« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012年1月

2012年1月31日 (火)

今月のまとめ(H24/1)

年も新しくなったし今月は全部個別エントリで書いてみようという試みのつもりだったのだけど、早速挫折しました。

あまとう! 七瀬甘るりに不合格祈願
MF文庫J 二階堂紘嗣著
設定も展開も困り者だったけど、何よりその文章の読みづらさたるや。それもまったくの新人じゃなく数冊出してる作家でこれとは。作家が光るものを持っていてもまったく育つことのない不毛なレーベルだとしか思えない今日この頃ですMF。

ちょこプリ! 1 巨人になった日
講談社ラノベ文庫 後藤リウ著
タイトルままにガリバー的な。妖精さんのお姫様が突然湧いて出て騒動に巻き込まれ。
ケースケもキキも両方バカで、まあバカはいいのだけど、意思疎通できてなさすぎるのがもやもや。ファーリが常に横にいてほしいなあ。
フィギュアマイスターの鈴木君はいいな。きっとドールもマイスター。小人さんにとって人形の服は繊維ごわごわ、縫製も雑で着れたものじゃないと思うけど、彼ならサイズだけじゃなく本当にいいものを作ってくれそう。
でも異世界は住むところないよね。やっぱり自世界に戻れ。

小学生にもデキること! 超誕!Jオオカミ団
一迅社文庫 蕪木統文著
一迅社なのでやっぱりタイトル先行型。小学生にはルビ振ってカカと読んどこう。超誕は痛快とか激闘とかそんな感じのルビを。まあいつものことだしどうでもいい。
しかし何とまあ高齢層向けラノベだこと。さすがにニッチ狙いも度が過ぎやしないか。カカもモモもシズもキャラはいいけど、作者の書きたいことと合致してないのはありありと見て取れるし、力いっぱい厨二ルビを振りまくってるのも力の入れどころを間違ってる印象ばかり。ある意味ではギャップと捉えてもいいかもしれないけど、何ともとりとめのない世界にしか見えず。
一迅社フィルタさえなければ楽しめたかも。何か色々もったいなかったです。つまんないとは言わないけど、絶対売れないよこれ、と言わざるをえない。

上の3冊と以下19冊で今月は計22冊。

大奥のサクラ 現代大奥女学院まるにっ!
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 4
らぶバト! 2 反逆のサムライ乙女!
魔導書が暴れて困ってます。まぁ、どうしよう!?
かんづかさ
ちょんまげ、ちょうだい ぽんぽこ もののけ江戸語り
俺の彼女は飼主様、妹はご主人様 2
楠木統十郎の災難な日々 2 史上最悪のバカンス
ワールズエンド・ガールフレンド
嫁にしろと迫る幼馴染みのために××してみた 2
吟遊詩人に贈る歌
アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う
サイハテの聖衣
東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる
魔法使い、でした。 1
RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-
人生
オーディナリー・ワールド 3F
魔王が家賃を払ってくれない 2

あまとう以外はもうちょっと気を入れてればちゃんと独立エントリにできたと思うんだけど何となくダレて2冊ほど余波を。また来年度がんばる。

そういや今月のSD新刊で嘘つき天使は死にました2巻が出てて、1巻読んだ記憶はあるけどやっぱり記事書いてないなというのが発覚。でも2巻買う気にならなかったのでもうどうにでもなーれ。
それからアレクシアで7日奪われたというか実質4日だけど、週末遊び歩いてたのと風邪で2日寝込んだの挟んで時間食っちゃったのが大きかったかなー。あれがなければ少なくともあと5冊くらい読めてたろうに。体調管理はしっかりと。

今月は東雲侑子かな。三雲、瀬尾はもちろん悪くないけど先月分だしFBだって月末発売だけど先月分なわけで、厳密に今月発売で選ぶなら統十郎あたりだけど、そんなこといったら今日発売のカレイドメイズ4巻を今から読んで今月分に入れなきゃいけないとかになるけどさすがに無理あるし。そっちは明日読みます。まあやっぱり読んだものをということで、東雲侑子でいいよね。それから新レーベル&新人のかんづかさは応援する価値ありかと。
でも年始めとしては不作っぽいかなー。今年の先行きが危ぶまれます。

最近アクセスの半分がスマホ記事でラノベ勢が追いやられてるのが残念な今日この頃。ラノベブログではなくただの個人ブログなのだけどラノベ応援したい気持ちはあったりで。なら別ブログ立ち上げろあるいは書くなって話なんだろうけどそれもなあ。もっとラノベの面白さが伝わるようなエントリ書けってことか。ごめんなさい無理ぽ。
分母が違うからスマホは仕方ないとしてYAMAHAのconfigにアクセス集まるとか何だそれ。絶対数少ないだろに。しかも肝心のIPsecについてはまだ作ってないし。そもそも買ってないし。大体8700Nのときはそんなアクセスなかったし。沼津水族館は新しいからか。でもリリアさんだけは許す。
あー、そうだ、補足としてOptimusLTEは起動遅いですよ。ありえないくらいに。使用感の追加として。ここで言うことじゃないんだけど、ま。
ラノベは何だかんだで黒パンが耐えてるのと、ヒカルシリーズの人気の高さがわりと。3冊とも20位入ってます。それと入間人間もやっぱり人気あるんだなーと。今月の新作も読もうかしら。中二病は京アニだしさもありなん。出回ってさえいればもうちょっと人気でそうな気はする。
と考えると、かんづかさの頑張りは評価されます。置いてない店多いのにこれは。桜の杜ぶんこもしかしたら化けるかもね。いい編集がいるのかもしれない。どうやら次は3月に西村悠が控えてるらしい。何か惜しい作家さんなので作家買いはできないけどレーベル買いはしてみようかな、と思ったり思わなかったり。

魔王が家賃を払ってくれない 2

よりあざとさを強調。そもそも主役がアザトースさんだしね。この作者は本当にクトゥルフスキーだなあ。

関連エントリ。1巻

舞台が鶴舞う形の鳩ヶ谷市でした。もうないし、鴨だけど。本来群馬県でも、ネタ的に富山県の方だろうけど。が、埼玉にあまり詳しくない自分的には与野市と並び立つほどによくわからない程度の存在です。行ったことないし。ところで政治のニュースで与野党と表記されるときによのとうと読んでしまう自分がいます。どんなマイナー政党か。

