« ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン / II / III / IV | トップページ | オレカバトル その91 »

2014年2月 6日 (木)

リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判

ファミ通文庫 羽田遼亮著

第15回えんため大賞優秀賞受賞作。今シーズンの受賞作群の中では個人的にわりと上位ポジション。伏線大好きオーラ溢れる展開なので、そういうの好きな人にはよいかと。

テーマはタイトルの通りに法廷物。ただ、それほど法は順守してない模様。ので、これは新人弁護士のフィオナが超ベテランのスミオに振り回されるお話として楽しむものです。そしてサブタイの勇者が仕事してくれて、上手く周りを巻き込んで引っ掻き回してるのを楽しめと。こっちだけでなく向こうにも傾いたり、揺蕩ってる感じが出てこその法廷物だと思うので、こういうバランス感覚はとてもよろしいと思います。後出しじゃんけんされたりネタバレが早すぎるということもなく、伏線もとても読みやすく正道な感じで、ちゃんと気付けるタイミングが押さえられてるのもよし。
まあ法廷物と銘打っておきながら法を無視した解を出しちゃってるあたり、わりと叩かれてるようですが、別にファンタジーと割り切ったっていいじゃんと自分は思うところです。
ということで、まずまず面白いです。

あとはまあ、あとがきにもあるし本文からしてそうだけど、立脚点がドラクエのそんなテーマに拠ってるのはまあよいとしても、構想から執筆までわりと時間割いて書いたのであれば、そういうパロディ性を排してもよかったんじゃないかなと思ったり。ま、これ1巻ですし、2巻以降ではそういう方向性で期待したいと思います。

なお、締切でえんため大賞選んだとのことだけど、ファミ通文庫狙ったのはとても正しいと思います。むしろこれが最大の正解ではないかと。別のジャンルも書きたいそうなので、そちらにも期待を寄せてみましょう。
ということで一応2巻も買う予定。先々、がんばってほしいものです。

« ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン / II / III / IV | トップページ | オレカバトル その91 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/572742/59083651

この記事へのトラックバック一覧です: リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判:

« ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン / II / III / IV | トップページ | オレカバトル その91 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30