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2011年5月11日 (水)

小説家の作り方

メディアワークス文庫 野崎まど著

上手いなあ。まだ2冊しか読んでないけど、野崎まどワールドの確立ぷりたるや。ミステリ特有の裏切られた感が鋭さよりも優しさとかあたたかさを感じるところが何とも心地よかったり。残りの初期2冊も近いうちに読みたいところです。

主人公、若手物書き物実さん。月並みにイメージするなら本人がモデルかもしれないと思わないでもないけど、これは多分違うかな。野崎まど氏はもっと変な人のような気がする。でもキャラ作りだけは光ってるとか、それっぽい要素はあったり。
初めてもらったファンレターが女性からとか舞い上がりますよね。よくわかります。初めてじゃなくても女性からならきっと舞い上がります。男からだって。いっそ苦情でも。少なくとも自分はそうでした。まあ冷静でいられることはないかなと。

ヒロイン、謎のお嬢様紫さん。アイデアだけあるので小説にするためにどうすればいいか主人公に教えを請いにくる。それでタイトルのそれと。
そして、可愛い。ラノベだけど挿絵がないので、自由に想像できる余地があるのがメディアワークス文庫のいいところ。ただし、つまらない小説だった場合に補正もできない諸刃の剣。それともマイナス補正がなくなるからいいのか。ちょっとラノベ色は弱くなるけど。でも、うん、可愛い。外見も中身も。ラストの可愛さはかなりキてる。だからこそのラノベ。
それにしても5万冊読破とは。コミックスでさえきびしいノルマ。小説なら1万冊でもちょっときびしい気がする。30年はかかりそうです。ま、そんな特異なヒロインで。

他キャラはほどほどに。茶水はエリート院生らしい活躍見せるし、在原さんもおいしい場面あったけど、誌作子さんは最初いい感じなのが途中から疎外感。ちょっと残念。そして挿絵がないのがやっぱり残念かも。

展開はミステリのわりに素直で、やっぱり野崎まどライクにラストはそこに帰結するのか。それがハートフルなのですね。
とりあえずソフトクリームのくだりは気になります。これは学習というだけで済むものなんだろうか。そういえば喫茶店でもどうしてたんだろう。色々と謎は残り。でもま、きっとそんなのはささいなこと。十分面白かったというか、むらさきさんの可愛さは伝わりました。それで満足です。

まったく関係ないけどまたここでフレーム問題とかいわれて触発されるのです。カルネージONLINE出してください、アートディンクさん。

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