相変わらずのニート魔王、妖怪リモコン隠しと空中戦やってたり、魔界界隈の生活風景を交えつつ、パンツでこたつで謎の黄色い液体の入ったペットボトルな自堕落生活。とりあえずやっぱり王女っぺえね。てか魔王ってミドルネームの1つじゃなかろうか。スペインみたいな。じゃあ殿下でいいや。大々魔王のおばあちゃんが猊下ってのもあっちで祀られててそんなのなんでしょ。そうしとく。そしてニャーラ可愛い。Q数落としたセリフで弱々しさをあざとく。一族悲願のFカップを期待される5歳児てのもあざとく。ロリババアじゃなくて本当によかった。でもロリババアなんか存在しないといいながら登場時にはやっぱりロリババアだったりするのがお約束なんだろうと今から予想。

暗黒地平は新幹線で2時間のところにある模様。ニャーラともいつでも会えるね。よっぽど県庁勤務の姉のが遠い。でも姉怖いのでまだ出てこなくていい。すゑいるし。すゑはもしかすると国立バーネット女学院出身。もうちょっとロングパスかもしれない。結構町内会的なお話になってきたなあ。ダース・キュベレイ卿たる法王様も師匠の校長にしても町内会的に。こんなに横暴で大家一家は本当にひどい一族だ。
このまま日本のクトゥルフはこっちの方向に突っ走っていくんだろうか。それもよかろう。

オチもこれ以外ありえないってくらい予想通り。こまい笑いを求めて読む分にはよろしいかと。符号的なネット依存症向け。しかし実際にそういう層がどれだけいるのか。

そして、伊藤ヒロはやっぱり作家というより設計者臭が強くて、なぜか次回作への期待を沸き立たせてくれません。単発作品をスターシステムでくっつける形のがいいんじゃないかな。1冊目はピリリと美味しいのだけど、シリーズ化すると飽きてきてる自分に気付くという。3巻は3巻じゃなく「妖王、はじめてのおつかい」「オーガスト・レーチーの暗黒地平開拓史」みたいに別タイトルにしてくれた方が多分興味向く。まあ自分がそうだというだけで、続編期待派を見た方が数字は安定するんだろうけど。多分ここまでくると伊藤ヒロに対する期待値の問題な気がする。
てことで、3巻買うかなあどうかなあ。

魔王がAAで女戦士が隙間のあるCとかちょっと張り合ってたようなので、ちょっと主張しておきたいと思います。寄せて上げた普通乳こそが最強であると。だから隙間を埋めるといいよ、女戦士。もちろん乳より太腿、太腿よりくびれ、ですけどね。

オーディナリー・ワールド 3F

スーパーダッシュ文庫 槙岡きあん著

舞台は群馬へ。要するにいばら回。のはずなんだけど、いばらママとうらみのがより重くね?

関連エントリ。1巻2巻

2巻がごらんの有様だったわけで今回捨ててもおかしくなかったのだけど、一応3巻の出来次第で今後を占ってみようかと手に取り。少なくとも1巻は悪くなかったもんね。夢見ちゃってます。

いばらパパママがキーパーソン。非現実な世界でラノベというよりエロゲの世界により近い印象。ともあれ今回は群馬×栃木のご当地バトルに結構力入れてたので、自分がこの作品に求めている部分はそれなりに充実でした。群馬の知らない一面を見ることが出来て満足です。

城や鍾乳洞で筋者との対決とかアクションシーンに偏ってたイメージなので、映像化されないとあまりパッとしないかもしれないけど、そこへ至るシチュエーションでのいばらママの行動とかはまあ面白かったかな。いばらのアホの子っぷりとか。ただ、いじめリフレインなんかはもっとゆるくてよかったけど。あんまりシリアス入れない方がこの作品はよいと思います。

ということで3巻はどうにか及第点。次巻は栃木回かなー。あるいはうらみの戸籍からそっちとか。うん、これからもご当地ラノベとしてお願いします。

2012年1月30日 (月)

人生

ガガガ文庫 川岸殴魚著

まあ突拍子なタイトルだこと。でもタイトルはギャップの演出の意味が強いかな。新聞部の人生相談コーナーの態でショートコントの詰め合わせ。基本的に小説ではないので注意。
そして相談の結果は基本的に投げっぱなし。後は野となれ山となれ。もちろん笑いのためにはその無責任ぷりのがよいわけで。そして前半に使われてるネタの質は結構いい。つかみはおっけー。
が、いいネタが前半に偏りすぎか、そのうちの1つ2つは後半に持ってった方がよかったんじゃなかろうかと思わせるくらいに、もったいない構成。後半パワーダウンでした。

やってる内容は生徒会シリーズみたいなものかと思うけど、新聞部という設定はメンバー的にちょっと無理筋な気がする。ふみはまだしも梨乃といくみはこんな部に入る人材じゃないしょ。といって生徒会にするわけにもいかないだろうから、せめて部ではなく新聞委員にでもしといた方が無難ではなかったかなあ。そうすると4人+1人の基本構成がはみ出てちょっと苦しくなるけど、モブくらいいたっていいでしょ。

途中挟み込まれてたザ・ギースの一文が、え?と思わせてくれたけど、あとがきに何かそれらしいことが書かれていたり。察するに、元々お笑い畑の人なのかな。ネタ帳ひっくり返して使えそうなの詰め込んでみました的な作品だったのも納得。
ただ、お笑いって、ネタだけでなくそれを魅せるための間とかリアクションとか高度な技術が必要になるから、表現者になれなかった分こっちの土俵で、という感じなのかな。勝手な想像ですが。
ちなみにザ・ギースはどちらかといえばやや好き寄りの芸人ではあるので、プラスに働いてくれてますので。これが嫌いな芸人だったらきっとやばかった。

これ、GAだったらもっと受け入れたかもなー。

2012年1月28日 (土)

RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-

創芸社クリア文庫 豊田巧著

またも新レーベル。レーベルラッシュ続くなあ。

この作者は本当に鉄なんだなあ。その鉄愛だけは伝わってきます。
今回は刑事ドラマやりたかったんだろうか。鉄道警察っていいツールもあるしね。でも逆探知とか言わないでくださいお願いします。パケットキャプチャとログ解析、です。IP電話なら足が付かないとか思ってやっちゃってるRJ側も知識不足だけど、だったら知識不足ゆえに捕まるようなシチュエーションに持ってけって思うし、やっぱり知らないことには触れずにおくかきちんと調べるかすべきなんですよ。爆弾処理も。液体窒素以前に、そもそもお前らが手出すな。色々破綻。
だから鉄だけ書けばいいと思うんですけどね。前作みたいに。捕物をやるにしてもせめてひったくり程度にとどめておくべきでした。

