« 逃走少女と契約しました。猫だけど。 | トップページ | クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅠ »

2011年3月13日 (日)

テンプテーション・クラウン

スーパーダッシュ文庫 雪野静著

まず媚びてないキャラ作りに好感。すごく魅力あるキャラというわけではないけど、それぞれその世界で自分のアイデンティティを持ってるんだなと思えるように作られてるところが特に。イラストもイメージに合ってていい感じです。世の中にはあんなに表紙詐欺があるというのに。

ゼファの目覚めから、背景説明を流しつつ、ルヴィ、彩姫に能力発動して絡まっていく展開まではわりと綺麗に進み。
王冠たちもすごいんだろうけど、主人公の能力いいですね。ロックブーケさんが七英雄最強なのと同様に、こういう能力はFランクだろうが最強になりえます。それだけで戦闘できなかろうがイニシアチブ。王冠級にしか効かないとはいっても、ちょうどそういう環境にいるわけだし。恵まれた環境とそれに最適化された能力。それはドラマになりますって。
そういう作品じゃないけどハレコメにも持っていけるし、ラノベ的に実用性高い能力です。でもコメディではなくてもハーレム要素はあるか。いいことづくめ。
という感じで、導入から前半まではとても面白かったです。

が、後半でバトル中心になってからの展開が理解不能。MTG的色分けにどことなく通じる組織ごとの立場の違いとかそういうのはまだいいんだけど、王冠たちの戦闘から先、もう何が何やらわかりません。バトルで役に立たない主人公だからというのもあるかも。それはバトルを中心にしちゃいけないんじゃないか。
そのわからなくなった展開を収めてくれたのはやっぱり主人公。というかゼファの能力。というかその能力に転んだラースの動き。でもおかげでさっきまでのバトルは何だったのかとやっぱりわからなくなってしまったり。どうにも理解できない頭の持ち主ですみません。

一人称視点を大事にしてるからなのか、他の選定者の悪魔が表現されてなかったのがちょっと気になりました。他の悪魔も知的だったり引きこもりだったり脳筋だったり色々いるかもしれないし、実はゼファだけが会話能力があるのかもしれないし、非常に気になる要素です。
次巻以降でバトルとはちょっと違う方向に進んでくれてそういったところも表現されてったらいいな。いっそハレコメになってもいいので。

« 逃走少女と契約しました。猫だけど。 | トップページ | クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅠ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/572742/51104869

この記事へのトラックバック一覧です: テンプテーション・クラウン:

« 逃走少女と契約しました。猫だけど。 | トップページ | クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅠ »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31