« やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 3 | トップページ | 今月のまとめ(H23/11) »

2011年11月30日 (水)

誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。

電撃文庫 おかゆまさき著

2冊目のおかゆまさき氏。媚びているようにみせかけて、その実、地に足の付いた王道的ラブコメ作品でした。普通に映画として観たいくらい。ハリウッドでやれ。いあ本当は日本人で見たいけど、演技力足りてる最近の若い役者さんがまったく思い浮かばないので。

親戚のメイドカフェで働く鬼委員長未翠さんの正体にふとしたことで気付いてしまった浮原くん。バレてしまってはカフェではもう働けない、でもメイドやらないと気持ちが持たないからご主人様になれという宇宙開発的な思考からお話が始まるのだけど、そこから2人の共有時間が育まれてあらあらうふふな展開。
メイドとしてのハイテンションと委員長としてのハイテンションの切り替えがメリハリ効いてるし、2人の信頼が築かれる過程も上手く描写、それをラノベテイストに見えるように上手く料理してあるのだけどあまりに高レベルなカモフラージュで、読み終わるまで王道ラブコメだと気付けませんでした。後味でやっと材料に気付いたような感覚とでもいうか。

ラストへの収束も綺麗にまとまっていて、お嬢様ばりのある種のわがままで行為がエスカレートしてってどうしようもなくバレてしまう流れも、その後の透の男らしいフォローとか、何この青春ぷりは。タイトルのバカっぽさとキャッチーなつかみを修正しろよと言いたくなります。でもその軟派に見せかけてる部分までが計算づくなので、非常に小憎らしい限りで。

さらにあとがきに書かれてるエピソード。その神隊長、もっと世界のドキュメンタリーで特集されろ。いもうとって世界共通言語なのか。軍隊まとめるのにまで有効とか。
そこまで含めて最高の読後感でした。ただの勢いだけの作家さんじゃないんですね。認識を改めました。

やっぱりドクロちゃんもアニメだけでなく原作読まなきゃいけないなー。そのうち時間作ろ。

« やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 3 | トップページ | 今月のまとめ(H23/11) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/572742/53373470

この記事へのトラックバック一覧です: 誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。:

« やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 3 | トップページ | 今月のまとめ(H23/11) »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31