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2019年4月29日 (月)

今月のまとめ(H31/4)

平成最後の読書は鴨志田一でした。令和最初は日向夏になる予定。というか跨いでる。実質日向夏。

賢者の怖れ 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7
パトリック・ロスファス著 山形浩生、渡辺佐智江、守岡桜訳
前巻
本原て、なかなか日常で使わない言葉なのだけど、どうしてこういう言葉をチョイスしてくるかなあ。さらに無縛本原とか熟語派生までするし。阿諛追従とか欣喜雀躍とかまあ使わないよね。沖仲仕とか古い人は使っていた言葉なのだろう。
そんな、もうちょっと現代日本語訳がんばってくれという気持ちと、知らない言葉に出会う楽しさとが、入り混じります。山形浩生の訳で色眼鏡入ってしまうのだけど、こういう気障ったらしさは嫌いじゃなく。でもふぇるりあんのひらがなことばは、これはくんよみでまとめてくれませんかね。おんよみまじるとあるべきおごそかさがうしなわれるとおもうのです。
本編的には、クォートが色々たくらんでやらかす秘術校内外や公爵様周辺のやりとりとかやっぱり面白くはあり。問題解決に向けてのクォートの力強い意志と、ウィルもシムもフェラもよくフォローしてるし、もちろんアンブローズも立ち位置に合ったいい仕事してる。デナは設定が勝ってる感じだけど、後々に大事な場面があるのだろうし、アウリやデヴィもいいアクセント、デダンやマーテン、テンピまで途切れることなくいい脇役が揃ってます。一読者として登場人物に共感術効いてるよね。いっそレサニまで身に付くかもしれない。
海外作品読むたびに思うけど、やっぱり原文読めると違うんだろうな、と。4巻以降ホントに面白いです。
そして山形浩生よ、あとがきがとても赤裸々すぎる。読んでれば分かる。そこまで言うな。本編のネタバレまではいい。でも先の展開まで勝手に妄想押し付けるな。こういうところが好きじゃないんだよなあ。

これは学園ラブコメです。
ガガガ文庫 草野原々著
学園ラブコメでした。でも草野原々作品でこれを最初に読むのは毒だと思う。そしてこの作品を面白いとは言いたくない。これを面白いと言ったら『サブカル糞野郎』と同じ土俵に上がることになるから。作者は楽しんで書いてると思うし、それは結構なことだと思うけど。結局のところ、この作者に期待しているものはこのジャンルではないんだよな。商業的に阿ってる感が出るとつまらなく感じてしまう性というか。要するにラノベ界に縛られた制約の上で書いても面白くなるわけない、と。編集のせいともいえるし、業界自体もう手遅れだから仕方ないともいえる。
同時発売のハヤカワの大進化どうぶつデスゲームの方に期待します。来月優先して読む予定。

青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない
電撃文庫 鴨志田一著
これは7巻。前巻は6巻。直前に読んだのは9巻
職場の引き出しの奥で眠ってたのを発見した。やっぱり買ってなかったわけではなかったらしい。自宅だけでなく積読はどこにでも増殖するもの。
麻衣も翔子も救われてよかったね、だけど、ご都合的な感は否めず。その面白さも白けてしまう側面がどうしてもぬぐえないじゃないですか。それでもハッピーエンドたれって人は多いと思うし、今のラノベ界はそうでなきゃいけないんだろうけど。
6巻で終わっていいという自分の心は変わってません。アニメも当面見る予定なしということで。続刊読まないとはいわないけど。

8冊。今月の1冊を選ぶなら、まあ賢者の怖れ4巻か。4巻だけ選んでもしょうがないのでシリーズを。話が動き始めるのが遅いんだよなあ。世界の厚みのためにそれだけかかったという言い訳が珍しく通用する内容だけど。


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