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2014年2月28日 (金)

ゼロから始める魔法の書

電撃文庫 虎走かける著

電撃大賞大賞受賞作。珍しく今年の大賞は楽しめた。すでにアニメ化まで見えます。いあまだメディワから出てる側の受賞作手つかずなので比較できてませんが。でもまあマイ下馬評ではもちろんいつものようにメディワのが電撃以上の出来だと思ってますけど。とはいえ、電撃大賞受賞作としては近年稀にみる出来映えと思います。
そしてイラストもしずまよしのり氏の採用。今ここで大賞作に採用するのは自然な流れ。艦これブームの影響大きいな。ぜかまし好きは買っといて損なし。儀装除いたらほとんどぜかましぽいデザインだし。
まあイラストは置いておくとしても、ラノベというかファンタジーの王道いってます。好みです。

魔女対人間の図式な世界観。定番中の定番。物語の魔女は迫害されてこそ。が、メインヒロインのゼロはそれさえ意に介さない唯我独尊魔女。世界の迫害対象はもっとしょっぱい存在でしかない模様。だからこそ追いやられる。いつでも教会は悪役を引き受けてくれます。こういうケースで人間が無慈悲でなかったためしなし。
でもメイン登場人物は違うよという見せ方。共感得るにはやはりこの図式ね。
なんだけど、その意識を持つべき主役がストレートに人間とはいわず獣人ときた。ティガニキ。これもインパクト大。しかもハードボイルド的な人間臭さに溢れているという。ラノベの主人公としては王道じゃないかもしれないけど、無条件でモテる設定は備えている模様。ヒロインだけでなく、犬にも。
そしてその図式を魔女が利用して悪さしてみる。一三番。魔女の数字。ゼロもいるので14人いたろうけど。善も悪もなく目的のために行動する男。他人からしたらわりとひどいことしてるけど、もっと上の視点からの考えが飛び交ってたので、利己まっしぐらと表現されてるのでもなく特段ひどいキャラには見えなかったり。
うん、人間がいないね。

主人公が、出会って騙されて悩んで裏切って反省して戻って解決。とっても王道。おとぎ話好きなら読めると思います。でも中二なソレを読みたくてラノベ読んでる人には向かないかもしれない。個人的にはおすすめしたいタイトルです。

これから魔女との二人旅が続くのでしょう。続刊に期待するといたしましょう。

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