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2015年10月23日 (金)

バビロン I -女-

講談社タイガ 野﨑まど著

久しぶりに独立エントリで読書日記でも。やはり野﨑まど。そして新レーベル。メフィストよもう一度って感じ。他の同時発行も森博嗣とか西尾維新だし、あと野村美月はちょっと違うか。まあ今後のラインナップも層が厚そうなので色々読むかも。まあ力入れてるレーベルであろうことは間違いない。文芸書を敬遠する自分としては、文庫でやってくれるのは好ましいところです。

検事が事件追うお話。大阪の証拠改ざん事件の説明から入ってる辺り、着想が時事ネタっぽくもあり。
しかしこの人、得意分野どこなんだろうってくらい何でも書くんだな。いつまでも期待以上の作家でいてくださいます。ありがたいことで。

主人公正崎善は普通の主人公。30代半ばの妻子持ち。相方の文緒くんはおどけた感じの若手事務官。こっちがボケ役。とても野﨑まどっぽいコンビ。
新域という町田相模原八王子周辺を第二の都心に、みたいな設定を背景に、薬事事件を追いかけてったら政治事件に絡んできて、謎の自殺、それをつなげる女A、B、C。政治事件は陰謀論にもほどがあるけど、まあそれはそういうものとして認めるとして、そこに女が絡んできてひっくり返してくれるというか、女が2人出てきた時点でどうせそれ同一人物でほぼ最早だよねと言いたくなるし事実そうだった、そんな野﨑まど展開。
これはもう読者サービスというしかあるまい。野﨑まど初読の読者にはきっと残念なレベルでの突拍子のなさ。新域構想をもうちょっと重厚に見せてくれないと危ういと思われます。knowみたいに遠い未来のSFでもないんだし。

でもまあ設定は危ういながらも、やっぱり事件を右から左に揺さ振るその見せ方はやっぱりいつものように上手いのです。欲をいえば合間で落としてくれる文緒のポジションを後半不在でいつもの笑いが不足してたのと、2巻以降でどうするのかというところが気にかかるところではあり。ひっくり返された新域構想絡みの事件もそれだけで終わるはずもなく、きっとさらに絡み合ってくるのでしょう。ただ最早、じゃなくて曲世愛が無双するだけの展開などはありえない。そして彼女を悪と断じる正崎はこの先何を見ることになるんだろうか。

まだ話が途中もいいところなので現時点では2巻に期待、以上のことは言えず。でもきっと面白いであろうことは確信してるのです。ミステリに見せかけているけど、多分これもホラーでしょう。最早がいる時点でホラー以外にならない。早く春にならないかな。

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