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2011年3月 7日 (月)

うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。

HJ文庫 空埜一樹著

初めて読む作家さん。ラノベ暦半年に満たないわけだし当然か。

普通に読ませればいいものをよほど注目してもらいたいのか【xxx】はいったい何なのか。ウザいなーと思いつつも、そこは受け入れるべき部分として読み進める。でも後半行くほどにだんだん重要度落ちるというかチョイスがおざなりになっていく感じで、書いてる本人も飽きてるとかどうでもよくなってきてるんじゃないかと思えるんですけど。あえてそのスタイルを採用する必要あったんだろうか。構想時には何か思うところもあったのかもしれないけど、テンション続かないならやらなくてもよかったんじゃないかな。

舞台もまたつかみどころのない設定で、超巨大学園というか、よくある箱庭。外界とシャットアウトするにはそういう無茶ぶりも必要か。
そして内容はとにかく小学生でも理解できるくらいにまで削ぎ落とすだけ削ぎ落としたシンプルな勧善懲悪スタイルと。
登場人物もみんな立ち位置はっきりしてるし、主人公迷いがないよ。よっぽど幼馴染が葛藤に苛まれてるよ。というかそれがなかったら幼馴染登場させた意味もないくらいに。例によって女の子比率は多いけどハーレムって感じじゃないもんね。
でもその幼馴染他女の子の感情の機微に疎くて、依頼人の挫折とか周囲の嫉妬の感情は理解できてる主人公って何かおかしくね?ここは筋が通らない。幼馴染の気持ちをわかってて無視するくらいのキャラでよかったと思います。こういう主人公なら。

幼馴染以外の取り巻きたちは今回まだ弱かったけど次巻以降で出番あるんでしょう。氷室会長は実力と存在感はあるけど君臨できるほどの結果出してるんだろうかと思わなくもなかったり。でもまだきっと片鱗だけなんだろうし。

何だかんだでシンプルに徹してるおかげで非常に読みやすいという。これはこれで1つのスタイルかなと。
どうあっても道を踏み外す展開になりえない、ある意味王道物語でした。

読み終えた後に謎が1つ。何でこのタイトル?ネーミングポリシー的に近頃の流れに乗っかってみましたってだけで、何の脈絡もないかと。

とりあえず2巻までは読んでみてもいいかも。3巻以降はさすがに読まないと思う。

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