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2012年1月19日 (木)

吟遊詩人に贈る歌

スーパーダッシュ文庫 佐々之青々著

細かい部分はさておき大枠のお話は形になってると思うけど。けど。登場人物の書き分けがまったくなされていないのはいったいどういうことなのか。キャラクターは作者を反映する鏡だというにしてもこれはちょっと異様なレベル。みんな同じ方向の矜持を持ってるというかポリシーで行動しちゃってるんですけど。これはさすがになあ。
しかもそのポリシーが、みんな心に壁持ってる感じで、表面的には相手を思いやってはいるものの基本的には独立不遜で、自分しか見えてない連中ばかりになってしまってるわけで。1人2人そういうキャラがいたっていいけど、全員が全員それってどうよ。レントもトルチもテアもデリックもクライフも、お前ら中の人に操られすぎだ。役者は役者の仕事しろ。

てなキャラたちが色々やってもシナリオに没頭することなどできないのです。旅に出て吟遊詩人として修行して地元に戻ってきて昔の約束がどうたら以下略、なんて普通にドラマになると思うのだけど、それがまるで心に響かない。あとレント見てAirがよぎった。きっとそれもマイナス。

構成とか文章とか自然さみたいな部分は悪くないと思うので、とりあえずキャラを書き直した習作か何かワンクッション置いてみてから次回作書いてみたらよいんじゃないかな。
だってラノベってキャラじゃん。必ずしもキャラだと思ってない自分でさえ、さすがにここまで苦しいと、やっぱキャラ必要だよって言いたくなります。絵師も悪くないと思うのでますますもったいない。
全体的に色々もったいない印象でした。もったいないと思えるくらいには。

結論として、このシリーズをこのまま続けてもキャラ総替えでもしなきゃ面白くなることはありえないので、ここはバッサリと切って次の作品に取り掛かるのがよろしいかと思います。仮にこれが計算できるくらいには売れて、生活のために書き続けるというならそれはそれで仕方ないとも思うけど、少なくとも新作を別に用意すべき。
次回作では欠点が消えてますように。

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