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2012年1月14日 (土)

楠木統十郎の災難な日々 2 史上最悪のバカンス

電撃文庫 南井大介著

パニック作品になりましたか。ちょっと意外。もちろん「こまけぇことはいいんですよ」。

関連エントリ。1巻

やはり統十郎かっこいい。猫耳ロリビッチに踊らされてると理解しつつもきっちり仕事はこなすまさにヒーロー。1巻よりもずいぶん贅肉も落ちたらしい。正式にエージェントとして採用されて2ヶ月働いたらしいけど、酷使されまくって実働10年以上戦ってたそうな。でもご都合的に元の時間軸に。
猫耳ロリは相変わらずの高みから。これがいないと統十郎のかっこよさが発揮されないのでまあその調子でやっとけ。
優希&和希も今回は統十郎をかっこよく見せるためだけの出汁か。双子が成長したというよりも双子を成長させた統十郎の懐の深さばかりに目が行きます。まあそういう作りなわけで。
というサイドA。

対するサイドBはパニック映画そのもの。要するに巻き込まれた町人ABCDEなのだけど、緊張感を表現するのに重要なファクターになっていて。とりあえず中心となる陸上部涼くんと巨乳なシズちゃんの愛のドラマ。その脱出行の行く先々で味方の脱落とか超ベタ展開で、パニック映画を見たい気持ちがむずむずしてきます。

エージェントも色々。統十郎のダイエットにも一役買ってるファトマが注目されるべきところなんだろうけど、リアルとスローターの方に目が行きます。そういう作品です。てかスローターって二つ名かっこいい。どんだけ。
まあファトマはレギュラー化しそうだし、今後の動向次第ということで。ドジ担当でまた1巻寄りの路線になるかな。ついでに訛りハルベリーとかもまた出てきたらいいな。

そして、ディストーター。次元の交差で影響受けて生まれた超生命体。話が進むにつれてじわじわと盛り上がってくる恐怖。対峙時のプレッシャーはきっとすごいはず。迫力ある挿絵の1枚くらいは欲しかったかなー。文章的にももうちょっと恐怖をかきたてられる迫力を。アノマリーのがすごいらしいけど、前作のノリみたいにもっとゆるい展開なら別にこれでも構わないんだけど、今回はずいぶんパニック色が強かったので、そこには絶対的な心的ストレスをかけたいのですよ。欲張りですか。SFかホラー読めってか。

1巻とは毛色が違ったけど、これはこれで面白かったです。1巻からの繰り返しになるけど、作者の懐の深さがよく見える感じで。やっぱり作品生み出すために下地は大事ってことですね。

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