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2016年4月30日 (土)

今月のまとめ(H28/4)

今月は9冊。3日に1冊より少ないペース。のめりこめる作品に出合いたい。

S20/戦後トウキョウ退魔録
NOVEL0 伊藤ヒロ・峰守ひろかず著
先月からの続きで伊藤ヒロ作品。
世に出た作品のルーツを捏造する遊び心たっぷりなところは伊藤ヒロっぽいというか、要するに丁寧な民明書房とでもいうか。
矢追純一や雪男、E・Tやモスラや、他もね、おふたりとも楽しんで書いたんだろうな。その姿勢でいてくれる限り読み続けると思いますよ、えぇ。

トリモノート
新潮文庫nex 森川智喜著
未来の道具を使って岡っ引き活躍な、ドラえもん的デザインの娯楽小説。誰もいない光る家なるタイムマシンから色々道具拾ってきて、それを使って事件解決。といってもせいぜい20世紀の道具。タイムマシンの所有者は出てきてない上で、使用法違わずに使いこなしてるところも見せ場の1つだけど、大っぴらに使ってないのであくまでもそちらは脇役で、人情話がやっぱり軸なのかな。
毒にも薬にもならない娯楽小説かなあと。ひと山いくら。

うーちゃんの小箱
角川スニーカー文庫 和見俊樹著
第20回秋スニーカー大賞、優秀賞受賞作。らしい。知らないうちに春秋式になってた。大賞も15回を最後に出てないのか。まあそっち方面まるでチェックしてないしな。
授賞式から始まるオレツエー感とかそれで満足していない意識高いアッピルとか、開幕から設定とか展開なんかはラノベなのだけど、心理描写だけ切り抜いてみると文学寄り。視点も一貫してるし。おかげで霧姫以外のサブヒロインたちが非常におざなりな扱いです。まあそれでこそ脇役なんだけど、じゃあラノベって体はどうなのかと。
もうちょっとラノベから足を抜いた感じで、深月とかあんな唐突な登場にせずに、玲央も霧姫のためのダシと割り切らずにもうちょっと気持ちが見える描写ならというか主人公の交友関係をもうちょっとリアリティ持たせられてたら、多分もうちょっといいなと思えたんじゃないかなというくらいに、とにかく主人公の思考と頭の中のうーちゃんと、そこを貫いて書かれていたところは受賞作かなと思ったのでした。あと作中で十角館推してたところもそれっぽさがあるようなないような。ていうか自分が未だに綾辻読んでないので、そのうち読まなきゃダメなんだろうなあ、と。
少なくともここ数年のスニーカーの受賞作の中ではまだいい方だと思えたので、今後の活躍に期待するとしましょう。

呪術法律家ミカヤ
ダッシュエックス文庫 大桑康博著
第2回集英社ライトノベル新人賞。法廷物って厳しい目で見られがちなので、おそらく作者はマゾだと思います。
アイスフェルドすげーですべてが解決しそうな背景が、法廷物というかミカヤの魅力を半減させているというか。証拠の引き出し方も弁もあんまり魅せてくれてない。どちらかといえば圧倒的アイスフェルドのファンタジー要素に偏った作品。
その物足りなさもダッシュエックスらしさといえばそんなもんかなと思えるので、まあ長い目で今後の作品に期待するのがきっとよいのでしょう。

イレギュラーズ・リベリオン 3 偽りの姫君
GA文庫 尾地雫著
前巻
リースの妹。リースの正体が判明したところが一番大きいはずだけど、そんなことはお構いなしに文法通りの異能学園ハーレム。ラノベとして読んでる分には文章も読みやすくそれなりに楽しめてるのだけど、アニメ化したらひと山いくらの糞アニメになるであろうこと疑いなし。この設定を選んだ時点で仕方ないね。
ただ、タイトル的には過去メンバーより今のメンバーを持ち上げないといけないと思うので、今巻はちょっと微妙ではないのかな。

魔法少女育成計画episodeφ
このラノ文庫 遠藤浅蜊著
前巻
小編外伝集2。アニメ化も決まったことだし早いとこまとめてほしいものだけど、様々な理由でそういうわけにもいかなさそうなので、こんなワンクッションもまああってもいいのかと。でも無印のねむりんみたいにフォロー必須みたいなキャラはrestart以降それほどいるわけでもないし、ホントはなくてもいいなと思ってます。それは自分の視点。そもそもテンポのよさこそがこの作品の一番の長所なわけで、寄り道なんかしない方が作品の質は上がると思ってるんですけどね。
そう思ってはいますが、トットポップのそんなキャラ性や魔梨華のそんな面、その他ももちろん、色々書いてもらえれば膨らむには膨らむんで、あくまでも外伝と思えばやっぱり楽しみではあるんですけどね。上手くオチも付いてたので、構成的にはまあいいんでは。

ロボット・ハート・アップデート ~サンタクロースの友達~
KAエスマ文庫 門倉みさき著
第5回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作。読むまではアニメ化決まってるんだろうなって思ってたけど、読んだ後はいくら京アニでもどうだろうかと思ってる。そもそもコッペリアからしてされてないわけだし。
いい話。というひと山いくらの物語。いい話を求めるならどうぞ。どこかで見た内容だろうけど。
それはそれとして、属人的なインフラって設定はやっぱり無理があるんですよ。その3人がいなくなった後のことは考えずに研究とか実用化してるんですか、その世界の研究者や政治家は。ロボットや3姉妹云々よりもそういう背景をもうちょっとフォローしてほしいと思うのです。
あとまあユイカとか途中完全に消えてるし、正鷹の薄っぺらさだとか、色々と登場人物のバランスもよくないですね。それでもアニメになったら見るでしょう。それが京アニクオリティ。

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #05 / ~もう一度だけ、会えますか? #01

個別のすかすか足して今月は9冊。
今月のお気に入りというならS20だけど、通してすかすか読んでもらったらそれが、って感じです。ああいう切ないお話しに弱いのです。一歩間違うと瞬時にクソ化するからお涙頂戴は難しい。よく最後まで踏み外さずにいてくださいましたね。

5月は少なめになりそう。まあ時間の取れる限り。

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