« ジュエルガール 偽りの恋と炎のキス | トップページ | カナクのキセキ2 »

2011年5月19日 (木)

雨の日のアイリス

電撃文庫 松山剛著

1P目で作者自らネタバレ全開。お涙頂戴か。まあ好きなんでいいですけど。この文章からは駄作臭はそれほど匂ってきませんし。

序盤は博士愛をこれでもかというくらいに。そんなロボは萌えです。僕っ娘ロボ・アイリスとアンヴレラ博士の幸せっぷりをまずは存分に堪能。ところでこの作品では僕はやつがれと読むのだろうと勝手に想像してます。なぜかそんなイメージ。
2人の世界は幸せに満ちているのだけど、子供にいじめられたりニュースでの扱いから、微妙にロボがこの世界で受け入れられてない空気やらを感じつつ。ロボアレルギー持ちが権利主張激しい段階の時代のお話なのかなと。それにしても今でも耳にアンテナって符号は安定なのか。

中盤は急転直下のどん底人生。陰謀でもあったんじゃないかと勘ぐりたくなる拙速処理でスクラップボディに身を落とし。メモリ消えてからも痣までフラッシュバック表現する超高性能ボディはどう考えてもスクラップ行きにならんだろうと思うのだけど、この世界はどうもみんな性能無関係にロボに対して冷たいようなので。金にするとかでもなかったし。このリサイクル業者はパーツに興味ないのか。
それでもそこには新しい出会いが。リリス&ボルコフと絵本を通じて友情育み。不幸との対比で、こういう小さくてもあったかい灯火というのは非常に大事です。

そんな小さな幸せまで壊しにかかる波乱の運命。使い捨てロボの扱いなんてポイですよ。そんな地獄から脱出計画というほど計画性もない行き当たりばったりクライマックス脱出行。仲間たちがどんどん脱落していくとか、もうどこまでお約束詰め込んでるんだ。

そして脱出した先は。衝撃の結末はどうぞ読むといいですよ。

テンプレートな作品だけど、やっぱりお約束は強いです。お涙頂戴かくあるべし。

あとがきは先に読まないのが吉。この1文は本編以上に重いですよ、ねえ?

« ジュエルガール 偽りの恋と炎のキス | トップページ | カナクのキセキ2 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/572742/51716775

この記事へのトラックバック一覧です: 雨の日のアイリス:

« ジュエルガール 偽りの恋と炎のキス | トップページ | カナクのキセキ2 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30