国鉄が國鉄として存在するIf物的導入シーンから民営化だ廃線だいってる導入部では期待できそうだっただけに、ちょっとがっかり。札沼さんと岩泉の扱いのひどさもいかんせん。桜井と小海に注力しすぎちゃった感じかなあ。そして警察ごっこの杜撰さがどうにもこうにも。

新レーベルを立ち上げるならそれなりに準備をしないと、ですね。アクエリの方もどうなんだろ。今さら感があって買ってませんが。
せっかくの新レーベルなので大事に育ててほしいところだけど、クオリティだけは守ってくれなきゃ増えても意味ないからなあ。しばらく様子見てみましょかね。

ところでプリビジョンって韻的にルイヴィトンかな。

魔法使い、でした。 1

講談社ラノベ文庫 砂顔実著

講談社も1巻からナンバリングなんだなあ。どうにも。

ネット上のネタというか都市伝説というか迷信というか、ますます一人歩きしていく設定を元に話膨らませて一本書いてみました的な。30歳はさすがに主人公として魅力薄で売れないと思ったか都合よく排除されてますね。同様に処女でも魔法使いになれる等変化を付けて。
ネタは構わないんだけど、こういうのはすぐにお腹一杯になるに決まってるので一発物で終わらすべきであって、シリーズ物でやるぜみたいな姿勢はどうなんだろうと思うのです。

そこそこ名の売れた魔法使いだったバズがある朝突然魔法と財産を失ってクランをクビに。人生諦めモードになりかけたところ、幼馴染との再会から何やかやあって盗賊やら同じ境遇の元魔法使いと一緒にジョセフィーヌ探しの旅を。

非童貞になったと見せかけてなってないことは見え見えだし、そもそもネタ的にそんな展開許されないし、財産にしたって幼馴染を立たせるためにまあ必要だし、幼馴染だって処女じゃなきゃいけないし、そうあるべきなのは当然なのだけど、当然すぎて盛り上がらないんですよ。テッパンやりたかったのなら安易にネタに走らないほうがよかったんじゃないかなあ。ネタでいくならネタで花咲かせて散らそうよ。

読んでてつまらないってことはないのだけど、色々あって続きを読みたいという気にはさせてくれない作品。そんな感想、でした。

2012年1月26日 (木)

東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる

昨年の10月って本当にサボってたんだなあ。どう見ても独立エントリ級の作品が漏れまくりだわ。そんなとばっちりを受けた1冊の続編。

関連エントリ。1巻

周囲に公認されるほどに環境的には変わっているのだけど、ふたりの関係は1巻から特に進展もなく、つきあってるんだかそうじゃないんだか曖昧な気持ちのまま。そこからふたりの仲はどう発展していくのか。

てな感じのテーマで展開。新人図書委員の子に正体バラされたり、スランプで筆が進まなくて気晴らし的に演劇部の脚本引き受けたり、兄と有美の気まずい空気に巻き込まれたり、修学旅行で人間関係ほどいてみたり、英太が進むべき道が懇切丁寧に配備されてます。あざとくはないけどなんてご都合。
とにかく英太のへたれっぷりが見ていて歯痒くて一人称視点で読むに読めないというか、それを解消、成長していく流れを追ったドラマとね。侑子が可哀想だからさっさと成長しろ。

ということで前半が読んでてつらいのです。こんな可愛い子相手に、煮え切らないだけならともかく、その態度は何なのさ。他人に無関心気味の主人公という設定だからある程度は仕方ないけど、そんなもやもや状態のときに絵夢から誘われてほいほいついてくのかよおい。1巻のラブホ事件がまだ可愛く見えるわ。
そこで侑子とバッタリ会うのもお約束。でもちょっとベタすぎたので、どっちかというと一方通行か告げ口みたいなワンクッションのが盛り上がったんじゃないかなと思ったり思わなかったり。マンガならもちろんこっちなんだけど。

絵夢もまたゆるくていい子なので、乗り換えてもいいくらいの流れに見えなくもないんだけど、さすがにタイトルがタイトルなのでそういうわけにもいくまいと。でもそうしたとしても多分すぐ捨てられるな。ゆるいし。英太にこいつをつなぎとめておける魅力はない。もちろん侑子だってつなぎとめられるわけないんだけど、共有の経験でどうにかしる。まだまだ初々しいしね。
まあ絵夢もパンダよりもっと身近で可愛いよということで。

景介も有美に対する態度が英太に負けず劣らずひどいもの。この兄にしてこの弟ありと言わざるをえない。だけど英太に道を示す意味でこれも仕事。結局有美もゆるい子なんだなあ。それがよくこんなのに何年もくっついてるもんだ。この世界、一途な人種しかいないんじゃないか。じゃあ絵夢もいけるな。
英太は恵まれた世界に住んでることを自覚していい。恋愛に限らず。しかしこれだけ何もかもレール敷かれてると将来が不安だな。

対して侑子の心境は作品で気持ちを表現してるので、幕間の「いとしく、にくい」をしっかり押さえて。主人公ではないけど、やはりタイトルたれり。可愛いし。
ふたりのしこりが解消されてハッピーエンドになってくれれば読んだ甲斐もあったというものです。めでたしめでたし。

完全版いとしくにくいのふたりはどんな描写なのか、本人たちとどう違うのか、絵夢はどんなポジションなのか、演劇版もどうだったのか、そういったものを想像するのもまた楽しく。
これ、まだ続くのかな。次巻くらいで締めてくれると嬉しいところ。
最近こっちの路線のFBはいい感じ。常にこういうレーベルだと安心して買えるのだけど。

