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2013年1月21日 (月)

大日本サムライガール 4

星海社FICTIONS 至道流星著

サヨクアイドル登場。サヨクじゃなかった。左翼さん。

関連エントリ。1巻2巻3巻

マルクス主義とのことだけど、絶対視してるわけでもない印象。というか絶対視してたら現代としてはちょっとおかしい。マルクスをベースに現代事情にすり合わせて柔軟に対応できる程度の能力は有してるでしょう、この子。それをあいりん地区に注ぎたいという、それだけでサクセスストーリーができあがってしまいそうなほどに、これまた重い新キャラ栞さんの登場。

こういうのを強く出すと説教くさくなってエンタメから外れて面白くなくなってしまうのだけど、まろ味に表現されていてくどくないのがよいですね。ラノベで重いテーマなんか要りません。今のところは大丈夫。今後も期待しています。

という栞スカウトにまで至る流れが、ひまりん新番組の失敗とそれに連動して落ち込む心理推移でドラマ仕立て。ややひまりんが目立たない回とも。千歳にいたっては完全にいじられキャラ。てか颯斗がちょっとやりすぎ感。由佳里にフォロー役させてはいるものの、さすがに不憫だなあ。

それはともかく。壮司の有能ぷりが本気でキてる。この顔の広さとセッティングのスムーズさ、堅実さはもっと褒めてあげないと。ひまりんも颯斗ももっと重宝してる姿を描写してほしいなあ、なんて。
そして彼のような逸材がいても、ひまりんや颯斗が相手にしている世界はどうにもならない領域であるわけで、この作品がこの先どこまで掘り下げて書かれるのかまだ見えないスケールの大きさが、ますます期待させられざるをえないのです。

このハイペースでの刊行で、しかも巻を重ねるごとに面白くなっていくこの盛り上がりっぷりは、ちょっと尋常じゃないです。怖ろしい。間違いなく今もっとも面白いラノベ。ラノベというくくりで済ませちゃいけない。

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