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2011年3月 9日 (水)

シャドウ・ネゴシエイター 神魔の交渉人

スニーカー文庫 みなみケント著

後書きによれば2人で書いてるそうな。目が行き届いてよろしいんじゃないでしょうか。意見の不一致が顕著にならない限りは。

とってもライトでした。うん、ライト。登場人物がみんなゴッド(ゴデス)ファッカーたちの子であるのに、その経緯についてはまったく触れてないところとか。
シナリオ本編よりも、世界がダブルで溢れてるそれはどういったシチュエーションでくっついたり孕んだりしてるのかの方がよっぽど気になります。多分世代的にまんべんなくいるだろうし、八百万とか今後どんどん増えることを考えても、現在進行形でこの世界はきっとアンモラルでインモラルな世界になってるはずなんです。正直、0巻をこそ読みたいです。

そんな設定の主人公とゆかいな仲間たちであれば、それはみんな勇者の血筋であって当然で。相手も同様ですが。だからシナリオでつまずくことなどあるはずもなく。つまずいてる描写があったとしてもそれはつまずいてないんです。血筋的に。このあたり、ラノベに限らないけど物語を作るうえでの難しさ。つまずかせるなら主人公にもうちょっと自信を持ってる部分を持たせて、そこを挫かせるように表現しないとつまずくことにならないんだよね。血筋的に。
その主人公の一番重要な長所は父神から譲り受けた外見らしいので、そこをコンプレックスにしちゃうとどこに自信を持たせるか中々に難しくなるか。やっぱり鍵は仲間ってことになるのかな。オーソドックスに。今のところ影の薄いヒロインたちの今後に期待しましょう。

そしてネゴの部分。タイトルにもなってる、交渉術、取引き、駆引き、そういった場面をもっと深く掘り下げていってほしいものです。1巻は小手調べ的なフィラちゃんだったので見せ場も弱く結果出ちゃったけど、そもそも魔害って人間と同じような価値観、思考ルーチンで動いてるんだろうか。そのうち対峙しそうなラ・ザ・ファムも俗っぽすぎるよね。神とか出すならもっと根底から考え方の違う反応見せてくれてもいいんじゃないかなと。そういう相手に対して今後どうネゴっていくのかが注目です。というか、そういう相手とネゴってくれなきゃこの作品に価値はないといえます。次巻以降に期待です。多分そういう相手は早くて5巻以降くらいだろうし、そこまで自分が持たずに読むのやめてる可能性は高いですが。

あと、これ、プラットフォームはエロゲでもよかったよね。回復手段の設定とかどう見てもそれはあれでしょうに。フミノちゃんがんばれ。轟助さんもふもふ。

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