サイハテの聖衣

電撃文庫 三雲岳斗著

これまたゆるい作品。でも日常系というには背負ってるものが重め。借金に軍に忍者に難病と。お菓子がどうとかこたつから出られないだとかたしかに日常系っぽいけど。

日本神話はもちろん、エリパチやらストパンやら名探偵コなんとかさんやら色々混じってるので、ラノベ読むような日本人ならどこかでクスリとはできるんじゃないかと。

羽々姫。一応メイン。報われない子担当。事務所の借金背負わされて健気に戦うアイドル。思うに売れっ子ならここの収入よりもアイドルのままのがよっぽど稼げるんじゃないかな。普通に事務所移籍でいいやん。何なら両立でも。マネも気が利かないというか、やっぱり騙されて傭兵部隊に放り込まれてるんじゃなかろうか。

紗々羅。元軍人。だらけきった年長担当。過去が不明なままなので、ほとんど符号としてしか意味をなしてないのだけど、日常系だから暴かれる必要もないか。羽々姫を面白く見せるためのファクターしての存在。なのに1本こいつの枠があったのが何か許せないんですけど。

鳴々葉。小動物担当。あざとくない。あざとくないよ可愛いよ。実家が忍者。怖がり。度を越えると正気を失って壊れる。だから何というのでなく、ただただ癒しの存在として。ギャップを持たせるための精神崩壊なんだろうと諦めてます。そんなのなくてもそれだけで可愛いのに。

音々。病弱お嬢様担当。おっとりバランサーと見せかけつつアブナイ自作薬でダークな面を演出。自分用の薬を勝手に服用してる他3人がいけないだけなんだけど、とにかく変な効能。まあ3人と比べると影薄いよね。

まあ日常系ですので。特に事件もなく可愛い女の子たちを眺められればそれでいい作品なのです。作者がそう言い張ってるんだからそうなんです。
これもこれで悪くないけど、ストブラとっとと進めてくださいな。

2012年1月25日 (水)

アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う

ハヤカワ文庫FT ゲイル・キャリガー著 川野靖子訳

英国パラソル奇譚シリーズ3巻。ラノベと違って一気に読める感じでもなく、昨日一昨日風邪でダウンしてたとか何やかやの理由もあって、この1週間、この1冊だけしか読めませんでしたとさ。

関連エントリ。1巻2巻

前半、それなりに中弛み感を誘引してくれて。つまらないというわけではないのだけど高揚感に乏しく、半分読み進めるのに約3日かかりました。苦しい。
アレクシアの懐妊とイモータルが子供を生すわけがないという常識との戦いで、マコン卿が貧乏くじ引く形。くさったマコン卿がライオール教授の研究コレクションのホルマリン漬けを飲み食いして酔っ払う様はキュート。※人間には毒なので真似しないように。
とばっちりばかりのライオール教授だけど、どんな問題にも理性的に対応。大人の魅力。今回、ライオール回と呼んでもいいくらい。ウールジー団はやはり彼のもの。マコン卿はお飾りね。特に今回は。

一方、無実を晴らすべく反異界族の研究に詳しいフランスなりイタリアなりの研究者を訪ねるアレクシア一行。人造テントウムシや吸血鬼に襲われたり、偏屈研究者とのやりとりなり、何やかやあるのだけど、こっちもアレクシアやルフォーよりフルーテの意外な魅力。

アケルダマ卿のドローンに、宰相に、女王と。それにしてもアケルダマ卿の存在感は別格。スピンオフしていい。展開するほどにますます絡んでくるキャラたち。これは面白くならなきゃ嘘。となるはずなのだけど、むしろ一気に読めた後半のがつまんなかったです。何だこれ。

19世紀らしい描写とかキャラの魅力とかお洒落な言葉遊びなんかは相変わらず素晴らしいのだけど、困ったことに今回全体を通したお話が非常につまらない。アレクシアとマコンがお飾りだったのも大きいか。大体、もっと話膨らませられそうな宰相がこうもあっさり使い捨てってどうよ。このがっかり感は相当に大きいですよ。それとも並のイモータルと違うってところを今後見せたりするのか。まあ復活しても驚かない。でも活躍もしてないうちに消えたキャラが出てきても嬉しくないし、やっぱり消えたままでいい。
ラストも何だかなあ。イチャコラで終わって大団円に程遠いので満足度が限りなく薄弱。

ということで、3巻は結構苦しかったです。反異界族の秘密のためにはストーリーさえ殺す必要があったというのか。その実が美味しければよいのだけど。4巻5巻でこのもやもやを吹き飛ばしてくれることを期待しましょうかね。

2012年1月23日 (月)

映画 けいおん!

やっとこ。昨日のM:Iで弾みを付けて。が、一番近所の海老名は時間がまずかったので新百合へ。
ワーナーいいな。ポップコーン塩バターおいしい。ちょっとつまんだビネガーソルトもよかった。トレーラーで若本が説明してたのはしかし何だったんだろう。
さらにGODIVA CHOCO lixir ダークチョコレートデカダンスと合わせて最高の映画の友ね。期間限定らしいけど、レギュラーメニューにすればいいのに。

ハイパー堀口悠紀子&山田尚子タイム。癒しの時間。
もう卒業ってテーマが反則ね。ゆるい世界にヒューマンドラマをトッピング。後輩と先生のポジションがいつも以上においしかったり。ところでたまゆら以降、竹達が上達してるように感じたり。まともに見なかったけどドッグデイズや猫神あたりから上向きだったのかもしれない。前のあずにゃんよりよっぽどよかたね。
けいおん好きならもちろん楽しめるし、反作用フィルタでもない限りは普通に面白いと思えるんじゃないかな。

普通にBD買ってよさそ。ところで内輪では7回観に行ったのが最高回数のようです。聞いたのはひと月前なので、今は倍くらい行ってるかもね。しかもフィルム欲しさじゃなく単に好きで観に行っただけというのが彼の彼たる所以。ホント尊敬。

2012年1月22日 (日)

ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル

何年ぶりかの有楽町マリオン。いつのまにかここもTOHOシネマズになったのか。シネタワーもなってたみたいだし、シネコン関係なくこれで統一でもするのかな。

トム様大好き。それだけでもお腹いっぱいだけど、しかしよくもまあここまでアクションシーンつめこんだ。困難さがますます半端ないし、しかもそれがみんな裏目ったりで、そのギャップが笑いを誘い。まさにインポッシブル。CGに頼りすぎてて、もうひとつ重みを感じられる見せ方だったらよかったなーくらいの注文はないでもないけど、これでも十分。いいなあ。エンタテイメントしてるなあ。

