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2014年4月30日 (水)

さくらコンタクト route A 小河桃子 / route B 真智ありす

七月隆文 / 日日日著

主人公が伝説の姫を咲かせてそこから先の展開を、作者毎にルート分岐させて広げていく販売戦略の模様。そういう企画もたまには面白いものです。
routeAを読んだのは先月だけど、routeBが今月だったので、今回まとめてアップということで。

何はなくとも謎の主人公。伝説の勇者の血筋くらいに出発点がおかしい。まあそういうものとして。もしかしたらシリーズの別ルートで明かされたりしないかな。してよ。
テンプレ幼馴染と引きこもりの妹がデフォで存在していて、あとは登場人物次第か。1冊目は幼馴染ルートなので、特に広がりはないけど、でもその幼馴染が予知能力に目覚めるあたりに血筋の影響が垣間見えるというか。自分じゃなく周囲に影響を与えるあたりがなかなか古風です。まっすぐなラノベではない感じ。その予知からシュタゲばりに手探りしてみつつ。ていうかモチーフをそのまま作中で言っちゃうってどうなの。
とてもテンプレで非常にお断りしたい幼馴染だけど、お隣さんらしくおじさんおばさんはいいキャラでした。なんで幼馴染は強がらせなきゃいけんのよ。そういうテンプレもういいんですってば。だけど最後に結局好きと言ってしまうという展開がそんなに世に好まれているのだろうか。どうにもおなかいっぱいです。

2冊目は親友のお姉ちゃんルート。でもお姉ちゃんといいつつもこちらも幼馴染2号といえるかも。暴力幼馴染を端的に表現するとこうなるのかな。この2人の幼馴染を見て今さらに、自分がどうして幼馴染を嫌っていたか、どうすれば嫌いにならずに済むか、ようやく答えが見つかりました。
要するに幼馴染ポジションは、素直になれないのだけど気持ちはバレバレで、そしてそのギャップにこそ萌えろ、というスタイルをいつも背負わされてるわけで。そして今までその機微を上手く表現されたキャラがいなかったがゆえに自分は幼馴染を嫌っていたのだろうなと。ちょっと日日日氏に感謝です。もっと毒々しいキャラのが得意かと思ってたけど、こういうキャラも描けるんですね。やや上方修正。
ということで異世界人が挟まってrouteA以上にファンタジーだけど、幼馴染と得られたものは大きかったです。それでもいらない幼馴染はこれからも量産されてくるんだろうな。

ということで、比較的routeBのがお気に入りでした。まあ面白さ自体はどちらも似たようなものだけど、そこは基本設定が一緒なので。
一応、シリーズまだ出るようなら読もうかと思います。手付けちゃったし。このラノだし。

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