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2011年4月11日 (月)

それがるうるの支配魔術

角川スニーカー文庫 土屋つかさ著

晶いらねー。マジいらねー。序盤、これだけで入り込むのに苦労しました。今の時代、幼馴染はハズレポジションだし、何かしらの要素を別で持ってないと対立軸にもなれないのは仕方ないけど、これは負け確定フラグをさらに付け足しただけだろうと。変な口調付けるにしてももうちょっと練ってください。

その序盤を越えて単純に異能メインのお話に移行してくれたあとはわりと読めたり。能力がシンプルなのでわかりやすいです。それをベースに15歳らしいやりとりを繰り広げる様は、実にラノベ。別に学園物じゃなくてもいいと思うんですけどね。ま、ラノベだし。

様々なルールを見破る機知を持ちながらもそれは冷静なとき限定という条件付で、るうるの言葉はいつまで経っても理解できないし、帰宅部になりたがるようなゆるい性格のくせに相手に乗せられてやたらと負けず嫌い発揮してゲームに首つっこんだりする、実にテンプレ主人公のマルくん。正直いえば嫌いです。熱さと冷静さを同居させてるわけじゃなく単に流されるだけの両立主人公って何でこうも魅力ないんだろう。同じ二面性でも大違い。それはただの好みの話です。
るうるは変なコだけど、これまた色々とゆるいコなので、お察しのとおりです。るうるに限らずみんなそうか。このラインナップなら晶以外は誰でもこいです。

ただ、能力自体はシンプルなんだけど世界がシビアなので、お話は結構矛盾が多かったです。もうちょっとがんばってほしかったり。
まず、術者は常に複合的な魔術かけてるんだろうかという疑問。マルがディスペルする際にどうしてその術式を解くのでなく部分的に解く形になってるのか。術者は常に複数の術をかけてるということ?それは面倒だろうと。部分的解析じゃ術全体は解けないようなシステムにしか見えないからなあ。かといって魔術は疲れるみたいなことを言乃も言ってたし、複数かけてる説はきびしいかと思われます。
それから、後半の言乃がるうるのルールの外にいたこと。これ、作者も矛盾感じてないわけないと思うんですけど。見えないだけと理解している言乃は違和感ありまくりです。マル1人でつっこんだ方がお話の矛盾はなくせたはず。何で言乃連れてったかな。
整合性合わせるのが難しい設定だと思うけど、こういう世界なりに筋通してもらいたいところです。せっかく面白くなりそうな設定なのにな。

あと、イラストにつっこみたい。お箸であーんするところ。文章では右手で構えって書いてあるのに挿絵は左利き。絵のクオリティ以上に作品読まずに仕事してる姿勢が残念です。頼みますよ、さくらねこさん。

色々と惜しい感じでした。煮詰めれば相当面白くなりそうです。アニメ化とかもしするならそういう矛盾点は修正してもらいましょう。原作的には次巻に期待。いっそ1巻改訂版出してくれてもいいです。

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