シナリオはCG以上に結構無理があったけど、メインシナリオはともかく、回想的に前作の挟み込みとかでフォローしながら、いつものハリウッド的愛は大事ですよ表現もあるし、まあ及第点。そもそもアクションが忙しすぎて話なんか気にならないほどに飽きさせずに見せてくれるし、ホットなインド人も本当にホットだし、やっぱり踊るし、プロや戦闘員以上に根性座って互角に闘うより強いボスとか、とにかく楽しい要素満載。
個人的にシリーズ最高傑作だったかもしれない。エンタテイメントかくあるべし。

長官、どうせ影武者だよね。

2012年1月19日 (木)

吟遊詩人に贈る歌

スーパーダッシュ文庫 佐々之青々著

細かい部分はさておき大枠のお話は形になってると思うけど。けど。登場人物の書き分けがまったくなされていないのはいったいどういうことなのか。キャラクターは作者を反映する鏡だというにしてもこれはちょっと異様なレベル。みんな同じ方向の矜持を持ってるというかポリシーで行動しちゃってるんですけど。これはさすがになあ。
しかもそのポリシーが、みんな心に壁持ってる感じで、表面的には相手を思いやってはいるものの基本的には独立不遜で、自分しか見えてない連中ばかりになってしまってるわけで。1人2人そういうキャラがいたっていいけど、全員が全員それってどうよ。レントもトルチもテアもデリックもクライフも、お前ら中の人に操られすぎだ。役者は役者の仕事しろ。

てなキャラたちが色々やってもシナリオに没頭することなどできないのです。旅に出て吟遊詩人として修行して地元に戻ってきて昔の約束がどうたら以下略、なんて普通にドラマになると思うのだけど、それがまるで心に響かない。あとレント見てAirがよぎった。きっとそれもマイナス。

構成とか文章とか自然さみたいな部分は悪くないと思うので、とりあえずキャラを書き直した習作か何かワンクッション置いてみてから次回作書いてみたらよいんじゃないかな。
だってラノベってキャラじゃん。必ずしもキャラだと思ってない自分でさえ、さすがにここまで苦しいと、やっぱキャラ必要だよって言いたくなります。絵師も悪くないと思うのでますますもったいない。
全体的に色々もったいない印象でした。もったいないと思えるくらいには。

結論として、このシリーズをこのまま続けてもキャラ総替えでもしなきゃ面白くなることはありえないので、ここはバッサリと切って次の作品に取り掛かるのがよろしいかと思います。仮にこれが計算できるくらいには売れて、生活のために書き続けるというならそれはそれで仕方ないとも思うけど、少なくとも新作を別に用意すべき。
次回作では欠点が消えてますように。

2012年1月18日 (水)

嫁にしろと迫る幼馴染みのために××してみた 2

電撃文庫 風見周著

幼なじみダイエットとは何ぞや。よっぽど委員長ダイエット。

関連エントリ。1巻

来海めんどくせえ。定型なので仕方ないのだけど。他にいなけりゃ妥協しないではないけど、幼馴染でも何でもなく普通にこれと出合ってこれに無二の魅力を感じることはまったくもってなかろうて。当初からメインヒロインである意味が薄かったけど、2巻でますますその傾向が強まりました。ダイエットする前から結局デレ全開じゃ、話膨らまないじゃん。逆にダイソンが来海に好かれるために肥満に危機感持ってダイエットに臨むようなシチュエーションのがよかったんじゃなかろうか。ただのイチャラブで終わってしまうよ。

琴にゃんつまんねえ。デブ専力が著しく不足。せっかくの設定が生きてません。しかもいらんエピソード追加によって仄かに残されていたデブ専要素も消沈して、単なるご都合ハーレム人員に成り下がる有様。それどころかダイソンがダイソンである所以さえもそぎ落とされているといっても過言ではなく。型にはめるにもほどがある。主犯。

てなわけで、ダイエット知識を披露してくれる巫女委員長が最後の砦です。巫女要素はまるでなかったけど、そんな要素はもちろん他の作品でいくらでも消化できるので、ダイエットと健康の秩序を振りかざしてダイソンを導いてやってください。でも知識披露するだけで、さっぱり浮いてましたね。

ゆっきーは非戦闘員だからあれでいいや。

もっとデブを。もっとダイエットを。軸足をこっちに置かなきゃひと山いくらと埋もれるんですよ。イチャコラはもちろんあるべきだけど、肥満とダイエットが絡まなくてはまったく意味がないのです。こんなタイトル付けちゃったおかげで方向性見失って続刊の足が引っ張られてるんじゃないかと勘ぐりたくなります。それでもそうしたくなるほどにこの手のタイトルは1巻の売り上げが伸びるんですかね。まあプロのやってることだしそうなのかもしれんけど。

3巻は切る気配濃厚。んー。

2012年1月16日 (月)

神霊廟もうひとつの壁

わーい!ついにマミゾウ先生に勝ったー!

Hardクリアから12日。毎日やり続けたおかげで、ようやくExtraクリアできました。へちょいけど、これも記念にリプレイうぴっときましょう。

しかし自力でシューティング攻略なんて何年ぶりだろう。そもそも真面目にゲームに取り組んだのが久しぶりすぎる。ポップン16パーティー以来くらいかな。まああっちも3年かかったけどレベル40までできるようになったし、十分満足はしてますが。

しかし何十時間とだらだら続くJRPGはどうしても向いてないなあ。10分20分集中して遊ぶアクション系のゲームのがやっぱり肌に合ってます。総プレイ時間がRPGのが結果としては短いとは思うけどそういうことではなく、密度が大事ですねと。クリアしたときのカタルシスが比較になりません。比べるようなものでもないけれど。

さて、無理だとは思うけど、Lunaticにもチャレンジしてみようかな。非シューターの自分でどこまでできるのやら。

ワールズエンド・ガールフレンド

ガガガ文庫 荒川工著

大人しめの表紙らしく大人しめな作品でした。というかラノベと考えるには異色。ところで今さくひんを変換しようとしたらさ苦品と出ました。ひでえ。
ラノベラノベしたラノベを読みたい人だとちょっと戸惑うかも。でもある意味、間違って手に取ってしまった人のが楽しめるんじゃないかと思ってみたり。はい、自分のことです。片っ端から買ってればそんなこともあるさ。

