« らぶバト!俺が指輪でハメられて!? | トップページ | なれる!SE 5 ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア »

2011年9月13日 (火)

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)

このライトノベルがすごい!文庫 谷春慶著

第2回このラノ大賞受賞作。サイコラブコメとでもいえばいいか。この方面でお話としてそれなりにまとまってたのは初めてだったかも。結構新鮮気分で読めました。このラノ文庫も実は初めて。

ビョーキというより本当に病気な主人公、望月砕月。望みを砕くってすごい名前だな。Planar ChaosのDash Hopesを彷彿とさせます。黒信者のおれ歓喜。この作品に合ってる名前だし、少なくとも音相や語呂重視による意味不明な当て字より好感度高し。
この子が女の子を見ると無意識に口説く発作で世界がかき回され。去年からとかく話題になったウッズや大島優子の病気みたいな。相関関係以前に環境がおかしいのをどうにかした方がいいよ。主人公らしくデバッガとしての能力を持っているものの、バグが次々生まれてるのはこいつのせいだろうと。マッチポンプめ。
タマにペシミスト扱いされてるけど、砕月自体は悲観主義というよりもニヒリストかなあ。死ぬ死ぬ言うのは病気の流れの上でだし、破滅を望んでるというよりもむしろ楽観の上で死んでもいいや的スタンスじゃないかと。というか死ぬつもりもなく話術でそこから将来をどうしようかの基準で動いてるし。陰惨な過去がそうさせるというエグさを表現したいのだろうけど、あの過去からねじれることはあるとしてもむしろまっとうに育ったと思うし、そもそもこの発作にはつながらないでしょう。何かにつけて小難しい主人公だな。

あんまりメインヒロインの様相を見せないけどおそらくヒロインの柱であろうタマ。空から降ってくる系人外のウィザード。デバッガの力を借りてバグを狩るのだけど、ほとんどゲーセンで遊んでたりチクチクと砕月にイヤミ言ってるシーンばかりで、物語的には必須なのにポジション的にずいぶんと役立たずな印象。お前は修羅場を作り出すためだけにいるのかと。たしかにその修羅場こそが作品の軸といえば軸ですけどね。
タマがそんなちょっとポジション的に女の子でないキャラなので、元カノの2人が重要なポジション。巨乳先輩と美少女同級生。冒頭で一度は結末を迎えつつも、感情が器から溢れんばかりというか溢れまくってて、泳げないのにプールに行っちゃういじましさといい、監禁して首輪なんて壊れっぷりといい、どっちもヤンデレかわいい。ホント、防御薄いね。砕月に騙されるよ、そりゃ。
バグのハピ子やブリュンヒルデもわりにいい扱い。死ぬと美化される法則。紅葉姫だけはあんまり相手にされてなかったな。可哀想に。星熊勇儀方面できっと需要あったよ華のさかづき。
ついでに幼馴染同級生と義妹義母も。幼馴染はまあ軸足ブレてないし、家庭環境も2巻以降で語られることになるのでしょう。結構宗助もキーになってきそうで、二次元住人であるところのそれがふんだんに発揮されるとよいなあ。

つくづくラノベというプラットフォームがもったいない作品でした。充分面白かったけど、やっぱり魅力を目一杯引き出すためにはエロゲであるべき。個別ルート必須です。

« らぶバト!俺が指輪でハメられて!? | トップページ | なれる!SE 5 ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/572742/52721857

この記事へのトラックバック一覧です: モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣):

« らぶバト!俺が指輪でハメられて!? | トップページ | なれる!SE 5 ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31