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2012年11月27日 (火)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 6

ガガガ文庫 渡航著

まごうことなく、ガガガの看板。来年のアニメも楽しみです。ぽんかん⑧氏のイメージが強く残るとよいのだけど。

前巻リンク

前半はじわじわと。そして後半の盛り上がり。今回もいい構成だなあ。ということで文化祭回です。

初っ端、海老名さんの見せ場。脇役としては十分仕事したね。星の王子さまでミュージカル。ホシミュ。普通は箱根の星の王子さまミュージアムに紐付くところ、やはりテニミュに紐付けなければいけないでしょう。
王子戸塚、ぼく葉山。作品的には理想の配役。腐的にはもっと違うものを求めていたようだけど。
とまあ、ラノベらしく今回も小ネタ満載。

文化祭実行委員を押し付けられたヒッキー。今回はむくつけきがお気に入りプレフィクスのようで。そう見せかけたいほどにトラウマを引っ張ってますよというアッピルなんだろうか。ちょっと初心に戻った感じ。

同じく打算で委員に立候補の相模さん。非常に重要な新キャラなのだけど、要するにヒッキーのためのかませ犬。そもそも三浦グループとのヒエラルキー対比で登場というだけで可哀想な悲劇ポジション。でもこういう子いますね。でまあ、器に対して盛り付けが溢れちゃうといったよくある展開へ。

雪乃も文実に参加していて、その溢れちゃった相模さんをフォローすべく副委員長として活躍。しかも陽乃へ目が向いてるので相模さんなんか知ったこっちゃありません。相模さん、ますます哀愁に沈んでいきます。

文化祭クライマックスへ向けて尻上がりに盛り上がっていく展開で、ヒッキーがこれでもかというくらい残念系主人公としての貫禄を見せ付けてくれました。4巻5巻のような主人公像だと残念系とは言い難いものだったけど、今回の活躍はまさに残念系。作者はやっぱり残念系を描きたかったのかな。

他人の気持ちを読み取るスキルを極めて、行動はきっちりシニカルに徹していて、それでいてそういたいわけじゃないという気持ちも消せず、でも諦めている、というこのヒッキーの超越ぷりはさとりそのもの。主人公力の高さに濡れます。

それを平塚先生と雪ノ下姉妹が理解を示すまではアリなんだけど、ここで意外や葉山までが屋上でのこの反応。間違いなく葉山は八幡をライバル視してたと解釈していい。ヒキタニくん呼ばわりを続けている理由も、先の展開で明らかになるかもしれない。単に間違えてるだけってことはないでしょ、ここまできたら。
しかし葉山、雪ノ下家ともそれなりのパイプがあるようだし、こうなってはこいつただの脇役じゃないな。今となっては材木座よりも重要な脇役。今後どう動くのか目が離せません。

4巻に続く傑作でした。もう文学扱いしてもいいくらい。生まれてすみませんどころじゃなく、普通に太宰より格上だわ。

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