« オレカバトル その16 | トップページ | ビブリア古書堂の事件手帖 3 栞子さんと消えない絆 »

2012年7月 6日 (金)

魔法少女育成計画

このライトノベルがすごい!文庫 遠藤浅蜊著

ファヴとか出てきて、オレカバトルがよぎります。もちろん無関係。でもあの姿でしかイメージできなくなるという影響があったりなかったり。

前作の美少女が美少女だったので魔法少女好きを公言しているあとがきもまあそんなもんかなと思うけど、魔法少女に対しての思い入れはあんまり感じなかったかも。TVのそれとも違くて、どっちかというとソーシャルゲームで可愛い女の子アバターになりたいみたいな印象でした。

一言で言うなら魔法少女でバトロワというか孤戮闘というか蠱毒。生き残った末に覚悟の何たるかに目覚めるとっても漢らしいお話。あれ?

そもそも主役のスノーホワイトは困ってる人の声を聞き取れる程度の能力の持ち主でしかないので、魔法少女特有の肉体強化がなければただの人もいいところという。肉体言語ですね。違う。でも多分作者はアレも好きでしょう。
スノーホワイト自体にはそれほど魅力はないのだけど、ラ・ピュセルにハードゴア・アリスといった素敵な添え物が小雪を照らしてくれます。むしろそっちの2人が脱落すんなよと言いたくなるほどに。リップルにもトップスピードが同様の働きで。

素養がないと魔法少女になれないみたいなことを最初に言ってたけど、メアリやルーラなんか見てるとそれも方便でマスターの嗜好によるものだったのかな。でも、こういうソーシャルゲームがあったとすれば、もっとおっさんプレイヤーで埋め尽くされててもおかしくなさそうなところ、基本的には目覚めたのが女の子ばかりだったことを考えると、まったくの方便というわけでもないのかしら。ここはよくわからじ。

成長を描くお話とするならスイムスイムもなんだけど、さすがに師匠が悪かったか。理想主義のナナやスノーホワイトとの対比で、結果重視を突き進んでいていいポジションで活躍してましたね。想像ではもうちょっと小さいかもと思わなくもなかったけど、スマホの普及率やら時代設定がどうなってるのか考えるとこれでちょうどよかったのかもしれない。

蠱毒を仕掛けたマスターの、物語以前の生い立ちとか、今何歳なのかとかもわりと気になる。どうしてこうなった。
結局淫獣がなー。キュゥべえみたいに大いなる意思というのでもなく、単に仕事つまんねーでこういう状況を作ったファヴにはちょっと作りこみの甘さを感じます。ていうかひどい。
作中表現からして飽きる程度には長いことやってるのだろうけど、思考回路と回転速度が人間並とするなら飽きることに飽きるくらいでなきゃしっくりこないような。お前何だったんだよ。
活躍さえしてないねむりんも含めて魔法少女がみんな各々のポジションでしっかり仕事してたことと比べてこの妖精のダメっぷりたるや。そうか、それが飽きてるってことか。

と、決意に至るまでの成長を見守ることにおいては、脱落者も続々と、テンポのいい展開でかなり好きと言っていいのだけど、幕間のチャットのおざなり感とか要するにファヴのひどさで足を引っ張られて、今回も惜しい作品だったなあと言わざるをえず。目を見張る部分が今回は結構大きいので、あともう一歩で名作の域に辿り着けそうなのに辿り着いてないところがもったいなくて仕方ないです。
評判漁ってみてもアンチマジカルとまどかが引き合いに出されてるのを見るに、まあそうだよね。
ということで、続編じゃなく改訂版というか完全版を望みます。もう一度ファヴの分だけプロット詰めて加筆修正してくれないかな。マジで。

« オレカバトル その16 | トップページ | ビブリア古書堂の事件手帖 3 栞子さんと消えない絆 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/572742/55135338

この記事へのトラックバック一覧です: 魔法少女育成計画:

« オレカバトル その16 | トップページ | ビブリア古書堂の事件手帖 3 栞子さんと消えない絆 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31