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2013年2月26日 (火)

キリノセカイ I.キオクの鍵

角川ホラー文庫 湖山真著

著者が湖山真ということで購入したけど、帯のiTuneのオーディオシネマで人気第1位というのはどう判断すればいいだろう。そもそもオーディオシネマというカテゴリが。CDじゃないだけでドラマCDと何か違うのか。
「キリノセカイ」でGoogleでの検索結果は11600件。でもヒットというからにはせめて10万件程度の結果があってからヒットという言葉を使ってほしいとは思ったり思わなかったり。まあこれから売れて事実認知度上がればよいね。

謎の霧、謎の組織、謎の都知事、謎の秘書、謎だらけです。霧に沈んだ東京というSF調なセカイで、ミステリ風にハードボイルドな。まあレーベルもホラー文庫ですし。

主人公の仙堂は元刑事。ケガを機に退職してタクシー運転手に。いわゆるくすぶってるけどできる男の符号。逃走ヒロインに巻き込まれるというか首つっこむことで過去の事件やら奥さん亡くしたことやらがつながっていくドラマが引き込まれる感じです。大人。
ヒロイン、ミア。鏡子の遺伝子から作られた実験体の完成体らしい。12歳ほど。どんな技術なのか1巻の時点では不明。永遠に不明かもしれない。とりあえず相手の脳を攻撃できるミュータント。

その2人を中心にして、元同僚とか臓器ブローカーとか秘書とか色々出てきて交錯して。どうみても人為的に作られたキリノセカイだけど、その真相に今後どう迫っていくのか、まあ先を楽しみに。
ところでシンを見ていると壊れっぷりが物足りない感じです。いあ壊れてはいるんだけどそもそも最初からそういうキャラなわけでそれが壊れたらもっとすごいんじゃないのかなと。フェイへの気持ちだけは残しているという表現をしたくてこうなったのかなあと思えなくもないけど、フィフスの言葉からするともっと取り返しが付かないくらいでもいいような。悪人はもっと悪人でいい。まあ実験体の5人は可哀想かもしれないけど。特にハヅキ。

あと、キリナビの説明欲しかったかも。多少近未来風ではあっても超越文明世界というほどでもなさそうなので、どういうものなのかなあと。霧が解明されてないで、でもキリナビがあるってのがとても違和感です。次巻以降で霧の説明とセットで出てくるかしら。とりあえず洗濯に困りそうなセカイですね。首都移転で混乱を避けたいという理由付けも、隣県で問題ない上にここまで影響あるような事象だと、やっぱり移転すべきかなあと思ったくらいにはい続ける説得力に乏しい感じ。少なくとも羽田は使えないよね。

原作者のサイトを見るとどうやら全3巻予定らしい。原作は10部予定で6部まで発行されているようだけど。どういう圧縮、あるいはアレンジになるのかな。原作知らないのでどうもこうもありませんが。まあ3冊くらいなら重くもないので、最後まで読み続けるといたしましょう。何だかんだでやっぱりこの著者の文章は読みやすいです。

うさ彦さんは湖山真先生を応援しています。(定型文)

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