« 2017年10月 | トップページ | 2017年12月 »

2017年11月

2017年11月30日 (木)

今月のまとめ(H29/11)

11月もトライアドイベントのために読書停滞。

あのねこのまち あのねこのまち
講談社ラノベ文庫 紫野一歩著
猫又ファンタジー。人情物臭を出しすぎかなあ。もうちょっとゆるく読み捨て物目指した方がよかったと思う。それでも猫ってだけでフミがストライクな人はいるでしょう。でも人情物にも振り切れてないし、分類として結構困る内容。作品の目的地が見えない。
ラストの爪については、むしろ指の骨のが問題になりそうで。足の爪も。ねえ。

三毛猫カフェ トリコロール
スカイハイ文庫 星月渉著
ファンタジーなタイムトラベル物。17歳の間だけ旅をできる血筋。そんな設定。空想の世界。
お母さんとの再会。に、この顛末と組み合わせと設定。どうだろうか。期待せずに読んだので、失望もしてませんけど。挿絵じゃないけど、こういう空想はコミックのが合うでしょう。逆に考えよう。空想コミックのノベライズと思えば。
あと、今川焼き食べたくなります。近所で売ってるの1店舗だけしかないな。

スピンガール!
メディアワークス文庫 神戸遥真著
ポールダンス興味あります。もちろん手に取るよ。が、主人公に魅力ない。それでも成長を期待して。うん、成長してくれた。話聞かない子が話聞くようになったよ。そんな舞は暑苦しいけど、満園ちゃんはよいね。それ以上に咲子となつめ。ただ、絵面的に小説だと弱いので、映画化希望します。シムソンズとかああいうの好きな人にはいけるはず。
ていうか、リアルにポールダンス見に行きたいです。

なれる!SE 16 2年目でわかる?SE入門
バビロンIII -終-

個別2冊で、計5冊。少ない。

ラノベのマイブームって4年くらいだったかな。大量に読めるので、いい作品に出会えることもあるのだけど、打率考えると実際のところ一般小説とさして違いはないのかも。もちろん駄作も多いし毒にも薬にもならない空気も多くて、むしろ粗製濫造感溢れるジャンルとして認識される副作用のが大きく。
今月の1冊?答えるまでもないでしょ。

バビロンIII -終-

講談社タイガ文庫 野﨑まど著

待望の最終巻。と思ってたらまだ続くのか。ここで投げる作家もいなくはないけど、さすがにそれはなかろう。打ち切りにするほどに期待値低くもなかろうし。

1巻2巻

舞台は変わって上流ワールド。その説明で1/3まるまる。自殺法について首脳たちがどう動くかの下拵え。そこまで引っ張ってから善登場。でもこの巻では主人公をアレックスに譲り。ラストではまた立ち位置戻るんだけど。
しかし各国首脳と補佐たちはそれぞれにいいキャラしてますね。デフォルメされたお国柄の濃縮がやっぱり上手い。その立派な個性もどうせ蹂躙されるんだろ、って未来が読者には見えていて。モンパニでお前次食われるんだろっていう楽しみ方に近いものがあります。そう思わせる曲世愛という存在。でもこの巻読んでて最早に遠く及ばない存在かなと思うに至ったのでした。いいとこ、みさきやザシュニナよりちょっと上ってとこじゃないかな。

中盤も引き続きアレックスに集約する流れ。そんな中でサムの描写がとても好きです。通訳をただ通訳として出すだけでなく、べき論ぶち上げて細部まで描写してるあたり、話に厚みが出てきますね。エンタテイメントなだけでなく、読者に自殺をサイエンスさせるテーマの投げかけから、いちいちこういう描写まで、話が面白いつまらないという以上に、このディテールの作り込みというか削り出しというか。SFかくあるべし。
そして聖書につなげてくる流れ。ここでタイトルのそれが出てくるのか。大淫婦。

終盤でその作り上げたお膳立てをぶち壊す曲世愛。まったくモンパニだ。普通、ここまでページ進んだら、いい、続く、悪い、終わる、それで決着するよねえ。でもまだ終わらないらしい。逆に不安になってくる。つまらない締め方はしないでくれるだろうか。謎は残すかもしれないけど、つまらない展開でないことだけは期待しよう。今まで野﨑まどにそういう意味で裏切られたことはない。
ひとつだけ気になることがあるとしたら、つづく、この意味合い。まさか延々と終わらないってことはあるまい。よい、悪いの意味をぶち上げてこの作品までそうしたらそれは悪いにしかならんですよ。

なれる!SE 16 2年目でわかる?SE入門

電撃文庫 夏海公司著

読んだの11月初旬だけど、個別エントリでアップしないまま月例に混ぜる流れになりつつ、でも何となくさみしいのでやっぱり最後くらいは独立させとこう。そのくらいには好きなシリーズ。好きというか、テリトリーだった。タイミングも、読む直前に品川アレアにも行って話してきたてのもあって、まずまずタイムリーでしたというおまけ付き。

