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2017年4月

2017年4月30日 (日)

今月のまとめ(H29/4)

なかなか読書ペースが戻らない。それが本来の実力ということ。

薬屋のひとりごと 5 / 6
ヒーロー文庫 日向夏著
前巻
行先は西安ぽいけど実際には西寧市あたりが適当かなとか勝手に思ってますが、フィクションなのであくまでもイメージだけ。時代だって宋代くらいが土台かなとかてきとーに思ってますし。碁にコミあったりもするけど。
猫行く先に事件あり。そういうところはミステリのお約束。事件じゃなくちょっとした謎に関わる程度に留めてもらっていいんだけどな。蝗はいいけど、白娘々や占者まではちょっとねえ。凶作まで操つる工作員との力比べってのは、キャラのコンセプト的に猫の手にはちょっと余りはしないかと。芋の話くらいでちょうどいいと思うよ。まあそれが凶作と話がつながるのだろうから、まあよく脚本組み立ててるなって感心はしますけども。
それに猫はもっと打算で動いていい。目先の薬の材料に踊らされろ。据えられたら壬氏がもっと可哀想なことになるし、簡単には自由な動きもできなくなるだろうけど、それはそれで後宮の中で面白くできそうだし、何よりそっちを見たい。このところ壬氏よりも馬閃や羅半あたりのがいい動きをしてるので、話の広がりを考えたら正直猫はもう据えちゃっていいと思うんだ。猫は持ち込まれる側。積極的に巻き込まれにいかなくていい。
いい作品だと思うけど、そろそろ飽きが首をもたげ始めてきてるので、やっぱりどこかで綺麗に締めてほしいなと思うのです。

まるで人だな、ルーシー
角川スニーカー文庫 零真似著
第21回スニーカー大賞優秀賞。何を以ってして受賞したのかさっぱり。テンプレラノベではあまり見られないこねくり回し方からにじみ出るオサレ感が選考員の琴線にでも触れたか。
箱が人から要素をもらって人らしくなってく、要素を渡した人側は人らしさをなくして、その齟齬から心の動きを表現してみようとかそんなの。のわりにメッセージが伝わってくるでもなし、要素のモジュール化を寓話的に処理するのもちょっと無理筋。そもそもルーシーが何だったのかもよく分からず。

異世界拷問姫 3
MF文庫J 綾里けいし著
前巻
相変わらず薄っぺらい。エリザベートを救うべく皇帝として起つみたいな流れも、色々とやりたいことは伝わってこないわけでもないのだけど、作者の基本姿勢が掘り下げに無関心なようなので、そういう楽しみ方はほぼ無理め。そもそもお話を読むよりも、バトルとかキャラのかけあいを見て楽しめ、な作品なので、そんな考え自体が無粋。よくいえばアニメ向き。そんなところもMFかなあ。MFだ。

誤解するカド
ハヤカワ文庫SF 大森望・野﨑まど編
正解するカドに絡めて売られては仕方ない。
何作かははるか昔に読んだものもあり。関節話法とか今読んでも面白いな。ついでに家族八景とか読みたくなってくる。なるだけで読まないだろうけど。
第五の地平はついこの前読んだばかりだしまあ、ね。

終末なにしてますか?もう一度会えますか? #4
スニーカー文庫 枯野瑛著
前巻
ナイグラートの出番が多めだったのが個人的注目点。とはいえ本編で特に刺さるものはなかったです。でもあとがきが。5巻に期待しないわけにはいくまい。獣も星神も救ってこその本シリーズだと思ってるので、広げた風呂敷をまた小さくされてちまちまと4冊も続けられても楽しめなかったんですよ。スウォンやかーま、いーぼあたりは期待大、下手したらネフレンやクトリどころかリーリァまでくるかも。5巻さん、頼みますよ?

あと、単発のりゅうおう。計7冊。10冊読めてない。

今月のチョイスはカドにしときますか。いつまでもSFって新鮮。

2017年4月16日 (日)

バーフバリ 伝説誕生

先週攻殻観に行ったときに、これすごく面白そうじゃね?って気になってた作品。実はインド映画を通しで観るのは初めて。

シブドゥ。主人公かと思いきや、主人公は父ちゃんなのか。タイトルは少なくとも父ちゃんだ。まあ導入部を説明する仕事はしてる。というかプラバースさん2役で大活躍。戦士というよりほとんどニンジャか仙人。まあ神というなら。
アバンティカ。女戦士。踊る。シブドゥにいじられる様は面白い。
バラーラデーヴァ。簒奪王。つよい。使用武器はハイパーハンマーになる玉錘(というのか)。自動巻き上げ機能付き。戦車かっこいい。舗装道路でしか使えないと思うけど。
サンガ。滝の下の村のシブドゥの母ちゃん。偉そう。
デーヴァセーナ。上の国のシブドゥの母ちゃん。広場につながれてる見世物。結構ねじくれてるので、あんまり可哀想に思えない。
シヴァガミ。バラーラデーヴァの母ちゃん。お前の判断と子育てのバランスの悪さが諸悪の根源だ。先王の兄らしき左手不自由な父ちゃんともうちょっと意識合わせしとけ。
カッタッパ。誰というより国の僕か。
カーラケーヤ。隣のバーバリアン。どうみても10万以上いる。ていうか2万5千のマヒシュマティ兵が10万いるように見える。だから50万くらいいそう。

滝登りに隠密ストーキングに大合戦に見どころ満載。唄も踊りもいい感じで差し込まれてるし、しっかりエンタテイメントしてる。小難しいことやりたがるフランス映画やロシア映画よりよっぽど楽しい。それでいて内容は王道。奪われた王位を取り戻す話と思われる。多分。

