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2011年12月28日 (水)

昨日は彼女も恋してた / 明日も彼女は恋をする

メディアワークス文庫 入間人間著

ちょっと前にトカゲをスルーした分、作家買いを。そういうのは作家買いと言わない。いあでもまあこの作家さんの新作は読みたかったんですよ。みーまー1冊しか読んだことないので。でもトカゲとか食い付きたくても食い付けないじゃないですか。こっちが食われるわ。

BTTF、潮騒、レッツ☆ラグーンをリスペクトとあとがきにて。ファミリータイズは名作だよね。ちょっと違うか。潮騒はなぜか微妙に外して読んでなかったり。でも切なさ的に三島というのはわからなくもない。でも三島らしくないとかいわれてるらしいぞ。それはそのうち読んどかないと拙いか。レッツ☆ラグーンは元を知らず。或いは他にも引用が多々あるだろうし、セルフリスペクトもあったり。そういうのは売れてる作家さんだからこそネタにできるんだろうな、やっぱり。

狭い島の箱庭。どこをどうしたかデロリアンならぬ軽トラでタイムマシンを作ってしまう変態熊松平に引きずられて、縁浅からぬ因縁の幼馴染2人でタイムトラベルなお話。
9年前の自分たちに関わって、あの事故がどうとか関係修復だとか。てか、過去の自分を見るのってすごく恥ずかしいことだと思うのですが。平常心で臨めてること自体が奇蹟。
ニアもマチもやんちゃでおませで島の空気が体現されてます。島外に行くと擦れてしまうんだろうかと思わせるほどにちびっこ2人が初々しく。そんな原石に触れれば19歳の今も変化するよね。なんて。

この終わり方なら基本嫌いなはずの投げっぱなしエンドでも納得してもよかったかも。そう思える作品でした。続くとありながら続かないことさえネタにするくらいでもおそらく許した。

そして読んだと思ったら下巻がすぐ出たとか。そんなわけでそこまで書いてうpらずにそのまま下巻も読むことにしたのでした。

上巻の終わり方からマチ視点での2巻と思いきや、何かおかしい。視点もニアもマチも怪我も色々と食い違いがそこかしこに。視点変更の頻発さからすると分岐と考えるべきか。現代と9年前とキャラも飛び飛び?理解は後回しにして読み進めて。なるほど、いつの間にかの裏キャラか。わかりづらー。手法としてはアリなんだけど、下巻からいきなりというのがハンマーくらった気分だし、あんまり綺麗に読めないので、やっぱりマイナスかなあ。

上巻で読み終えれば幼馴染補佐代理心得のSF恋愛物。下巻まで読むとSFサスペンス(非ミステリ)。性格がまるで違う2冊1組だけど、それはそれで上手く組み合わせてるなと思います。でもやっぱり読みづらいのは事実なので、一粒で二度美味しいとか脳を刺激されるだとか前向きな理由付けは必要かも。まあラノベばかりで気楽にエンタテイメント享受もいいけど、やっぱりSFっていいなってことです。

表紙をよく見ろってことですかねー。

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