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2011年9月 1日 (木)

"夕顔" ヒカルが地球にいた頃……2

ファミ通文庫 野村美月著

待ちわびていた頭中将がついに登場。てことで、玉蔓の母ちゃんのお話です。この作品で玉蔓がどう扱われるか、今からそわそわです。さすがに娘はなさそうなので妹分的なそれかなぁ。あるいは母ちゃん再婚で再登場時に名前変わって出戻りとかも考えられるか。と、先が楽しみではあるのだけど、なぜか先行して近江だけゴシップ担当として既に登場ってのはいったい。玉蔓と一緒に出そうよ。それにちょっと暗躍しすぎ感が。もっとアホの子のが近江のイメージに合ってるのに。

ということで始まりました、左大臣家編。

頭中将モチーフの頭条先輩。何だかムダに凛々しい。作中では葵とは再従姉妹になった模様。てことは左大臣どうなる?ともあれ、夕雨を捨てた風の展開は元をリスペクトされていてちょっとキます。しかし意地悪そうで実は愛に溢れてるとか、キザったらしいなあ。葵溺愛っぷりはラノベ風アレンジでスパイス効いててちょっと可愛いです。ヒカルとの関係が深いだけに、今後の活躍も期待して応援したくなりますね。

夕顔モチーフの夕雨。現代風にすると引きこもり扱いになるのは仕方ないか。特に何するでもなく救いを待つだけの子ってところはこちらも原作リスペクトでいい感じ。
引きこもるにあたって、いじめの背景とか怨霊とか、学校に渦巻く負の感情が非常に上手く表現されているなあと。怨念を怪物として概念化して怖れるその感覚って、実際にこういう経緯で怨霊として認識されるんじゃなかろうか。その怨霊は六条御息所でなく夕雨に転嫁されてちょっとアレンジ入ってるけど、夕顔の見せ場なので怨霊ネタは外せないですよね。わかってらっしゃる。

てな具合で、いじめ解決とかヒカルと頭条の関係とか1巻以上にストーリーがよく練られていて、今回も面白く読めました。ヒカルは人のつながりを明確にしてくれるというポジション的な部分以外では実に役に立ってくれなかったけど、是光は相変わらずいい子ぶり発揮で夕雨を救っちゃうわけですね。やきもきしますね、ぱーぷる姫さん。やっぱり裏ヒロインだなあ。
しかしヒカルはいじめっ子の女の子たちをフォローするくらいの言葉を残せなかったのかなあ。作品的に彼女らを救ってやれるのはキミだけでしょう。見せ場手放しちゃダメですよ。

ということでやっぱり葵はただの前座だったようですね。不憫な子。

次巻は若紫。原理主義的には9歳でも5歳ほどに見えるわけですねきっと。女児になるか幼女になるか、さて。
一応正順のようなので、すると4巻で時代錯誤のブスってことですか。がんばれ是光(笑

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