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2012年7月12日 (木)

白衣性恋愛症候群 小説短篇集 Summary

まるち文庫 円まどか著

RE:Therapy発売に合わせて出版されたそうだけど、そもそも元ゲームを知りません。サイバーフロント販売で工画堂開発なのか、ふむ。
工画堂といえばもちろん、誰もがそうであるように覇邪の封印がまっさきに思い浮かびます。和製RPGの先駆者だしね。プレイしたのは時空の花嫁が最後かなあ。シュヴァルツやパワードールの頃にはすでに縁遠いメーカーでした。てか時空の花嫁、wikiにさえ載ってないってどういうことよ。そこまでマイナーか?のわりには今も遊べるぽいんだけど。
まあ20年経っても独自の路線で頑張ってるところは嫌いじゃないです。ある意味ファルコムと似てる。

で、ノベル。わりかし読めました。ガチ百合だと多分引いてたろうけど、このくらいのゆるゆりなら。というか女の子を好きかどうかではなく、男を毛嫌いしてる描写があるかどうかがやはり大きいわけで。そしてこの作品に男という男は出てこないので、そういう描写はなかったという。そりゃ入院中のショタやじいさんに対しても男アレルギー見せるような作品だったら間違いなくつまらなく見えるだろうしさ。ちゃんと気を使ってるんだろな。

若手の面倒見てるやすこかっこいい。ゲームではかおりが主人公のようだけど、小説だとどう見てもやすこが主体。というか病院が主体か。白衣か。要するにかおりのキャラが弱いわけですね。常盤さんとか、あるいは男も攻略対象に入れようよ。そのくらいした方がかおりのキャラも立つよ。こんな百合ゲーの主人公いるかよくらい思わせてくれなきゃ。
病院の旧体制と戦うはつみやすこサイドのお話は勧善懲悪すぎて設定はちょっと微妙。しかもその旧体制側が見えづらいし。でもやすこのかっこよさはよく描かれていて出来自体はまずまず。
なぎささおりのスイーツ編は似たもの同士なところが可愛く見えなくもないけど、さゆりはほとんど後出しじゃんけん。それに視点変更が上手くいってなくてこっちは出来が微妙か。
あみ編は取って付けたように別のお話。もうちょっと絡ませてほしい。

個別に見るとそんなものだけど、この作品はそんな細かいことでなく白衣や病弱少女が百合ってろというのが趣旨なわけで、そういう意味では踏み外してるわけでもないし、イラストが章ごとに違うのも気分転換になるし、ゲームを好きな人なら買ってもいいのでは。だからといってこれ読んでゲームすごくやりたくなる、みたいな気持ちは生まれませんでしたけどね。

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