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2015年2月28日 (土)

今月のまとめ(H27/2)

13冊。昨年よりは読んでるけど、思ったほど読めてない。自分にがっかり。

青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない
電撃文庫 鴨志田一著
前巻
鴨志田作品にハズレなし。この3巻、シリーズ最高傑作だと思います。双葉のキャラを上手く表現して症候群発病。しかしこれだけ近所で発症してるということは、それほどレアでもないんじゃないかと。都市伝説扱いされるようなものじゃないよね。記者の取材力、超三流。せっかく展開はいいのだから、そういう裏付け方面を深く掘り下げてもらいたいなと思ったのでした。

魔王なあの娘と村人A 9 ~村人たちの秘密のクエスト~
電撃文庫 ゆうきりん著
前巻
そろそろ終わるそうな。ていうかこの方向性の作品が10冊も続くことがやっぱりおかしい。面白いつまらないじゃなくて、適性の話。

デート・ア・ライブ アンコール 3
富士見ファンタジア文庫 橘公司著
前巻
狂三かわよい。あとはたまちゃんが表紙になったら思い残すことはありません。

グイン・サーガ 135 紅の凶星 / 外伝 26 黄金の盾
ハヤカワ文庫JA 五代ゆう / 円城寺忍著
前巻
本編つまらない。五代ゆうなのになあ。4方向に手を出して、どれも薄く触りながら、それでいてカメロン殺すなど重いことやるという、そのちぐはぐっぷりたるや。そのエピソードはもっと重厚に扱うべきでしょ。配分悪すぎます。
逆に外伝はとても面白かったです。ヴァルーサとガンダルの物語。ヴァルーサ、本当にいい子なのね。ガンダルも。本編ではそうは見えなかったけどなあ。でも本編でああだったその理由付けは上手く表現されてたと思います。今後この作家さんのグインに期待してみよう。

できそこないの魔獣錬磨師
富士見ファンタジア文庫 見波タクミ著
第27回ファンタジア大賞金賞受賞作。跳満確定。学園ファンタジーラブコメにチョロインとそれをいじる主人公、そして最弱が最強に勝つとかいう根性論。その理屈はまったくもって納得できないけど、少年漫画的にいきたいらしいのでそれはそういうものとして。そういうのを好きな人が一定数いるのはいいとして、受賞する意味は不明です。でもファンタジアらしいといえばらしいのかも。

今日、となりには君がいない。
講談社ラノベ文庫 清水苺著
第3回講談社ラノベ文庫チャレンジカップ佳作受賞作。ライトホラー風味の純愛物、といったところ。わりとありがちだけど、存在が消されていく系のそれ。
でもこの手の作品の主人公は一途を表現するためなのか、どうにも柔軟性に欠けるというか悪い意味で頑固なのが多く、この作品も御多分にもれず頭悪く見えるのが残念で仕方ありません。
大切な凛のために無理やり不幸背負って引き立て役に使われる麻利亜とか、同様に道標として使われてる詩花とか、2人以外の扱いがひどいですね。そのあたりをもうちょっといじるといい作品になりそうだったけど、上手くまとめられる形にはなってなかったかなあ。まあ惜しい感じ。でもやりたい方向性はぼんやりとでも見えてるので、佳作受賞は理解できます。

名探偵×不良×リア充×痴女×決闘者 ~犯人は誰だ!?~
スニーカー文庫 天地優雅著
第19回スニーカー大賞特別賞受賞作。
茶番という言葉がこれほどまでにしっくりくる作品もなかなかないと思うけど、単に忘れてるだけかもしれない。その茶番を好む層も一定数いると思わなくはないので、そういうターゲティングによるものと思えば。
鈍感主人公×チョロインの組み合わせは今の主流だから仕方ないとはいえ、ミステリというジャンルにこうもケンカ売るその姿勢はちょっと怖いくらい。要するにこれも受賞を理解しがたい作品でしたとさ。

