと面白く読めるのだけど、さっさと先に進んでください。自分の希望はそれだけです。
あとがきが最近重いです。作品に悪影響出なければよいけれど。

個別の1冊を足して6冊。JKハルも1月に読んだけど、まだ整理できてないので2月に回します。

今月はさすがにアイドルでいいかな。アベレージとしてこのくらいの作品が溢れててほしい。

最後にして最初のアイドル

ハヤカワ文庫JA 草野原々著

キャッチーな表紙に似合わないハードなSF3本立て。面白い、というより、好き。思考実験こそSFなのだけど、とにかくその都合いい部分だけを拾い上げて尖らせて暴走させていったらこうなった、みたいな作風。話の展開のさせ方というより、その考え方そのものがエンタテイメントになってる。読めばわかってもらえるはず。

最後にして最初のアイドル
本のタイトルになってるそれ。読んですぐ分かるラブライブ感。解説によると元々がラブライブの二次創作らしい。そこから商業化できるまでブラッシュアップされたのがこれとのこと。なお読んでいて、ニコとマキだったというところまでは自分には分からなかった。スクフェスやってない自分は、基礎をアニメだけで想像して、ゲーム部分はデレステから脳内翻訳して読んだ感じ。読了後に解説で答え合わせ。
アイドルという言葉で何を定義するか。まずそこから。それがなんやかやで向こうの世界に旅立ちます。半分以上自分はついていけてません。でも一知半解のアタマでも楽しいんですよ。知ってたらもっと楽しめるだろうし、ツッコミたくなる部分ももちろん増えるでしょう。そういうのも含めてSFだし。こういうときは布教して知人にも読んでもらってそこでの会話で理解を深めるというのが正しい読書の形。そうしたくなる作品です。
アイドルつよいね。

エヴォリューションがーるず
ガチャを風刺してるのかーと思わせながら、異世界転生物。とさえいっていいものか。どこかでグロ描写入る作風でもあるのだけど、この作品がいちばんリアルな異形方面なので、脳内再生とても大事。それでいながらラストがなぜかお涙頂戴だもんなあ。ずるい。こういう落差も作家としての懐の深さですかね。
ちなみにこれはふれんずに絡んでるらしいけど、あんまりそんな気しませんでした。

暗黒声優
これも言葉の定義が重要。こっちは現代的な意味での声優を、天然声優として分離されてるのでまだ分かりやすい。この作品における声優は、声優と呼ばれる何か別のもの。アイドルはそのあたり完全に混沌とさせて読ませているので、そのあたりはこっちのが親切。
迫害される種族はこうやって自立していくんです。太陽系外はきっと広いはずだけど、先の2本がもっとスケール大きかったので、小ぶりな世界ですね、このエーテル宇宙は。

まあとにかく色々とアタマおかしいんですよ。細かいツッコミとか野暮は横に置くとして、ぜひ読みましょう。楽しい。

2017年12月31日 (日)

今月のまとめ(H29/12)

今年も適度に読書ライフ。適度に。

スターウォーズ カタリスト 上 / 下
ヴィレッジブックス ジェームズ・ルシーノ著 来安めぐみ訳
積んでたうちから、ギリギリEP8封切前に読めた。読んでみたらローグワンだった。スターウォーズ3.8かな。ていうか高い。1冊1000円超。でもハードカバーより文庫が好き。これがハードカバーだったらきっと読まない。あー、電子書籍に手を出さない理由はそのあたりにもあるのかも。それでも最近kindleを気にしてはいるけれど。
タイトル的に読むしかないじゃない。SW Catalyst。SWをスイッチと読んでCisco的に。
最初はジンの父ちゃんの話かなと思ったけど、主人公はハズではないかな。自分的にはそんな印象。まあゲイレンとハズとオーソンの3人の話というのが無難。
デススター建造秘話なので、やっぱりローグワン0。でもこれ読んでるとゲイレンのイメージはもっと無骨なおっさんの印象なので、ローグワン見直してみるとこのシュッとしたイケメンは誰よって思えてくる。ドレッセリアンは株上げたね。
まあまあ楽しく読みました。小説として、ではなく世界を広げる意味で。さ、EP8が楽しみだ。(書いた時点ではまだ観てない)

アナログ
新潮社 ビートたけし著
ハードカバー読みづらい。嫌い。たけし作品だったから手を出したけど。
やはり作者の才能はお笑いに特化してるなとつくづく思ったのでした。小説としてみたらひと山いくらだけど、とにかく最後まで飽きさせずにコメディを散りばめてるところや、芸能に関する深みが見て取れる文面はやはり高評価。デザイナーのディテールとお笑いのそれの、落差が激しすぎるほど。
多分映画化するでしょ、そのうち。

ゲームの王国 上 / 下
早川書房 小川哲著
面白い。カンボジアとかよく知らないけど。むしろ知らないからこそフィクション部だけでなくクメールルージュ周辺の知識を拾いながら読み進めていくその手間さえ面白いというか。つくづくハードカバーなのが悔やまれる。読みづらいんだよ。
ムイタックとソリヤの2軸で話が進むけど、とにかく上巻の下準備が地獄絵図で舞台のチョイスに圧されます。正解。
下巻は時代を下って展開されて、ようやくSFらしさが出てきます。特にSFと思って読む必要ないと思うけど、SFなのかなあ、これ。まあ舞台をゲームと見立てて増えた主要人物群がまた忙しくあっちこっちかき回されてるのが、飽きさせずに読ませてくれて、頭の中でつなげるのに苦労するけど、それが面白い部分なのではないかなと。
ラストは次の世代でも繰り返しそうな締め方だけど、もうちょっとソリヤとムイタックが得られるもの多くてもよかったんじゃなかろうか。
そして下巻半分読んだあたりで、もう1セット買ってたことが発覚。友人にプレゼントしたのでした。ハードカバーでさえ1度買ったことを忘れるのか。でもそれなりに面白い作品だったし、まあいいか。

