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2011年12月 2日 (金)

俺はまだ恋に落ちていない

GA文庫 高木幸一著

いい新人つかまえたな、GA。というよりあとがきから察するに、ちょうど応募の締め切りがGA大賞に近かっただけじゃね。ぜんぜんGAらしくない作品だし。
まっすぐ過ぎてラノベと思えないほどにキラキラ眩しいのです。

友人の田所くんに乗せられて、引越しのお手伝い。お礼に妹口説いていいよ券(権)を2枚(2人分)押し付けられて、BMGスタート。そんな導入部。
時代背景的には20世紀末くらいの青春ドラマ的な。それより昔じゃもっと芋っぽい雰囲気だろうし、近年だと情報化社会の浸透でみんなもっと自己完結してこういうコミュニティは形成されづらいかな。

田所妹たちと接点できて関わってくうちに姉妹不和に嘴突っ込んだり、その友人の彼氏の面倒みたり、色々とお節介焼きな主人公赤井くんだけど、重いものを背負ってるゆえにお節介を焼くのであり、それが回りには魅力に映るのか友達増えるねポポポポーン。
しかし女の子に挟まれて川の字になって寝て、ちゃんと眠れたのか。さすが図太い。それが嫌味じゃなく、しかも不自然に見えないように書かれてるところが、この作品の魅力かなと。こういうシチュを丁寧に書けてるあたりが新人らしからぬ描写力です。

ラストも千里眼祖母さんの遺産を謎解き、田所家からの絶対の信頼獲得。田所くんの友人を見る目はきっと祖母さんから受け継いだ千里眼。

これじゃ同級生空河さんの入り込む余地ありませんね。とはいえ朴念仁相手で恵衣美&詠羅もリードしてるわけではなく。続編はいらないけど、続きは気になるもやもやエンド。誰を選ぶべきかなー。もし続きがあったら山城妹もきっと参戦するよね、これ。

お気に入りは愛子さんです。冷蔵庫さえ1人で軽々と持ち上げるその腕っぷし。でもたかが高校生のガキに対して「てんてんはかー」はちょっと子供っぽすぎやしないだろうか。そこが可愛いのだけど。

次回作にも期待します。こういう路線のラノベは結構貴重。

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