双子の女の子と幼馴染の男の子、3人のお話。事故と消えた記憶と。時間軸をいったりきたりしながら、収束するにつれて判明していく3人の関係。双子で事故で記憶が題材じゃそうだろうなと思うしかないし、まったくその通りにストーリーは進むので、そっちはそれとして、3人それぞれの想いだとか思いやりだとかを眺める作品かなと思ってみたり。シリアスだけど重いということもなく、全体的にあっさり風味。
まあがんばれよボーイ、みたいに読めばよろしいかと。読者としては日月母のスタンスがナチュラルじゃないのかな。でもそれはおっさん視点であって、中高生が読むともしかすると重く感じるのかもしれない。
が、その日月両親のショック受けてなさに違和感を感じます。読者視点ならその対応もわかるけど、まだ事故から日も経ってないその状況でその反応は親としてどうよ。それこそあっさりすぎる。

本編も挿絵もあんまりラノベっぽくないけど、白山さんがラノベの化身。こういうところでバランスを。リアル看護婦に夢見ることは無理だけど、白山さんになら夢見てもいい。あと七ツ屋くんはもうちょっといい出汁取りたい。もったいない。

ところで導入部ではまひるがお姉さんで真夜が妹と母ちゃんが慎司に説明してるのだけど、これは母ちゃんが勘違いしてただけってことでいいよね。

2012年1月14日 (土)

楠木統十郎の災難な日々 2 史上最悪のバカンス

電撃文庫 南井大介著

パニック作品になりましたか。ちょっと意外。もちろん「こまけぇことはいいんですよ」。

関連エントリ。1巻

やはり統十郎かっこいい。猫耳ロリビッチに踊らされてると理解しつつもきっちり仕事はこなすまさにヒーロー。1巻よりもずいぶん贅肉も落ちたらしい。正式にエージェントとして採用されて2ヶ月働いたらしいけど、酷使されまくって実働10年以上戦ってたそうな。でもご都合的に元の時間軸に。
猫耳ロリは相変わらずの高みから。これがいないと統十郎のかっこよさが発揮されないのでまあその調子でやっとけ。
優希&和希も今回は統十郎をかっこよく見せるためだけの出汁か。双子が成長したというよりも双子を成長させた統十郎の懐の深さばかりに目が行きます。まあそういう作りなわけで。
というサイドA。

対するサイドBはパニック映画そのもの。要するに巻き込まれた町人ABCDEなのだけど、緊張感を表現するのに重要なファクターになっていて。とりあえず中心となる陸上部涼くんと巨乳なシズちゃんの愛のドラマ。その脱出行の行く先々で味方の脱落とか超ベタ展開で、パニック映画を見たい気持ちがむずむずしてきます。

エージェントも色々。統十郎のダイエットにも一役買ってるファトマが注目されるべきところなんだろうけど、リアルとスローターの方に目が行きます。そういう作品です。てかスローターって二つ名かっこいい。どんだけ。
まあファトマはレギュラー化しそうだし、今後の動向次第ということで。ドジ担当でまた1巻寄りの路線になるかな。ついでに訛りハルベリーとかもまた出てきたらいいな。

そして、ディストーター。次元の交差で影響受けて生まれた超生命体。話が進むにつれてじわじわと盛り上がってくる恐怖。対峙時のプレッシャーはきっとすごいはず。迫力ある挿絵の1枚くらいは欲しかったかなー。文章的にももうちょっと恐怖をかきたてられる迫力を。アノマリーのがすごいらしいけど、前作のノリみたいにもっとゆるい展開なら別にこれでも構わないんだけど、今回はずいぶんパニック色が強かったので、そこには絶対的な心的ストレスをかけたいのですよ。欲張りですか。SFかホラー読めってか。

1巻とは毛色が違ったけど、これはこれで面白かったです。1巻からの繰り返しになるけど、作者の懐の深さがよく見える感じで。やっぱり作品生み出すために下地は大事ってことですね。

2012年1月13日 (金)

俺の彼女は飼主様、妹はご主人様 2

富士見ファンタジア文庫 マナベスグル著

これは本当に1巻のあとがきでいうように群像劇のつもりだったんだろうか。1巻での緩急の付け方が嘘のように、今回はずいぶんと平坦なお話でした。いあ、まったくギャップがないとは言わないけど、揺さぶられるほどじゃないなあと。

関連エントリ。1巻

新キャラ登場。さっぱり面識ないけど颯太の親戚で許婚な来者椎那。占えば何でも的中。おかしな能力持ちたちの中に追加するならこのくらいはないとダメですか。
怪力女児ゆずる。すごい身体能力の女児。代わりに感情表現に難有りらしい。ポイントは叔父さんよりもお母さん。そもそも、どこで大鎌を入手したのでしょうか。それが気になって夜も眠れません。

レギュラーで活躍してたのは、まず颯太。本人の活躍というよりも椎那交えてハーレムの渦中の人というポジションにより、一応スポットライト。
緋香里。心温計でゆずるといいコンビ。になれるのか。何だかお互いに影響与えてたようだしまあ。でもお兄ちゃん好き好きが崩れると存在価値微妙じゃないか。
理科雄。まさかあとがき的意味で評価をよくしようと画策したんじゃなかろうな。それは穿ちすぎだけど、変態潜めてやたらとクールキャラに。てことで謙虚なあとがきはずうずうしいあとがきになってました。慣れって怖い。

基本的にみんな濃いので他キャラもそれなりに。その中で蒼斗は完全に常識人ポジションになったろうか。エンゲル係数と戦うヒーローよりもまともかもしれない。

つくづく1巻の面白さはマコッちゃんのおかげだったなあ。今回ほとんど絡まないのでズレが弱いんですよ。彼女が火元にならないと大してかき混ざらないということがよくわかりました。3巻はマコッちゃんをもっと活躍させてください。
まあテンポ自体が悪いわけではないので、やっぱり緩急なんですよ。

ということで、お母さん。主役はあなたです。
こういうズレをもっとね。

2012年1月11日 (水)

ちょんまげ、ちょうだい ぽんぽこ もののけ江戸語り

角川文庫 高橋由太著

たまにラノベ以外を差し込もうとしてもラノベっぽいものをチョイスしてしまうのはなぜだろう。というか、元々普通の小説もラノベとさして差があるわけではないということなんだろうな。
そんな感じで江戸ファンタジー物。導入部で家康の影武者がどうとか、ちょんまげちょうだいと呼ばれた剣術の達人の生き様を。そして本編は家綱の時代、その孫のお話。

