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2013年2月20日 (水)

ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る(英国空中学園譚)

ハヤカワ文庫FT ゲイル・キャリガー著 川野靖子訳

原題:ETIQUETTE AND ESPIONAGE (FINISHING SCHOOL BOOK THE FIRST)
要するにソウルレスビギンズ。若かりしルフォーやシドヒーグが出てくるのでアレクシア読んでればすんなり入れること請け合い。というか、19世紀的描写がとても臨場感あって川野氏の訳は相変わらずすばらしいですね。

関連エントリ。英国パラソル奇譚

フィニシングスクールを舞台にソフロニア嬢が活躍するアレクシアの続編。前作以上にスチームパンク色が強くなってます。
フィニシングスクールが舞台ってそれだけでお嬢様属性の自分には俺得以外の何者でもありません。しかもスチームパンク的に空飛ぶ学校。何ですか、この独特な世界。しかも人狼と吸血鬼も社会に溶け込んでるわけだから、そりゃもう。

ただの花嫁修業だけでなく、色んな手管も教わるジェラルディンアカデミー。立派なレディとは立派な花嫁だけにあらずと。こういう言葉遊びがふんだんなのもゲイルキャリガーかなあ。行き過ぎるとザンスみたいなことになるけど。まああれはあれで面白いけどさ。そして1冊1年という扱いはハリー・ポッターも意識してるかもしれない。

モニクやシドヒーグ、各先生たちと対峙して立ち回るソフロニアの姿はアレクシアに負けず劣らず利発な印象。でもちょっとまだ子供だなというそそっかしさで失敗も多々。行動を共にするビヌーブとソープも年齢不相応にかっこよく。ホント、ちびっこいだけのルフォーだな。そしてディミティにはふわふわボンネットさんと同じ匂いを感じます。でも彼女ほどにアタマは回るんだろうか。

とまあ、ソウルレス同様にストーリーよりもキャラの立ち振る舞いや世界のリアリティで魅せる作品でした。よいね。

ところでこの日本語版の表紙誰だろう。イメージ的にはプレシアなんだけど。でも出番的にそんなわけない。本国版は間違いなくソフロニアね。アレクシアのときから言ってるけど、もっとイメージ大事にしてほしいなあ。

ところで本国ではソウルレスのコミックも出てますね。表紙のマコン卿が何ともいえません。日本語訳も出てくれたらいいのに。まあ英語版でも買っちゃってるんだけどさ。

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