4巻5巻6巻7巻8巻9巻10巻11巻12巻13巻14巻15巻
1~3巻はi-revoサービス終了のためリンク切れ。あっちは保存すらしてない。さらに前のサンリオブログはサービス終了前に保存しといたけど、当時はラノベなんか読んでなくて映画ブログだったしな。

スコア争いしても今のままじゃどう攻略しても勝ち目ないから、別の土俵で戦ってやるわって、相手の攻略を台無しにしますよ作戦。ルールの外で戦うことがゲームでなくビジネスですよというありがたい啓蒙作品。日本社会への皮肉。
次世代のデファクトスタンダード作ってしまえというのは、まあこの作品らしさは出てると思います。工兵については。他はみんな切られちゃったかな。立華でさえほとんど出番ないし。何よりも終わらせることを優先させた結果なんでしょう。ラノベとしてはちょっと弱いです。
締め方も貧弱だったなかあ。もう少しキャラ前面に出した方がそれっぽく満足感出たんじゃないかと思わなくもないけど、最終巻までついてきた読者は多分自分同様ネットワーク従事者だろうとも思うので、キャラなんか二の次と思ってるかもしれない。個人的には、総務ルートからスルガ乗っ取るくらいが一番いい落としどころだったんじゃないかなあと思うのだけど、でもそこまでページないか。せめてもうちょっと夢持てるエンディングであってほしかったくらいは、言っておきたい。そんな締め方。

あとがきは生々しいです。夢がないのは仕方ないとしても、最後くらいはすっきり終えてほしいかな。既刊の中でもかなりどんより。精神状態あまりよろしくなかったんじゃなかろうかと心配になります。でもこんな業界ラノベはさすがにもう出てこないだろうな。
なお、人間性能高い人は少なくとも日本でSEとかやるもんじゃないというのは自分も同意します。自分の世界を作れないという意味で。まさにIT土方。自分みたいにやれることの少ない低能には必要な職種ですけど。一人親方ネットワークSEってすごく多いけど、横のつながりから仕事もらえるかどうかがすべてです。派遣は稼ぎにならないのでとにかく人脈作りましょうな世界。シリコンバレーとか行くような高性能な人はどうぞお好きに。

16冊の弊害はどうしたって隠せない。せめてキャラかストーリーかどちらかだけでも筋を通してほしかった。工兵が次の一歩に進みましたというには足踏みなエンドってのはやっぱり微妙。プラットフォームとしてのラノベ限界をまた突きつけられてしまったのでした。大雑把にそんな感想。それはそれとしてお疲れ様は言っておきましょう。
メディワから出てた別作品も買ってあるので、そのうち読んでみます。

2017年11月11日 (土)

ブレードランナー2049

海老名にてヤマノススメリピートと2本立て。複製原画第2弾いただいてきました。あおい。

3D/MX4D吹替。4DXと違って噴霧off機能ないんだな。3Dメガネと相性悪い。そして3D映画は暗い。自分はそこまで気にするタイプじゃないけど、友人はかなり気にするので、またあとでその話になるなと思いながら見つつ。

全編通しての感想として、まずジョイかわいい。上手く画像処理されてるなー。29歳の女優さんとはとうてい思えない。

タイレル社からウォレス社になってレプリカント4年縛りがなくなったらしい。前作って宇宙開拓のために奴隷扱いされるレプリカントに人権をみたいな作品かと解釈してたのだけど、今回宇宙のうの字もなかったし、貧民扱いぽいけど奴隷ではなくなってた感じが30年の差分かなと観始めたのだけど、そういう意識以上に社長の野望を阻止しろみたいなお気楽大作的方向に舵切ってて、これはブレードランナー名乗っていいのかって思ったのでした。
タイレルの社長は奴隷扱いしてたかもしれないけど、まだ見ぬ未来を夢見て、みたいな視点があったように思うけど、ウォレス社長はぼくのかんがえたりそうのみらい、みたいな視点で動いてる感じで、SF的には前作のがよかったと思うのですよ。今作のSF要素はむしろジョイ。レプリカントよりもウォレス社はこっちの方面でいい仕事。

最初に殺されたネクサス8の生き残りとか、ジョイの優しさとか、前作の社長秘書の子を追う流れとか、記憶のミスディレクションで木彫りの馬をちりばめてるのはよいけど、ACGTデータ重複発覚あたりから無菌室博士か売春婦の2択かなと見せつつ、デッカード登場からそっちに行きつくとしたら、この無菌室が焼却炉の本体?みたいな方向に進んだのは納得しがたく。
デッカード確保が目的とはいえあの流れならジョイ破壊と同時にK殺せよって思うし、だから後で海で戦うハメになるんだよってつっこむしかなくなるし、そもそもデッカード連れ去られた後で売春婦に連れられてレジスタンスに迎え入れられたところから本来はそっちに流れるのがブレードランナーじゃないのかと思ったわけで。
でもブレードランナーって名乗ってなければこれはこれで見られる内容ではあるとも思ってはいるんですよ。単にブレードランナーじゃないというだけ。

普通にSF要素入りの娯楽大作って思うのが正解でしょう。
SF要素的にもプジョーの車とかよかった。シドミードのお仕事なのかな。
とりあえず長いです。もう少し上映時間短いとよかったなあ。

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31