聖刻-BEYOND- 1
朝日文庫 新田祐助
四半世紀前の想い出。多分1092最後まで読んでないはず。それも記憶の彼方。
ビヨンドというからには前日譚だろうと思うのだけど、何か日本的世界だった。そして主人公も少女。学園モノ。ちょっと阿りすぎやしませんか。
まだプロローグさえ終えてない感じ。まあ続きも読んでみようとは思います。それ以上に昔の引っ張り出せたら読みたいけど、発掘が困難すぎて。

今月は6冊。ゲームの王国でいいかな。これでハードカバーのストックはこなしたはず。

今年の合計、90冊。ついに100冊を割るほどに。読めてないように思えるけど、デレステにかけてる時間考えたら、むしろよく読めてると言ってもいいんじゃないか。
その中で選ぶなら、イレーナとか寄生虫とか。5年に1人、には出会えたか。多分出会えてない。また来年に期待しよう。よいお年を。

2017年11月30日 (木)

今月のまとめ(H29/11)

11月もトライアドイベントのために読書停滞。

あのねこのまち あのねこのまち
講談社ラノベ文庫 紫野一歩著
猫又ファンタジー。人情物臭を出しすぎかなあ。もうちょっとゆるく読み捨て物目指した方がよかったと思う。それでも猫ってだけでフミがストライクな人はいるでしょう。でも人情物にも振り切れてないし、分類として結構困る内容。作品の目的地が見えない。
ラストの爪については、むしろ指の骨のが問題になりそうで。足の爪も。ねえ。

三毛猫カフェ トリコロール
スカイハイ文庫 星月渉著
ファンタジーなタイムトラベル物。17歳の間だけ旅をできる血筋。そんな設定。空想の世界。
お母さんとの再会。に、この顛末と組み合わせと設定。どうだろうか。期待せずに読んだので、失望もしてませんけど。挿絵じゃないけど、こういう空想はコミックのが合うでしょう。逆に考えよう。空想コミックのノベライズと思えば。
あと、今川焼き食べたくなります。近所で売ってるの1店舗だけしかないな。

スピンガール!
メディアワークス文庫 神戸遥真著
ポールダンス興味あります。もちろん手に取るよ。が、主人公に魅力ない。それでも成長を期待して。うん、成長してくれた。話聞かない子が話聞くようになったよ。そんな舞は暑苦しいけど、満園ちゃんはよいね。それ以上に咲子となつめ。ただ、絵面的に小説だと弱いので、映画化希望します。シムソンズとかああいうの好きな人にはいけるはず。
ていうか、リアルにポールダンス見に行きたいです。

なれる!SE 16 2年目でわかる?SE入門
バビロンIII -終-

個別2冊で、計5冊。少ない。

ラノベのマイブームって4年くらいだったかな。大量に読めるので、いい作品に出会えることもあるのだけど、打率考えると実際のところ一般小説とさして違いはないのかも。もちろん駄作も多いし毒にも薬にもならない空気も多くて、むしろ粗製濫造感溢れるジャンルとして認識される副作用のが大きく。
今月の1冊?答えるまでもないでしょ。

バビロンIII -終-

講談社タイガ文庫 野﨑まど著

待望の最終巻。と思ってたらまだ続くのか。ここで投げる作家もいなくはないけど、さすがにそれはなかろう。打ち切りにするほどに期待値低くもなかろうし。

1巻2巻

舞台は変わって上流ワールド。その説明で1/3まるまる。自殺法について首脳たちがどう動くかの下拵え。そこまで引っ張ってから善登場。でもこの巻では主人公をアレックスに譲り。ラストではまた立ち位置戻るんだけど。
しかし各国首脳と補佐たちはそれぞれにいいキャラしてますね。デフォルメされたお国柄の濃縮がやっぱり上手い。その立派な個性もどうせ蹂躙されるんだろ、って未来が読者には見えていて。モンパニでお前次食われるんだろっていう楽しみ方に近いものがあります。そう思わせる曲世愛という存在。でもこの巻読んでて最早に遠く及ばない存在かなと思うに至ったのでした。いいとこ、みさきやザシュニナよりちょっと上ってとこじゃないかな。

中盤も引き続きアレックスに集約する流れ。そんな中でサムの描写がとても好きです。通訳をただ通訳として出すだけでなく、べき論ぶち上げて細部まで描写してるあたり、話に厚みが出てきますね。エンタテイメントなだけでなく、読者に自殺をサイエンスさせるテーマの投げかけから、いちいちこういう描写まで、話が面白いつまらないという以上に、このディテールの作り込みというか削り出しというか。SFかくあるべし。
そして聖書につなげてくる流れ。ここでタイトルのそれが出てくるのか。大淫婦。

終盤でその作り上げたお膳立てをぶち壊す曲世愛。まったくモンパニだ。普通、ここまでページ進んだら、いい、続く、悪い、終わる、それで決着するよねえ。でもまだ終わらないらしい。逆に不安になってくる。つまらない締め方はしないでくれるだろうか。謎は残すかもしれないけど、つまらない展開でないことだけは期待しよう。今まで野﨑まどにそういう意味で裏切られたことはない。
ひとつだけ気になることがあるとしたら、つづく、この意味合い。まさか延々と終わらないってことはあるまい。よい、悪いの意味をぶち上げてこの作品までそうしたらそれは悪いにしかならんですよ。

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