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2012年7月27日 (金)

大日本サムライガール 1

星海社FICTIONS 至道流星著

基本、文芸書は避けてるのだけど、これは表紙でくるものがあったのでつい購入してしまいました。文庫なら即買いレベルだけど文芸書だとハードル高いんですよ。そういう意味ではかなり期待して買った本だったり。

印刷会社御曹司という出自を捨てて蒼通勤務の主人公が、神楽日毬というおかしくもピュアな女の子と出会って、彼女を騙して腐った芸能界で成り上がっていくサクセスストーリー。かな。違うけど、そう。
親父と仲悪いというか、結構普通にやりあってるじゃない。まあセレブにはセレブの事情もあろう。プロダクション立ち上げにせよ、業界での立ち回りにせよ、なかなかに大人。ゆえに業界を泳ぎきるために、日毬の意に沿わないような寝技も駆使してしたたかに。日毬のファンからするとちょっと危なっかしい主人公かも。

ヒロインかと間違えそうになる後輩の由佳里もまた行動的。寿司屋の娘でミス早稲田だとか。これも随分な行動派。颯斗への懐きっぷりはきっと大人なそれも多分に含むはず。夢見る日毬と対照的にリアリストとしてよいポジション。まあ魅力的といっていいんじゃ。

で、表紙の日毬さん、どこで純粋培養されたんだってくらいにどこまでもピュア。天性の美貌と、そして努力の子。神楽坂におうちがあるようです。神楽さんだけに。お母さんお姉さんもなかなか。
自称唯一の真性右翼だそうで、高校でもお友だちがいないほど。でも変な子だとしてもオーラさえ捻じ曲がってなければ人は集まるものですけどね。まあそういう設定なのでこれはこれとして受け入れて。日毬の颯斗を信じる健気さが見ていて痛いです。そういう意味でなくね。

アステッドはバーニングというより961プロか。むしろそのもの。ここまでまっすぐだとこちらも清々しく見えます。でもこんな面倒なこと現実にしてるのかねー。やはり一般人は関わってはいけない世界。

という、気持ちだけ突っ走って現実見てない政治ごっこエンタテイメント。まあエンタテイメントだからこのくらい単純でもいいのかなと。
表紙を見たときの期待値ほどではないけど、日毬のピュアっぷりに触れたらステップアップを応援してあげたくなります。せっかくなのでたまには文芸書も読んでみることにしてみましょう。1巻のラストはとても素晴らしかったですし。がんばれ日毬。

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