大日本サムライガール 9
星海社FICTIONS 至道流星著
1巻2巻3巻4巻5巻6巻7巻8巻外伝
最終巻。そういえば個別エントリで書いた最後の作品がこのシリーズの8巻だったか。
ひまりんの戦いはこれからだ。いつまでも島耕作するわけにもいかないので、政治に打って出るまでのお膳立てという形が物語としてはちょうどよかったのではないかと。でもそれだと9冊はやや長かったかな。半分くらいだったら手放しで絶賛してたろうに。
最終巻はリリィに光が当たってた感じで。ひまりんのライバルにはこのくらいのスケールで動く子が要るよね。そのくらいの外圧がないと日本変われないでしょみたいな思いも見えつつ。そういうところがこの作品のよさだったのかなと。
今はこういう形だけど、また未来が閃いたら続編なり新作なり出してくれると嬉しいかも。
そういえば1つだけ許せない不満点があったのだけど、P283、ひまりんはああいう席で足組んでふんぞり返ったりしません。折り目の正しさこそひまりんですので。まごの人はその辺しっかりお願いします。

女騎士さん、ジャスコ行こうよ 2
MF文庫J 伊藤ヒロ著
1巻
いつもの伊藤ヒロ。やはりこの人は日常系に小ネタで引き寄せる作品がもっともよいです。でも今回ジャスコ行ってない。これじゃ魔賃と同じですって。いくら同じ世界だからとはいえ、そこは差別化をお願いします。
口絵と表紙を入れ替えてもよかったくらい。触手にブルマとかそういうセンスをもっと前面に押し出していただきたい。

魔法少女禁止法 2
エンターブレイン 伊藤ヒロ著
1巻
連続して伊藤ヒロ。子供の暗黒面をエグく書いてみたり色々とユニークではあるのだけど、1巻の頃と気持ちは変わってません。先駆けのはずが出遅れ二番煎じに堕してしまう姿は見たくなかったかなあ。など。
多分今の自分が伊藤ヒロに求めてるのは天使ラノベエルの方向性なのだろうと。アレは伊藤ジローさんですけど。ということでジャスコ3巻に期待しますわ。こっちの3巻もどうせ読むだろうけど。

独創短編シリーズ 2 野崎まど劇場(笑)
電撃文庫 野﨑まど著
1巻
普通に今月の本命。納得いかなかったこともなくもないけど、野﨑まどにハズレなし。
個人的ヒットは、まごのてコレクションと大相撲フィギュア中継とクウ!かな。カフェブリュエや人妻悦料理なんかも。視覚的に攻められるのも面白いし、叙述トリックの使い方もとてもよいです。こういう使われ方が理想。なおQRコードもちゃんとリアルタイムにアルカリしましたし、後ディメンジョンやカバー裏も余すところなく楽しませてもらいました。
というか、ラノベってそこまで中高生向けですかね。まあそういうことにしておきましょうか。
停電惑星も読んでみたいですね。読みたくない野﨑まどファンなどいるわけもなし。

ジンクスゲーム
GA文庫 アダチアタル著
GA文庫大賞優秀賞受賞作。わりとコミック向け的な設定。命を奪って与える能力者たちの戦い。巻き込まれる一般人こそいい迷惑。まあモブなどそんなもの。主役たちが格好よければそれでよし。じゃあ格好いいかというとそれほど格好良くもなかった気もするけど。それも一番大事な毒りんごが。ギャル教祖はちょっと格好よかった。
普通よりちょっといいくらいかなの評価ではあるのだけど、何となく優秀賞受賞ぽいところはあったかも。

今月のチョイスに受賞作群も割り込んでいけたらと思うのだけど、そこまでの作品はなかったのでやっぱりブタ野郎か野﨑まどになるのでした。ただ、劇場は今のご時世では色々な理由で万人向けといえないので、多分ブタ野郎のがおすすめ。でも本当は多様性など無関係に野﨑まどを読んでもらいたい自分です。

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