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2011年12月31日 (土)

今月のまとめ(H23/12)と今年のまとめ

新レーベル創刊やら結構な盛り上がりですね、年末。わりと豊作な師走でしたほむほむ。

桜色の春をこえて
電撃文庫 直井章著
白い挿絵。もったいない。多分に減点要素です。
不動産屋のミスをきっかけに同居を始めるJKが傷の舐め合い的領土紛争から友情育むそんなお話。あまりに2人の世界で完結していて、重いはずの背景がぼんやりとしか見えてこなかったのが微妙に惜しく。お見舞いの後にさらりと葬式の話に流れてたりとか。まあ、どちらも根っこはいい子だし、その2人の世界だけと思えばそれはそれでいいのか。でもこの作品をヒューマンドラマたらしめてるのはガンジーのおかげ。あとあれだ、伯父さんいい人ですね。

彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ
講談社ラノベ文庫 竹井10日著
新レーベル1冊目。竹井10日氏らしい文章ではあるものの、プロットの作り込みがダダ甘で、氏のセールスポイントである笑いがさっぱりヒットしてくれず。何、このアイリスゼロ。というフラグ可視能力所持の主人公を取り巻くハーレムパーティで、今後冒険にでも行くんだろか。といったところで、先が気にならないのでどうでもよかったり。カム絵だけが心の拠り所だったかも。

白雪ねこ姫 白氷の騎士と金色の王家
一迅社文庫アイリス 都木杏奈著
たまには少女向け。奨励賞受賞作だそうな。といっても一迅社じゃなあ。特にここ最近ひどいし。もちろん新人に罪はありませんが。
村での扱いの割に育ちのいいにゃんにゃだなあ。どこでそんな聞き分けのよさが身に付いたんだ。精霊ってことでまあ許そうか。そんな第一印象。
森で奴隷商人に襲われたところを助けられて、名前までもらってカインに懐くプレシャ。4年後の再会を夢見て。が、待てどもカインはこない。そして今度こそ本当に捕まって売られる。のだけど、伝承の碧眼猫と睨んで、在野で陰謀巡らす落ちぶれ王子フェンネルが落札。以下すったもんだあり、果たして幸せな生活を送れましたとさめでたしめでたし。どうみてもランツが一番魅力的だよ。同じ精霊ハーフだし、こいつでいいんじゃね。
小学校高学年女子向けとしてポジションを守った作品ということで、まあよろしいんじゃないでしょうか。こっち方面の作品の評価は基準ができてなくて、どうして難しいな。

キミはぼっちじゃない!
MF文庫J 小岩井蓮二著
こちらはMFの新人賞だそうな。といってもMFじゃなあ。特にここ最近ひどいし。もちろん新人に罪はありませんが。
主人公悠大が幼馴染しおりと一緒に幼女リリィを育てるリア充異世界ファンタジー。リリィが何でもあり子ちゃんでありトリガー。でも存在感薄い。リリィに限らず登場人物全般。要するに、ゴローかっこいい。みんながみんなゴローくらい存在感を主張してくれていいのに。
続編ありそうだけど、これはいらないなあ。仕切り直しの新作でまた。

サカサマホウショウジョ
スーパーダッシュ文庫 大澤誠著
挫折。するくらいの気持ちだったけど、一応最後まで我慢。○○した。○○だった。○○だった。○○した。延々とこの文体、またケータイ小説の影響か何かですか。あんまりつらくて読むのに3日かかりました。こういうのは上手くカモフラージュしてくださいな。
ゆうまが主人公と思いきや、実はアンノンのかませってすごい落差。微妙に輪廻物と認識してもいいのか。ヒロイン差し置いて子作りしてるゆうまはもうちょっと深く書かれてもいいなあ。
とりあえず次回作は文体の修正からお願いします。

クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門
ファミ通文庫 石川博品著
常々言ってるようにフォントサイズ拡大はそれだけでその作品がつまらなく見えます。そんなマイナス地点からのスタート。そしてそれに頼ったギャグも、まったく面白くない。勢いを付けるためにフォントいじってるはずなのに、逆にすべってしまってる有様。そりゃそうなるよ。逆にこれを面白いと思える読者を狙っての商品開発と思うべきなのか。じゃあ買った自分が間違いでしたごめんなさい。
女の子は可愛かったのでそれだけが心の支え。屠自古や布都がアタマをちらちらよぎるんですよ。笑詩や入香よりも。世間は今、大和飛鳥ブームか何かなのかしら。

