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2019年5月31日 (金)

今月のまとめ(R1/5)

令和になりましたね。R1。
なぞとき遺跡発掘部 弥生人はどう眠りますか? / 甕棺には誰がいますか? / 卑弥呼様はどちらにいますか?
小学館文庫キャラブン 日向夏著
ぞっこんというほどでもないけど、今追いかけてる中では一番お気に入りの作家さん。とてもバランスのよい作風だと思います。
灯里は猫猫に被るなあ。灯里のがあからさまな側面は強いけど、基本的に似てる。父親がどうしようもないみたいなところとか設定的にも似てる。壬氏を先輩、やぶ医者+羅門を教授、いくらかの違いはあれど、日向夏作品はこういう構成がちょうどいいのでしょう。安心して読めます。考古学的な謎を期待してると肩透かしくいますけど。
キミの忘れかたを教えて / 2
角川スニーカー文庫 あまさきみりと著
青春を取り戻そう。余命半年のまま終わってた方がきれいに話まとまると思うけど、多分そういうのを書きたい感じじゃなさそうなので、ご都合的でもハッピーエンドに。そもそも鞘音が最初から転んでるし。
方言が北関東方面かと思いきや、旅館で金目鯛の煮付けとか出て伊豆周辺かと思わせて、実は腰まで埋まる豪雪地方とか、設定が読みづらい。地方色出してくれるのは好きなんだけど、もう少し骨太であってほしい。
読みやすいけど面白いかといわれたら否だなあ。表紙買いはされる絵です。
大進化どうぶつデスゲーム
ハヤカワ文庫JA 草野原々著
バトロワ始まったかと思ったらガルパンに。裏ピクとかその他いろんな要素入って、そこら中オマージュだらけ。そうすることで間口を広くとる手法なのは、今どきの売り方で。あと最近のハヤカワは百合推しのようで、それも重要なファクターなんでしょう。それはそれとして、登場人物が顔付きで一覧になってるのは助かるけど、その他はあらゆる面で前作を下回るというか。この作家さんは、現代はこういうのが売れるんだよだからこんな要素入れた作品書いてよみたいな方向性じゃなく、もっと尖らせていかないとダメじゃないですかね。ラブコメもこれもちょっとひどい。最後にして最初くらいとち狂え。
ゲームでNPCの中の人やってます
ハヤカワ文庫JA もちだもちこ著
どこまでも偏ったオタ妄想を膨らませつつ突き進んでいく展開。腐女子が妄想してSS広げてったんですねという、設定も何もあったものじゃない雑な世界で妄想繰り広げてる内容に白けます。その妄想がいいんだこまけえことはいいんだよみたいな人には、入り込みやすくていいのかも。そういうのがお好きな人はどうぞ。自分がターゲットじゃなかっただけ。という感じで、こんなのを売り物にしようというその根性に辟易してます。だからネット小説で勝手に発表してる分には文句などあるわけもなし。文句を言いたいのは作者ではなくそれを売り物にしようと考える編集に対して。せっかく高い金払うつもりで高級レストラン行ったのにいつものように食べ慣れてるスーパーのお惣菜が出てきました的がっかり感とでもいおうか。ラノベみたいに売れる作品を、って、そういう手法じゃないでしょ。こうしてガラパゴスは進んでいくんだな。
ピクニック・アット・ハンギングロック
創元推理文庫 ジョーン・リンジー著 井上里訳
40年前に話題になってた映画らしい。勉強不足ゆえ、聞いたこともなかった作品。
かいつまんでいえば、アップルヤード学院でおきた一連の事件、みたいな。わりと投げっぱなしというか、怪談系。最後まで謎のまま。解説によれば最終章あったらしいけど、その内容があまりにオカルトでそんなラノベ展開いらんわみたいなつまらないお話がくっついてたので、出版時に削除したらしい。正解。
ゆえに、多数死んでったりするけどそういう部分ではなく、いけすかないヒステリー校長が歯痒い思いをさせられて追い詰められていく様子を見るような、パニック系でいえばさっさと食われろみたいな展開を楽しむ作品とでもいうか。でもその視点は現代だから言えるのでって、当時そんな視点で読む風習は多分なかったんじゃないかなあ。
アーマ、ミランダ、マリオン、マクロン先生の4人がピクニック中に行方不明になるのが起。それが気になってたマイケルとアルバートがアーマを見つけるところまでが承、校長の転落人生から後日談までが転と結。
物語としてはどうかと思うけど、描写的な面では結構いい感じ。心理描写も情景描写も。ただ、文章はもうちょっと区切れ。というわけで、モスリンのサマードレス姿とか自然の奥深さとか当時のお貴族様と使用人の機微とか、校長の傲慢さとか、セアラとミランダ、マイケルとアルバートの友情とか、ポワティエ先生やトム、ホワイトヘッドらの善良な市民ぷりに癒されたり、善かろうが悪かろうが淡々と死んでくどうにもならなさ、みたいなところを味わえばよいのではないかな。とはいえ、やっぱり話はつまらないというか、お話になってないのだけど。
読み終えたところで件の映画をTSUTAYAで借りようと思ったけど、行動範囲のTSUTAYAにはそんなのありませんでした。Amazonプライムにもないし。いつか機会があれば。
俺、猫だけど夏目さんを探しています。
宝島社文庫 白野こねこ著
普通に漱石オマージュだけど、本家同様に設定ガバガバ。そんな感じで、読み始めたときの印象はあまりよくなく。でも読み進んでいくと好き勝手な猫らしさとか新旧飼い主ととその周辺のハートフルさとか挙句生き別れの家族まで、何このヒューマンドラマならぬキャットドラマはみたいな感じで楽しめたという。
9冊。今月の1冊は猫かな。漱石好きならきっといける。

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