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2011年6月30日 (木)

"葵" ヒカルが地球にいたころ……1

ファミ通文庫 野村美月著

売れっ子作家さんだけど初読。でもせっかく偏見なしで読める1冊目が、源氏モチーフなゴーストみたいな作品てのは失敗かもしれないなとは思わないでもなく。しかしまあ女性的な文章表現ですね。人によって好き嫌い出るのは仕方ないかな。ええまあ嫌いな人が手近にいましたとさ。

心優しいけど目つき悪くて誤解されまくりのありがち主人公是光。に誑し属性の幽霊装着。モチーフ的には幽霊が本体だけど、是光くんはヒネてはいてもいい子なのでやっぱり主人公でした。よくこんな誑しのお願いなんか聞いてあげるね。本当に成仏させたかったんだろうな。するわけないのに。いい子すぎるにもほどがある。さすが惟光、主人想いのいいやつだな。

ヒロインはタイトル直球で葵。多分シリーズずっとこの方式かな。
元からして藤壺と紫を持ち上げるために存在していたような不遇なかませ犬ポジションですが、このシリーズでも前座担当なわけですね、可哀想に。でも藤壺不在の桐壺でトップバッター任命ならそれはそれで優遇されてるんだと都合のいい解釈もできますね。ヒロインランキングの上位常連で日本最古のツンデレでもある葵の上、それはもうすこぶる可愛いのですよ。だって四半世紀の昔からうさ彦さんは葵派を貫き通しているのです。でもお姫様派なだけでツンデレ派でないことは繰り返し念押し主張しておきます。
そしてこちらの左乙女葵さんもまた、よくまあツンデレの系譜を受け継いでますね可愛いですねペロペロ。ついでに頭中将や左大臣も出せばいいのに。いいあんちゃんたちだよ。しかし思い出すほどに家族ぐるみでかませ犬の血筋だな。

ま、モチーフはあくまでもモチーフ。初っ端に死ぬのは桐壺更衣ではなくヒカル。てか桐壺いないし。なぜか葬式から幽霊から巻き込まれて、いらん苦労しながら7つのプレゼントをヒカルの代わりにがんばる是光。自分のためにがんばってるならわからなくもないけど、ヒカルのためにってのはなあ。やっぱここまでしないよ。でもヒカルはともかく葵はちょっと素直でないにせよいい子だからがんばるといいことあるよ多分。ほら、キスしちゃえばよかったのに。昔からよく言うじゃない、失恋したての女は落としやすいって、ねえ。もちろん是光くんはそんなことしないいい子ですけど。
それにしても朝ちゃんは何者なのか。ヒカルの事故の真相も。謎が解明したらタイトル的にそのうち地球脱出するでしょ?

あとはぱーぷる姫式部さんがただの語り部で終わるのか、真のヒロインに成り上がるのか。とりあえずそのペンネームはセンスいいよ可愛いよ。

全部なぞるわけにもいかないだろうけど主要どころはシリーズ化されそうな気がするので、とりあえず葵と朧と玉蔓がメインの巻くらいは読もうと思います。
ところであとがきで言ってた源氏以外のモチーフって何だろう。それはちょっと気になったり。

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