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2011年4月20日 (水)

百合×薔薇 彼女の為の剣と、彼の為の乙女の園

集英社スーパーダッシュ文庫 伊藤ヒロ著

去年、アンチマジカル読んでから自分の中にラノベブームがきたことを思うと感慨深く。いあ別にそれがすごくよかったのでという意味ではなく、きっかけとして。去年の個人的ベストエロゲがクリトルリトルだったのでその流れです。

前作と変わらない作風で、より洗練された完成度でした。こっちのがより本格ラノベ大賞に向いてそうなくらい。
表面的にはマリみてパロディな百合の園と見せかけ導入部。その実、能力全開男の娘風味。厨二的ネーミングも施されてるし、設定的にはラノベの範疇。でもお笑いの要素が少ないからあんまりラノベっぽく思えないんだよなー。
町内一ストレスに弱いべにお様が、主張激しいしらゆきお姉様に振り回されて云々。能力のバランスが無双すぎることと女の子に囲まれてるのにハラハラドキドキ感が薄いことがちょっと物足りないけど、概ねよろしい展開のお話でしょう。
ヤヱ様よいです。いい仕事してるのに報われないポジションにいるところが特に。

でも実は内容よりもその構成に目を引かれます。読者にこう読み進んでほしいという意図がはっきりとわかる、これでもかというくらい親切設計な1冊でした。展開だけでなく、様々なカッコやリーダー、太字、アクセントを使い分けて読みやすさというか分かりやすさを重視した作りになっていたり、氏の真面目というか細やかな人柄がよく出てます。小説家以前に企画者というか設計者なんだなあ、この人。バクマン風にいえば天才型でなく計算型。ともすれば上から目線で嫌味にさえ感じる場合もありうる損なタイプだけど、それ以上に丁寧に仕上がってます。

あと、高見明夫氏は嫌いじゃないけどこの作品には合ってないかなーと。敢えて採用することで足りないお笑い要素を補おうとしたとかだろうか。気になる儀礼服も最後の1枚だけだったし。んー。

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