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2011年6月27日 (月)

テンプテーション・クラウン2

スーパーダッシュ文庫 雪野静著

待望の2巻です。1巻面白かったので楽しみにしてましたが、2巻も面白かったです。個人的にスーパーダッシュの看板。世間的には今はベン・トーだろうけど。

ことごとく学園ハーレム物らしい設定なのにそれという匂いが非常に薄く、今回も学園祭までやってるにも係わらず、媚びてる感じがまったくないところがこの作品のいいところ。
メインの王冠3人はもちろん、ミスコンの話からアキトの想い人である萌恵の好きな人がどうとか、幼馴染の瑞穂が兄さんと婚約していながら強調して一途なんだと思わせぶりに話題が散ってるとか、普通ならありきたりにキャッキャうふふな展開になってもおかしくないところ、そんな安易な流れに持っていかずにキャラ間の間合いを上手くコントロールしてるところが素晴らしいです。逆にミスコンとは何だったのかという面もあるけど、どうせ王冠以外はすみっこヒロインです。
ともかく彼女らはアキトを好きでいる共通項以外は各々の立ち位置を守って行動してるし、それがきっちりキャラ分けされてるので王冠たちがみんな魅力的で生きてるのがつらい以下略。ラースはイビツだし彩姫も強気でひねくれてるし、何よりルヴィかわいいよルヴィ。

ところでルヴィは能力失くしてもゼファの効果対象なのか。今巻さすがにゼファの出番少なすぎてどう解釈したものか判断付きかね。やっぱりゼファの能力関係なしに惚れてると理解すべきかな。傍目にはアキトは正直者であることと兄ちゃんの七光り以外何の取り柄もないので、ルヴィみたいないい子はもったいないのだけど。

そして世界の王冠は女の子ばかりですか。そこは微妙に都合よすぎるかなとは思ったり。新キャラの王冠お姉さんも定番のギャップ萌えさんで、これもまたそれはそれでいいんだけど、今回は王冠同士のお話に終始してアキトとゼファがあまりに仕事なさすぎてさっぱりテンプテーションしてなかったので、女の子である必然はなかったんじゃないかなとか。仮に男の王冠に対しても能力効いてもいいんじゃないか。ますますセカイが広がりますよ。作り方失敗すると一気につまんなくなりそうだけど。ま、それはそれとしても普通に他の男キャラは出てきてほしかったり。兄ちゃんが出てくるのは先になりそうだし。

とまあ今回ゼファの出番は少なかったけど、脳内での会話の謎がちょっとだけ触れられていたところが気になってまた続きを期待させてくれます。能力は意思を持つ。うーん、そういう展開か。アキト、能力ランク低かろうともやっぱりアタリ引いてるね。

バトルもあったけど1巻みたいな超常物でなく水面下で寝技を駆使した戦いが主になってたあたりはちょっと上向き。作品としてちょっと地味になるかもしれないけど心理描写さえ上手くできてればそんなのは些細なことです。緊張感はよかったので、あとは丁寧に描かれていればなーと。それぞれの能力をもうちょっとわかりやすく分解してほしいところです。相変わらず王冠の能力が巨大すぎてどうにも把握しづらいです。それでこそ王冠なんだろうけど。
この作品でもっとも心くすぐられる肝は、各々のキャラが微妙な心算で間合いを測りながら水面下で勢力や恋愛を戦ってる感覚のそれだと思うのです。普通と違うステージで女の子同士のぶつかりあう緊張感、面白いです。アキトはもっとそれに対してレスポンス見せるべき。あとそれに関連して、力関係とか相関図をオフィシャルで書いてくれないかなーとか希望してみたり。

今後も期待のシリーズです。次巻も面白くなりますように。

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