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2011年3月31日 (木)

そして、誰もが嘘をつく

電撃文庫 水鏡希人著

和製洋風ファンタジーの上流階級風ライトミステリとか。世界観もストーリーもとてつもなくテンプレ。その方向性においてはとっても雰囲気出てます。変に深く描写するよりもテンプレな設定を表現できたほうがある意味正解なので、これはこれでよろしいんじゃないでしょうか。少なくともラノベユーザ層を拾うにはいい選択。ガチ西洋ファンタジーとか誰も求めてないそうです。先生曰く。

最初にアルファロメオのアナグラムとか出てきてそういうのがちりばめられた作品なのかなと思わせつつ、その後はさっぱりそんなことありませんでした。だったらそんな表現入れなくていいよ。もしくはただの誤植か。他にも微妙に誤植らしきものあったし。

魔法使いが素性隠して暗躍中に事件巻き込まれとかそんな感じに王道的進行で、キャラ紹介からロマンスもどき、事件発生、真相解明みたいな流れ。嫌いじゃないです。
タイトルどおりにたしかに、重いのから利己的なの、仕方なくとか、ホワイトライとか、もちろんどうでもいい嘘も含め、色んな嘘がキーワードになってるんだけど、もうちょっとタイトルひねれなかったのかなあ。この内容だとちょっとイメージ違います。でもテーマ自体はよろしいんじゃないでしょうか。

ブルーダイヤを軸としたグレーシーハイム家のリラ&お婆様が立ってるし、嘘というテーマでうまくミステリにまとめて話がブレたりはしないんだけど、その2人はいいとして他のキャラまで同様に筋が通り過ぎていてキャラの動きが単調なところが難点というか。だからこそお約束な王道なんだろうけど、この厚みの本ならもっと色々できたと思うのです。もったいない。
中でもティッカとエオノーラは不満足なので、ぜひ続編で活躍させてあげてください。

と、それなりによくできた作品だとは思うけど、何か面白みに欠けるよね。それは贅沢な要求なのか。十分面白いとは思いますよ。水戸黄門のような安定ぷりを求めるのであれば。

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コメント

>最初にアルファロメオのアナグラム
わたしも読みました
他にもありましたよ? 登場人物の名前は映画をもじったりしてるようですしね

ご来訪ありがとうございます。
ゲルシャールとかルパンにおりましたね。もう四半世紀も前の記憶なので、すっかり頭から抜け落ちてました。ご指摘ありがとうございます。友人曰く60億分の下から5万番目くらいに記憶力悪いといわれる自分です。
そして作者様ごめんなさい(´・ω・`)

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