パラダイスレジデンス 1
講談社ラノベ文庫 野梨原花南著
藤島原作の弾は新レーベルのブーストにどれだけ貢献したのか、さて。
原作の匂いが漂ってました。ちゃんと間とか空気とか再現されてます。結構がんばってノベライズしたんだなという印象。原作好きなら読んでもいいんじゃ。ただ、それ以上でもそれ以下でもないという感はどうしても付き纏い。

二次元の砦を守るには不本意ながら彼女が必要らしい
HJ文庫 冬樹忍著
まさか15分で読み終えるか。パッスブスキルのスキップモード発動です。見る前からラストが分かってる水戸黄門と一緒。10倍速再生でも内容わかるわ。そういうものを求めてる人なら楽しめるのかも。面白さ以前に薄っぺらさがどうしても気になってしまい。だから内容なんかどうでもよくて、この際、幼馴染でも同級生でも副会長でも誰でもいいよ。こだわりなんかなかろ。
最近のHJのひどさはホンキでどうにかした方がいい。GAも裸足で逃げ出すレベル。

おジャ魔女どれみ16
講談社ラノベ文庫 栗山緑著
もーっとやドッカーンの頃にはもうほとんど見てないので、ももこなんか存在は知っててもどんなキャラだかさっぱり。でもまあどれみが高1になったらこんな感じといえばこんな感じだろうかなという雰囲気は。まっさらな人が今から新しくハマれるというほどではないにせよ、シリーズが好きなら楽しめると思います。もちろんそういう人はとうに読んでるのでしょう。

探偵失格 愛ト謂ウ病悪ノ罹患、故ニ我々ハ人ヲ殺ス
電撃文庫 中維著
超人集めて箱庭で連続殺人というお決まりの展開。序盤のとりとめのなさから途中のミスリード誘う演出がつまらないのはどうにかしてほしかったけど、終盤の真相解明はそれなりにまとめられてたのでそれほどひどい読後感にはならなかったり。でも小ネタの差込とかいらないし、色々と詰め込んでるわりに消化されてなくて何だかなあ。もうちょっとシンプルに話をまとめてくれたらもっと面白くなったんじゃないかと。

RINGADAWN 幽霊街と呪い笛吹き
C・NOVELSファンタジア あやめゆう著
サイドB。1巻とは別の人、別の場所でのお話。1巻は本当におとなしいというか実に地味なお話だったのだけど、今回は適度に華美な印象。さすが貴族様。
ドートメルとフェルディナンドが活躍してくれるのは大事ですね。やっぱり敵がアイデンティティないと。どちらが正しいかではなく、どちらが強いか。押し付けがましさでいえばどっちもどっちなので、お互いに現実と理想ともうちょっと落としどころを見つけろよと。そんなカミナの闘争のお話。たまたま彼が人外の強さだったというだけで。壮大なる自作自演。
結末から3巻への流れも大筋は予想させてくれる展開で。綺麗に終わってくれそうですね。

女子高生店長のコンビニは楽しくない
ガガガ文庫 明坂つづり著
スキップモード推奨。もちろんドロップアウトでも積みでもスルーでも。りんなもこもももきっかけも女装も動機も行動も、何もかもがなってない。ヤンキーなりロボなり他のバイト連中のキャラのせっかくの魅力も、ここまで骨子そのものがおかしいとすべてがパーです。まあスキップモードで読めるくらいには文章は読みやすかったですけども。

上記12冊+個別14冊で計26冊。

おおコウスケよ、えらべないとはなさけない!
俺はまだ恋に落ちていない
魔法使いなら味噌を喰え
生徒会探偵キリカ 1
最弱の支配者、とか。
それがるうるの支配魔術 Game3:ファミリアル・リドル
僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない
セクシャル・ハンター・ライオット 1
娘同心七変化 辻斬り牡丹
"若紫" ヒカルが地球にいたころ……3
昨日は彼女も恋してた / 明日も彼女は恋してる
中二病でも恋がしたい! 1 / 2

新レーベルということで講談社率高く。しかもまだ全部読めてない。
今月はわりと安定してたかも。著名な作家さんは著名なりに、新人は新人らしく。新人開拓ってよっぽどの趣味だよなあと今さらながらに振り返らされました。あと出版社の波長がまた開いてきた印象。HJ、MF、一迅社は地雷覚悟で臨まないと。今となってはGAさえイージーモードに思えます。やっぱり何のかんのと角川安定ね。挿絵なくて手を出しづらいけどそれでもMW最強に思えてきたり。MFが角川になったことでこっちも改善されたらいいけど、カラーは残してもらわないと困るし、なかなか難しそうな。あ、講談社はいけてそうです。そのうち新潮とか岩波とかも参入してくるのかなあ。

