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2011年5月26日 (木)

こうして彼は屋上を燃やすことにした

ガガガ文庫 カミツキレイニー著

オズになぞらえて青春ドラマしてみる。青春なんだけど、もやもやが解消されない作品でした。

事なかれ主義の学校を箱庭にしてるところは胡散臭くていい感じ。もみ消すにしたっても、公式発表はしなくたって近隣の噂くらいにはなるもんじゃないの。最悪な学校ですね。もちろん褒め言葉です。

死ぬために屋上行ったつもりが、過去にそんな舞台に翻弄された3人と関わることになって、よくわからないけど彼らを脱皮させようとがんばるお人好し主人公ドロシー。ライオンに勇気、カカシに脳みそ、ブリキに心を気付かせて、さあカンザスに帰ろうよ。

ドロシーたちは納得してるんだろうけど、オズ(?)はまったく救われてないし、セカイは野放図のままだし、自己完結にもほどがある。結局チクったの誰よ先生は赤ザルは、今カノとばっちりじゃね以下略。カタルシスが埋められないのですよ。落ち着くべく落としどころに着地してなあなあでそのまま続くセカイ。小夏エンドでちょっとだけポジティブに見えつつも、このままじゃ小夏も波に飲み込まれるだけですよ。
という不満足感をフォローするかのように、あとがきでの先生死亡ルート示唆。思ったなら書こうよ。せっかくいい感じに胡散臭い舞台だったのに胡散臭いだけで終わらせちゃうなんてもったいない。

そしていつものように、大して重要なことでもないのにこの手のタイトルが付けられることによる不満。もっとストレートにオズっぽくしていいのに。

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