« バーフバリ 王の凱旋 | トップページ | 今月のまとめ(H30/1) »

2018年1月31日 (水)

最後にして最初のアイドル

ハヤカワ文庫JA 草野原々著

キャッチーな表紙に似合わないハードなSF3本立て。面白い、というより、好き。思考実験こそSFなのだけど、とにかくその都合いい部分だけを拾い上げて尖らせて暴走させていったらこうなった、みたいな作風。話の展開のさせ方というより、その考え方そのものがエンタテイメントになってる。読めばわかってもらえるはず。

最後にして最初のアイドル
本のタイトルになってるそれ。読んですぐ分かるラブライブ感。解説によると元々がラブライブの二次創作らしい。そこから商業化できるまでブラッシュアップされたのがこれとのこと。なお読んでいて、ニコとマキだったというところまでは自分には分からなかった。スクフェスやってない自分は、基礎をアニメだけで想像して、ゲーム部分はデレステから脳内翻訳して読んだ感じ。読了後に解説で答え合わせ。
アイドルという言葉で何を定義するか。まずそこから。それがなんやかやで向こうの世界に旅立ちます。半分以上自分はついていけてません。でも一知半解のアタマでも楽しいんですよ。知ってたらもっと楽しめるだろうし、ツッコミたくなる部分ももちろん増えるでしょう。そういうのも含めてSFだし。こういうときは布教して知人にも読んでもらってそこでの会話で理解を深めるというのが正しい読書の形。そうしたくなる作品です。
アイドルつよいね。

エヴォリューションがーるず
ガチャを風刺してるのかーと思わせながら、異世界転生物。とさえいっていいものか。どこかでグロ描写入る作風でもあるのだけど、この作品がいちばんリアルな異形方面なので、脳内再生とても大事。それでいながらラストがなぜかお涙頂戴だもんなあ。ずるい。こういう落差も作家としての懐の深さですかね。
ちなみにこれはふれんずに絡んでるらしいけど、あんまりそんな気しませんでした。

暗黒声優
これも言葉の定義が重要。こっちは現代的な意味での声優を、天然声優として分離されてるのでまだ分かりやすい。この作品における声優は、声優と呼ばれる何か別のもの。アイドルはそのあたり完全に混沌とさせて読ませているので、そのあたりはこっちのが親切。
迫害される種族はこうやって自立していくんです。太陽系外はきっと広いはずだけど、先の2本がもっとスケール大きかったので、小ぶりな世界ですね、このエーテル宇宙は。

まあとにかく色々とアタマおかしいんですよ。細かいツッコミとか野暮は横に置くとして、ぜひ読みましょう。楽しい。

« バーフバリ 王の凱旋 | トップページ | 今月のまとめ(H30/1) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/572742/66347175

この記事へのトラックバック一覧です: 最後にして最初のアイドル:

« バーフバリ 王の凱旋 | トップページ | 今月のまとめ(H30/1) »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31