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2011年11月17日 (木)

耳鳴坂妖異日誌 手のひらに物の怪 / となりにヴァンパイア / あかつきにゴースト

スニーカー文庫 湖山真著

カレイドメイズのルーツを探りに。面白いよね、カレイドメイズ。

まず。売ってません。古いといっても2年前。メジャーレーベルでも半年もすればよっぽど売れてる作品以外は置いてない本屋がほとんどと思えば、近年ラノベが売れてるといってもたかが知れてますね。コミックはどう見ても売れてない紙焼けした年季物が置いてあったりするのに。

で、結局amazonで購入。いつものことながらamazonすげーな。

パンピーだった主人公草太が文車妖妃ミコトにまとわり憑かれて、耳鳴坂と関わっていくお話。妖異には妖異のセカイがあるんですよ、と。そして話が進むにつれて草太も実は。

この作者さんはやっぱり王道好きって印象。題材に多少和風テイストミックスして、でも伝承だけじゃなく現代で妖異配置するならこう、みたいな作者なりの科学がちょっとしたこだわりとして見えるというか作風が伝わってきます。こないだ読んだあやかしマニアックスとの違いをそんなところで感じ。

若さを溢れさせて頑張っちゃう草太を、普通は応援して読むべきところ、若くないのでそんな気になれなかったのが読者としてちと失敗でした。すぐにヒルダをどうとか退魔嫌とか腕差し出すとか言っちゃうくらいホント青臭い子なので、ちょっと感情移入しづらい子なんだもの。刹里やミコトも同様。そういう気分の日に読めたらよかったんだろうけど。
そのヒルダの悲劇とか吸血鬼を助けたりとかあがく刹里とかそれぞれのドラマは全部、草太の出自への伏線で。だからこその主人公なのだけど、やっぱり主人公として青臭さ以外の何かが欲しかったなとは思ってしまったり。
色々としこりがないでもないけど、でもま、規模的にはそれほどでもないので政治的に納得させることが一応可能な収斂展開。刹里の7世代次のこととかもスルーしてるけどやっぱ食うよね。てか、軽い契約ですね。コメディだから?あんまりコメディ色強くないけど。

真ヒロインはハチでした。異論は認める。

初々しさというか試行錯誤の見える、実にデビュー作だなと思わず納得してしまうラノベでした。これが肥やしになって今のカレイドメイズがあるわけですね。いい成長してきてると思います。まだ2年ですしね。
うさ彦さんは湖山真氏を応援しています。

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