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2012年11月25日 (日)

独創短編シリーズ 野﨑まど劇場

電撃文庫 野﨑まど著

短編集というよりもネタ集。野﨑まどのユーモアセンスを切り取ってショートコントの形で際立たせてきた1冊。電撃文庫MAGAZINEで連載してたのは知ってたけど、特に最近変なおまけばっかり付いてるんだもの。そういう層を狙ってる雑誌というだけで買う気しなくなりますって。あとまあやっぱりいらない情報も多いので、雑誌って買いづらいというか。文庫や単行本はグッズ的意味合いもあって応援してる作家ピンポイントでお金払う気になるけど、雑誌はそういうところ損してる。買っても年に1冊とかかなあ。せめて変な付録やめてくれれば。通勤電車の中で本を読むのがメインの自分にはああいうものはマイナスでしかないのです。まあ層が違うということでこればかりはしょうがないか。
ということで、文庫化大歓迎なのです。

Gunfight at the Deadman city
活字遊び。AAだな。しょっぱなから飛ばしてるのが、野﨑まどファンなら遊びのゆとりを感じて楽しめるけど、初読の人にはかなりキツイのではなかろうか。

検死官 ゾーイ・フェニックス
アメリカンコメディ的な。ゾーイにおとなしくベースボールを見せておけばよかったわけだね、サンドラ。トラブルメイカーは野に放っちゃいけません。しかし文字で読んでもなー。映像あってこその作品だな。

第60期王座戦五番勝負 第3局
ルール無用の将棋大戦。

森のおんがく団
ボケとツッコミがはっきりしていてコントらしいコント。音楽の方向性はまず魔女と合わせようよ。

土の声
生放送でもないならスルーでいいじゃない。わざわざ記事にするのかよ。でもこういう勘違い大好き。野菜作り名人の趣味が陶芸でもちっともおかしくないし、もしかしたら陶芸工も野菜作ってるかもしれない。

神の国
八百万の神の底辺の事情。商品名と一般名詞が混ざってるとちょっとなー。クリップの神はもっと広いでしょ。

バスジャック
言葉遊びしながら設定の整合性を考えてみました、みたいな。

幻想大蒸気村奇譚
蒸気で隠すならもっとお色気方面に傾いてくれた方がよかったんじゃないかなあ、とか。

MST48
密室アイドルの活躍は密室内で。ここまでやるなら存在そのものも密室でよかった。存在さえ知られていればファンはつくんだろうか。

魔王
魔王ネタってやっぱりラノベ界では定番なんだなあ。野﨑まどまでが書いちゃうくらいに。

デザインベイベ
二次元をリアルに。そんな価値観も受け入れられる時代だったらこういうデザイナーもきっとあり。普通に近未来コメディとして扱っていいんじゃ。

苛烈、ラーメン戦争
苛烈、ラーメン戦争 -企業覇道編-
シリーズ作品。加藤さんのズレっぷりに振り回される店長という構図は結構楽しめました。でも8割方、挿絵のおかげ。

西山田組若頭抗争記録
若頭たちの跡目争い。そもそも組織がまずおかしいところからなので、変な若頭だらけで好きにやってくれと。

爆鷹!TKGR
コロコロとか最強ジャンプあたりで。まあポケモンオマージュなんだろうけど、ここまでいくとむしろトムキャットレッドビートル。

王妃 マリー・レグザンスカ
ファッションリーダーが嘘を重ねるとこんなことになるのかもしれない。

暗黒への招待
暗黒の力を借りてダーク白山羊と共に覇権を狙う黛さんかわいい。その不遇っぷりは愛されキャラの素質十分。つまり黛さんとふれあえる広場にすれば。

妖精電撃作戦
電撃の妖精にカップリングを任せてみるのもいいだろう。

第二十回落雷小説大賞 選評
個人的に一番好きな作品。育児ラノベとか出版しようよ。電撃ならできるよ。きっと。でも誤植、誤字脱字は訂正ね。

ビームサーベル航海記
とても昔にこんな話をどこかで見た気がする。ちょっと前にもこんなネタとか。普通はギミック増やすほどにいらない物と化しますね。

魔法小料理屋女将 駒乃美すゞ
女将は監督に体を差し出したのかどうなのか。そこだけ気になります。お酒だけなら別にいいじゃない。それも魔法。

首狩島容疑者十七万人殺人事件
だったら文庫化に合わせて助手に絵付けましょうよ。まあ17万人集めるだけでイベントどころじゃない金額が動くわけですが。

TP対称性の乱れ
お茶の可能性は宇宙ですよ。まあ物分りの悪い家元娘よりも、説明下手な教授が悪い。ちょっとズレを作るにしても無理やり過ぎな感。

ライオンガールズ
これもお気に入り。オチがストレートなブラックユーモアで。お嫁さん部とかだったらほのぼのしたか、姑と戦争になったか。でもライオン部だからこそ夢がある。

おりがみパーク~親子でできる折図付おりがみ~
これ、気付きづらいですって。表紙はがしましょう。いっそこれで折り紙折っちまうか。

まあ、こういうのもたまにはいいんじゃないかなと。

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