本作が前編で2時間半。コロナで1日1回上映で10人入ってなかったので、後編は上映されないみたいな可能性もあるけど、お願いだから上映してください。連れ曰く、エンドクレジットでパート3みたいなのもあったっぽいという話もあるので、まさかの7時間半コースかもしれないけど、インド映画だからあっても少しもおかしくない。

ほぼ唯一の不満点はエンドクレジット途中で曲が終えて次の曲が入るでもなしに無音のままクレジットが続くところ。まあ初のインド映画は充分期待に応えてくれました。普通に楽しい。続編絶対に観に行きます。

2017年4月13日 (木)

りゅうおうのおしごと! 5 / 御伽噺のその後に

GA文庫 白鳥士郎 / さがら総 著

あとがきによると最終巻?じゃあ個別エントリにしておこう。というつもりなんだけど、7月に6巻の発売予定あるみたいなんだけど。

1巻2巻3巻4巻

名人との対局。主人公が主人公であるために、あいでさえ入り込む隙がないのはいいけど、名人もちょっと薄味かも。最低限のことはしてるけど、もうちょっと2人の世界を作り上げられたんじゃなかろうか。ほとんどクズ1人の世界だった。完全に一人称な小説ならそれでこそなんだけど、この作品も他のラノベよろしく結構あっちこっち飛ぶからねえ。

といいつつも、前半はしっかりラノベ。雛鶴旅館はじめ家族たちの暴走っぷりだとか、脇役たちの使い方もとてもラノベらしく白鳥士郎らしく。
そして後半の本編。千日手と打ち歩詰めが重なった場合どうなるのか、ってまあ普通知らないわな。そういう、題材に関して切り込んでいく側面も、白鳥士郎作品の面白いところ。というよりも企画力とか構成力とか表現力とか文章力ではなく、いつも言ってるように、作品に取り組む姿勢がこの作者の最大の魅力であり。その姿勢を持ち続けてくれる限りきっとファンは付いていくことでしょう。

4戦目の覚醒からクズ竜王は本当に先の世界に行ったんでしょう。その先のドラマも多分面白くなるとは思うけど、早々に締めてくれていいんですよ。次の作品がまた一段上の面白さになるはず。次回作も楽しみですから。

おまけの小冊子は読まなくてよし。不快になるだけ。数年後に同人誌でやりました、なら構わないけど、最終巻の付録がこれ?いい加減にしろ。余韻が台無しだわ。
さがら総の評価ずっとだだ下がりだったけど、これで最底辺まで行き着いた。これを通した編集も問題。わざわざ原作レイプして、それを喜んでるのは内輪だけって感覚は微塵もないんだろうか。内輪のつもりで楽しむ外野はさておくとして。
絵だけ堪能して、小話は読んではいけない。こういうものも楽しめる懐の広さとかそういう問題ではなく、美意識がなさすぎる。売れればよかろう?えぇ、そうですね。

2017年4月 9日 (日)

ゴースト・イン・ザ・シェル

コロナで4DX/3Dにて。

資本の都合で唐土ナイズ具合が強めだなーというのと、やたらと真上からの視点で見下ろす演出が多用されてたのが気になった本作。士郎正宗らしさは薄味だけど、内容は思ったより普通。どちらかというと4DXじゃなきゃダメと思って観に行ったわりに、別に4DXの必要なかったなと思ってしまったのが残念だったところ。だって士郎正宗作品だったら4DXいけそうに思えるじゃない。見下ろし視点も、最初はふむとか思ったけど、あまりに多用しすぎて後半はもういいよ状態だったし、4DXの座席のムービングがあんまりそれに合ってたわけでもないし。

たけし気になって観てみたかったのもあるけど、桃井かおり出てるのは知らなくて、いたんだというか、おかげでお涙頂戴感補強されて、そりゃ士郎正宗感薄味になるよね、と思ってしまうそんな士郎正宗作品世代。

ということで、士郎正宗と思わずに観に行くのがいいんじゃないですかね。人によっては押井守よりは見られるとか思うくらいには普通の作品です。

むしろ明日(すでに今日)コロナに舞台挨拶で天龍源一郎くるんだー、とかそっちのが気になった日でした。

2017年4月 1日 (土)

キングコング:髑髏島の巨神

当日いきなり誘われてアリオ亀有にて。先月デレステでこもってた反動で、身軽にふたつ返事。行ったらやたら混んでて、そういや月初だ、映画の日だったと現地で気付いた、というか現地の人混みを見て悩んだ結果それだったという。
観たのは3D吹替え版。

基本的に自分のキングコングのイメージって、人とコングの意思疎通みたいなイメージなのだけど、この作品はむしろただのモンパニでした。そんなんでいいの?

特にパッカード大佐なんか、どうしてそこまで「俺これからやられるからな」みたいなフラグ立てるような行動ばかりするの。大体そんなやられ役にどうしてサミュエルLジャクソンとかあてがうのさ。そんな役どころならもっと売れてない役者でいいでしょ。
あと、自分的にはマーロウが主人公なのだけど、生き様とか立ち位置とかいいけど、その前にこの島で生き残って歳重ねてたらそんなまるまる太ったおっさんにはならないと思うんだ。ジョンCライリーもミスキャスト。

という感じで、キングコングというよりメガシャークでも見てるかのような気分でした。端的に、キングコングvsマッスルスリヴァー。ナナフシとかはいい見せ方だったと思うけど、クモとかトカゲならぬスリヴァーはコングの敵ですらなかろ。将来ゴジラと戦う彼があの程度のモンスターに苦戦するようではいけない。
そのうちゴジラだけでなくモスラやキングギドラと戦いそうです。

この映画、本編よりも先日宣伝のために来日してた監督のひげのが印象深いです。

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