主人公相馬小次郎。二郎三郎元信の孫。じいさんが禄を捨てたおかげで貧乏生活を強いられている美貌の剣士。たまに口入れ屋のたぬき親父から仕事もらうその日暮らし。
玉子焼き大好きヒロインぽんぽこ。天然入ってて化け狸というわりにかなり可愛い。佐助に対する扱いがヒドくて微笑ましい。葉っぱ乗せて変身とか超ベタなあたりも。

さらに丸橋忠弥の娘に三厳の息子なんてのまで登場してずいぶんと豪華七光りキャストですったもんだ。ちょんまげ事件の行方やいかに。

最近マミゾウさんと毎日やりあってるので微妙に親近感持てたのはタイミングよかったか。でもまだクリアできそうな気配はなし。まぬけ巫女の偽調伏、あれ、どうすればいいのよ。いあ、そこまでに追い詰められてるのが悪いんだけども。うん、どうでもいいね。

そういえばやたらと難しい漢字が使われるのが時代小説の常ではあるのだけど「波落戸」とかさすがにルビいるんじゃないかなあ。変すぎて逆に有名ってのはあるのかもだけど。ちなみに自分の場合、自然に「ラスカル」と脳内変換されるように訓練されています。

シリーズ化確定してるようだけど、次読むかは微妙かも。ぽんぽこ可愛いし、時代物なら内容がお約束なのもいいのだけど、テンポがちょいと好みじゃなかったり。今月2巻出るぽいし、発行ペースはテンポよさそうなのに。

2012年1月10日 (火)

かんづかさ

桜ノ杜ぶんこ くしまちみなと著

またも新レーベル。ゲームのノベライズと一緒に並んでたけど、オリジナルぽいのだけ手に取ってみました。地元の本屋でなぜか大量に平積みになってたのだけど、他の本屋では一向に見かける気配もなく。ピンクなカバーが鮮烈ですね。あと、シュリンク使ってないお店なのにシュリンクかかってたのは何だったんだろう。X指定ってわけでもなかったし。

基本的には神道物で、それにクリトルリトルちゃんぽん。
適正試験の結果、神祇官に抜擢されて、地方公務員になったつもりがここはどこな展開で巻き込まれつつもお仕事に励む高卒新社会人女子のお話。動きやすさがどうとかデザイナーがどうとか取って付けたような設定の88番のセキレイ的なミニ巫女服纏って御霊とバトル。うん、ラノベ。そして8番の影まで見える。え?

P150あたりまではほぼチュートリアル。イナ、卯月、護人からのサポートを受けつつ、わけも分からないままに流されていく神奈を追いながら、読者が世界に入っていけるように、実に丁寧に背景説明されてます。が、いくら記憶が消えるとはいっても、町を封鎖するほどに大掛かりなのに、一般の人々には知られてないというのはちょっとどうか。それに、宮内庁だけじゃなく全国に支部要るんじゃね。東京でばかり事件が起きるとは限らんしょ。道真を見張る意味だとますます東京の意味がわからない。天神様全国どこにでもにあるし。

で。第1巻は夜刀浦人やら金精様をモチーフにしたお話で川崎にお出かけしたり石神井行ったり、そっち方面を。のわりにはエロ成分少なめだったかな。敵の攻撃くらったあたりは、もっと乱れた描写があってもよかったとも思ったり。実際にコトはおこらなくてもいいけど、もっと精神的にやられちゃおうよ、もったいない。
とりあえず1巻らしく期待の新人が無茶振りされながらもどうにかこなして、さあこれから頑張りますよみたいな空気は悪くないです。

イナと卯月が地ビール中心にお酒の話をしてるので、そっち方面好きな人もちょっと楽しめるかも。でも伏字はいらないと思う。そんな生活に密着したちまっこい背景描写も豊富にあって、神道方面も巻末に用語集とか補足したりと、ディテールを頑張ってるのが見て取れるので、今後に期待してみるのはよいかも。がんばりー。

2012年1月 6日 (金)

魔導書が暴れて困ってます。まぁ、どうしよう!?

一迅社文庫 瀬尾つかさ著

タイトルがマイナス要素なのはいつものこと。くっだらない駄洒落にしているところだけは評価しますが。
それでも瀬尾つかさなら安全だろうと思ったらやっぱり一迅社でしたおっぱいでしたぼっちで便所飯でした。真面目なストーリーを軸にしつつも気の抜けたギャグ路線で。そういうターゲティングなんだろうな。

また隔離島でのローファンタジー。最近こんなんばっかりだな。氏にしては導入部のおざなり感がわりとキツめの臭い。ライトに徹したと見るべきか。んー。
そんな箱庭で美人姉妹といじりいじられきゃっきゃうふふ、逃げた魔道書追いかけて自分に目覚めてカタルシス万歳な展開。王道といえば王道なんだけど、マンネリに傾いてるかなー。展開に飽きてる自分がここにいます。

キャラのアイデンティティについてはしっかりしていて。おっぱいもおっぱい以外もそうだし、イリーナも冬菜も理璃もそれぞれ違った可愛さがあるし。だからこそ作家買いしてるわけで。
でも2巻ねえ…買うの?まだサファイアとかに手出す方がいい気がする。決してつまらなかったわけではないのだけど、何かなあ。瀬尾つかさにはもうちょっとしっかりしたものを期待してる自分がいるようです。何もかも方舟のせいだな。

2012年1月 5日 (木)

らぶバト! 2 反逆のサムライ乙女!

