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2011年12月 7日 (水)

魔法使いなら味噌を喰え

講談社ラノベ文庫 澄守彩著

レーベル発足第1号の新人賞大賞受賞作。

公国の第2王女って。公女にしときなって。講談社クラスの編集部でこういう赤が入らないのは杜撰だなあ。ファットスプレッド使ってバタピーやじゃがバター名乗るのと一緒なんだけど、こういうのは迷ったら姫と呼べば間違いないんですよ。別にこの程度どうでもいいっちゃいいんだけど、新規立ち上げのレーベルにどれだけ力入れてるかってみんな目を光らせてるのだから、今だけでも細かいところまで気を配ってほしいなーと思うのです。

身近に魔法が存在する世界に、魔法の天敵MISOの存在。一言で言うなら魔法に対するミノフスキー粒子。200年前くらいまではあったもののこの世界の現代では失われた、世に出回ってない食材としてのポジションの味噌。100年ほど前に魔法が発見されて魔法全盛の世界になるかと思いきや、細々と残っていた味噌がそれを阻んでくれるという、真面目にギャグをやってる設定が、結構バランス取れてるかなと。

魔法落第生の主人公将太に魔法少女を夢見るヒロインアルが押しかけてくるところからスタート。もちろん女の子ももりもり増える。どころか最初から同居状態。ここの演出はちょっとパンチくらいました。ともあれハーレムまっしぐら。が、そう簡単には靡かない将太。硬派やねえ。

その将太、主人公としてはちょっと魅力微妙。この面でこの性格だとどうも好きになれません。もうちょっと茶目っ気強調してもよかったんじゃなかろうか。もちろん主人公なのでユニークスキルMISOキャンセラーは所持。目立たないように能力も隠蔽。カバだけお姉ちゃんぶって秘密共有。主人公らしく強力というかこの世界的にひどい能力だけど、コメディだし、まいいか。でもだったらもうちょっと柔和なキャラがよいなあ。
アルもアホの子かわいいけど、メインヒロインにしちゃこれも弱いなあ。お姉ちゃんに食われてるよ。

と、学園物で魔法物にお姫さま絡めてすったもんだ。河童登場からちょっとだけシリアス要素に傾くけど、河童もまあ河童なので河童ですね。昔の妖怪としてのイメージと違って、現代の河童のポジションからしてシリアスといってもやっぱり河童です。

特に起伏もなく道なりにお話が進むけど、ま、わかりやすくてラノベらしい作品なんじゃないかと。初回の大賞はこのくらいストレートな作品が受賞するのが相応しいです。

最近、大豆物が多い気がします。大豆物がジャンルとして確立する日も近いな。

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