といことで今月のお気に入りはキリカと中恋を。期待値という意味でも。どっちもアニメになりそうだし。あとは娘同心とかセクハラなんかもお薦めしてもいいか。全体的に作家名で判断していいと思います、はい。

アクセスはさすがに分母の違いでOptimusすげーなんだけど、そのOptimusに抜かれた黒パンを尻目にまたリリアさん返り咲き。リリアさんまじすげー。最近魔理沙のドールばかり愛でてたけど来年はもっとリリアさんも愛でたいと思います。

~
せっかく年末なので、今年のお気に入りも締めておこうかな。てことで10作選んでみました。ホントは分離させるべきだけど、メンドかったのですみません。

カレイドメイズシリーズ
スニーカーからはやっぱりこれを。萌えも笑いもドラマも設定もしっかりと練られているエンタテイメントです。しかしスニーカーの力の入れてなさは異常。このうさ彦の巣に足を踏み入れて同系の感性を感じた人はぜひ読んであげてください買ってあげてください一緒に応援しようよ。

パーフェクトフレンド
今年の1冊をどれか選べと言われたら多分これ。野崎まどはもっと売れていい。挿絵のあるレーベルだったらもっと売れたんだろうか。でも同レーベルのビブリアが大ヒットしてるしやっぱり最終的には挿絵なんかおまけなんだよな。

デート・ア・ライブシリーズ
笑いに比重をやや傾けてるけど、これもやっぱり王道的エンタテイメント。好みがはっきりしてますね。もちろん小説として最低限のストーリーや演出はあるべきだし、萌えだけでも笑いだけでもなくすべてが揃ってこそですよと。それでこそのラノベと思います。

ストライク・ザ・ブラッドシリーズ
どれだけ王道好きなのかと。まあ同様に。あと三雲氏自体の文章が好みです。すごくしっかりしてて。

ヒカルが地球にいたころ……シリーズ
そもそも元の源氏からして好きというのもあるし、青春してるところもよいし、それを上手くラノベに仕上げてると思います。まあ源氏効果ではあるのだけど。でも源氏がないと仮定しても普通に面白いと思う。式部さんはみんなのもの。

生徒会探偵キリカシリーズ
まさかと思うけど、シリーズ化確定してるよね?1って付いて2巻出さないとかありえない。年の瀬でまたお気に入りが1つ追加です。杉井光の名前に期待を持って今後も注目します。

魔法プログラマー@ウィズシリーズ
これもとても面白かったのだけど、続きが出なくて風化中。2巻出たらまた火が点ると思いますけどね。アレクシア女史くらいの刊行ペースになってくれないかなあ。訳者が忙しいのかしら。

誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。
この作品が面白かったというよりもおかゆ氏の実力に平伏したという方がより正確。もちろん作品も上出来でしたし。無条件で作家買いしていいレベルでした。

放課後あいどる
これもシリーズなんだかどうなんだか。早く2巻出ろー。待つの嫌ならさくら荘に手を出せってことなんですかね。

大奥のサクラシリーズ
これも作家さんの構成力がアタマ一つ抜き出ているのがくっきりしていて、単なるラノベと位置付けるわけにはいかないなと。年明けすぐに2巻読もう。

大体このあたり。
次点でアレクシア女史アバタールチューナー約束の方舟テンプテーション・クラウン東雲侑子、それがるうるの支配魔術、アイドライジング!、他たくさん。
思ったよりもラノベも面白かったです。まあグインに四半世紀付き合ってきたことを思えば。やっぱり終わりの見えない話にどこまで付き合うかってのは難しい問題だなあ。少年マンガとか付いてけない。

次点とは別にお気楽系も押さえておきたいねーと。
中二病だけど恋がしたい!シリーズ、俺の彼女と幼馴染が修羅場すぎるシリーズはたらく魔王さま!シリーズ魔王なあの娘と村人Aシリーズ魔王っぽいの!、etc、このあたりのほのぼの作品も。この路線としては笑わない猫やはまちのが売れてる気がするけど、猫は去年からの作品だし、とにかくどちらも失速してるよなーと。まあアニメでブヒというニッチを狙える路線なので、というかアニオタの主戦場に近い部分なので収益が計算しやすいはず。乗れる船には乗っとけ的に。

今年読んだ本を足してみたら280冊ほど。小説以外足したら300確実に超えるなあ。金額だと20万円くらいか。安い趣味といえば安い趣味かな。本気のアケゲ換算なら2か月分にもならないし、エロゲ換算でも4、5ヵ月分くらいか。もうしばらくはこっちの畑で過ごしてみようと思います。きっと来年も楽しいよ。

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