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2011年8月 3日 (水)

これからの正義の話をしよっ☆

一迅社文庫 早矢塚かつや著

1年前に来日して流行ってたサンデル教授のそれがモチーフか。元を読んでないので細かい話はわからないけど、有名な例題っぽいのをちりばめてたので多分そうなんでしょう。
もしドラじゃないけど、中高生向けにそういうテーマを読んでもらおうという趣旨でこれを企画したのならそれはそれで正しいマーケティングかと。少なくとももしドラよりよっぽど小説として面白く読めます。パロディだけじゃなくちゃんと正式にタイアップしてよかったんじゃ。

剣司16歳。あんまり特徴ない。2人のヒロインにたまたま目を付けられただけの子。強いていえば巻き込まれやすい体質みたいなところがある、その程度の能力。妹想いの家族想いでいい子と思えば。でも正義っていうとちょっと重いね。作中で正義の価値を高くないようにしてるけど、中身はともかく言葉の重さってあるしね。主人公のポジションは一応それにピッタリではあり。上手くバランス取ってますね。
一人称ボクでマントで自称正義の、もうどこからつっこめっていうんだかわからない祈里。メインヒロインとして頂くには微妙もいいところ。絵的にも。主人公以外の男を寄り付かせないためだけにそんな変なキャラにしたのかってくらいに浮いてる。結果として男っ気ないけど、だから何だというか。体目当てならアリか。とりあえず正義は許すから、ボクとマントは直せ。
対するパーフェクトお嬢様つばさ。でもあんまりパーフェクトじゃない。激情の発揮の仕方が明後日すぎる。お嬢様や姫のカテゴリに一応入るけど、用法1と用法2の間に存在している微妙なポジションのお方。結局設定でお嬢様とサブリミナルされてるだけで、中身が伴ってないからそういう感想しか持てず。ここら辺は表現力の研磨をお願いします、作者様。

バレンタインネタを真夏に読むのがきっとクールなんです。まあテーマが大事なのであってストーリーはどうでもいいような作品ですが。そんな感じで中高生がこれからの正義をどうするか考えるタネにすればいいんじゃないかと。大人はとっくにこの程度の判断はできてなきゃいけません。
その上で、うさ彦さんは仙道さんをチョイスしたいと思います。ビアンカとフローラとデボラで誰を選ぶかと問われたら、畳と嫁は新しいのに限るってことですね。

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