HJ文庫 瓜亜錠著

まさかの2巻。出しちゃいますか。

関連エントリ。1巻

前回の浮付きっぷりと比べれば多少緩和されたものの、まだまだちぐはぐ感のあるキャラクターたち。今回メイン張ってる早苗に、凍子、閃華といった主力バイプレーヤーはそれなりに軌道に乗ったように見受けられるけど、今回脇役に回っている麗華やフレアはもうちょっと。特に鬼火と奏はベンチウォーマーね。かーるぐすたふは長崎出身の作者らしく九州っぽさ満開なので、他のキャラもこのくらい屈託なく書かれてたらよいのだけど。
とまあ女の子多いのはいいんだけど、体裁整うまでにはもう少し時間かかりそうかなあ。てか、この島、他に男はおらんのか。

前回は島のお祭りというフィールドが形成されてたので特に意識することもなく箱庭に入り込めたのだけど、今回は日常の中での話のわりに島の様子が二章の始まりあたりでちょっと描かれてた程度で、それも無理やりに挿し込んでるかのように見えて、微妙な構成でした。どうにも場の空気を感じ取れないんだよなー。
お話は早苗にスポットライト当ててポゼッションやら武雷帝やら今後の伏線のためみたいなポジションで。買ってないけどドラマCDとリンクさせてるのかもしれないし。というようなあとがきだったし、続くのであれば今後の調整に期待しておきましょう。それから気になったのが、いらん3点リーダが多かったなという印象。自分だけですか。
フレーム表現のあたりはニヤリとできたりしなくもないけど、フレームはコマであって時間の単位じゃないよね、とか。刹那やミリ秒マイクロ秒ナノ秒ピコ秒とかなら単位でいいんだけど。まあそれじゃ面白くないってことか。ゲーム色にしたいんだろうなー。やはり自分の土俵で。

それからやっぱり挿絵で損してる感。目は生きてないし、トーン背景もやめてほしいんですが。いっそ白いほうがまだ清々しい。それもヤだけど。萌え絵でもないからなあ。難しい。

ちなみにこの作品、その域の知人はみんな読んでなきゃいけないと思うのだけど、誰一人として読んでないので語るに語れないという。なしてさ。

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 4

GA文庫 裕時悠示著

四季出揃ったところで伯母さん参戦(?)。もちろんカオルもいいポジション。

関連エントリ。1巻2巻3巻

何はなくともぐぬぬ絵がポイント。るろおェ…。レーダーチャートのアイキャッチも今だとP4を彷彿とさせたり。もちろんパチレモンも健在で、本文以外でも楽しめるようにという工夫がそこかしこにあるのはこの作品らしさなのかな。というかGAがそういう方向性なのか。のうりんはその極北ということなんだろうな。

四択を迫られてA太どうする、な回。恋愛脳ではないけどスイカップには心揺れるんだな、鋭太。つまり愛のない肉欲はアリだと。ひどいラノベ主人公もいたもんだ。という穿った視点は置いとくとして、鋭太なりに真面目に四択に向き合ってるのが実に好印象。
そしてチラリと登場の真那がよいサポート。タイトル的にも真涼がフェイク本妻から真本妻に昇格するのが筋ってものだろうし、その道を選んだ鋭太はかっこよかろうと。思うような結果にならなくとも。
逆に真涼も真涼で本心と演技を交えて揺さぶりかけてきてモテカワアピール。さすがにメインヒロインね。

今回は珍しくギャグよりストーリーのが評価できるお話でした。両立してくれたらGAといわず普通に面白いといえる作品なんだけどな。でも生まれた時代が悪かったな。タイトル命名がこんなんにされてしまう時代じゃ。

あと、コミックス1巻とのキャンペーンで試し読み小冊子配ってましたね。一応もらっておきました。年明け早々昨年のGAで売れたランキング上位独占とかもニュースになってたし、まだしばらくは本作品がGAレーベルを引っ張っていくのでしょう。でもできれば失速する前に綺麗に終わってほしいなあ。途中離脱って空しいし。

そういえば、これでリンク貼るとamazonオリジナルカバー版になっちゃうのか。メイトや虎だけでなくamazonまでがこんなやるようになっちゃうと、地方の書店はもう潰れるしかないですね。もうダメぽ。
それならさっさと電子書籍化しれ。フライング入手だってなくなるよ。

2012年1月 4日 (水)

大奥のサクラ 現代大奥女学院まるにっ!

スニーカー文庫 日日日著

三が日は読書をお休み。年明け1冊目です。

関連エントリ。1巻

2巻にして早々にサクラが蚊帳の外。登場シーンからして銀狼をいじくる変キャラに。それはそれでいいけど、本当にそれでいいのかメインヒロイン。
ということで絲妃と金獅子にスポットライトの2巻。若作りの2人が若かった頃あーしてこーしてそーなった、そんなお話。秀影の秘密もちょこちょこ。

絲妃、もっと奇天烈な毒でよかったのに、何だか昼ドラみたいな方向性になっちゃったなあ。そして金獅子と一緒にロートル退場。まあ女王蜂や阿呆鳥みたいになる可能性はあるけど。あるいは水蛇もそうなるのかも。

読みやすいしわかりやすいのもいいのだけど、普通のお話になってしまったなーと。赫竜のがまだ奇抜だったかもしれない。どうやら次巻はそっちの異国的お話になりそうなので、枠にはまらない展開を期待します。不如帰がんばれ。きみはまだ未知数だ。

神霊廟一段落

ここ1年ほど、何となく上がり調子の東方熱。去年1年で一番やったゲームは間違いなく魅魔の宮殿であろうことは疑いようもなく。あれをゲームと呼んでもいいのなら。

基本的に非シューターだし、しかも縦は特に苦手なので、いつもやりこむこともなく、まともに自力クリアしたのは永夜抄以来。
ノーマル初クリアが大体ひと月半くらい。魔理沙で。この時点でどんだけ下手かよくわかる。ノーマルの全キャラクリアは最後の妖夢までそこからさらに半月。
さらにひと月、今日(すでに昨日か)、ようやくハードランクをクリアできました。霊夢で。総プレイ回数278回。これがゲセンのゲームなら3万円くらいつっこんでたってことか。あれ、そう考えると安いのか。

まあ、がんばったってことです。へたれな自分のわりには。
ということで記念にこっちにもリプレイをアップしておこうと。そのうち自前サーバにも。DDNSをまずは用意か。来月には整えられるかな。
残0だし、死にボムもところどころあるし、かなり満身創痍だけど、初クリアなのでお許しを。せめて参考にできる内容ならと思うけど、それも3面までがいいとこかなあ。とにかく4面が安定しないのでどうにも。霍青娥もだけど、道中なんであんなに死にやすいの。

まったくできる気しないけど、ここからルナティックまでクリアしようと延々やり続けたとして、何年後に達成することが可能なんだろうか。死ぬまでできない可能性がすこぶる高い。EXもまだ手つけてないしなあ。やっぱり人任せがいいのか。

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31